●アブラハム・ルベルスキーは、文字や記号・イコノグラフィーそして私的な
日記や手紙などからなる作品を生みだし続けている。
1992年からはじめられた “250,000 Works On Paper”という作
品は、今や30万枚をこえる膨大な量に至っているが、かれはこの一連の作
業を〈過去と未来そして“たった今”をつなぐ共働の場の創出〉と定義して
いる。
●このように加速度的に書き、また書きつづける姿をみるとき、言葉や文字そ
してサインやシンボルなどは、もはや本来の伝達手段としての意味を失い、
その行為の律動そのもののパワーを顕現させてしまうことに私達は気付かさ
れる。
INDEX GALLERY 岩野正英
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