言語と文字

ジャワ語(Jawa, Jawaese)

タトゥイーンの原住民ジャワ族の話す言語。ジャワ族は甲高い声で、かなり早口に話します。600万以上の伝達手段に通じている3POでもジャワ語はわからなかったようですので、銀河社会ではその存在価値はまったく認められていないものと推測できます。ただ、「ファントム・メナス」で3POはタトゥイーンで再生されていますから、多少はジャワ語を知っていても良いはずですが、本来のソフトウェアに組み込まれていない言語を学習する機能はないのか、あるいはジャワと接触する機会がなかったのでしょうか(小説ではアナキンがジャワと取り引きするのにいっしょについていきます)。

■ジャワ語の例

■ジャワ語の創造

小さくてちょこまかしていて、ちょっと卑屈でうっとうしい感じのジャワ族には、直接的ではありませんがやはり多少は日本人のイメージが重なっているようで、ジャワ語は当時のアメリカ人にとって日本語に聞こえるようにつくったという話もあります。たしかに、英語でいうところのアクセントに乏しく、一本調子で早口にまくしたてる、羽虫の音のようなジャワ語には、外国人から見た日本語のイメージが反映されているようにも思えます。「新たなる希望」公開後のインタビューでルーカスは、ジャワ語はベン・バートがアフリカのある言語を独習して、それを録音したものを早回しにしたと言っています。つまり、映画で使われているジャワの声はベン・バートのものなのです。また、ジャワ同士の会話の部分ではルーカスの事務所から2人ばかり引っぱってきて、台詞を読ませたそうです。具体的にアフリカの何語なのか、きちんと意味のある文章になっているのか、それとも適当に音をつなげただけなのか、ルーカスへのインタビューからはわかりません。ぜひともベン・バート本人に聞いてみたいものです。

■引用集

■日本語に聞こえるジャワ語

ルーカスへのインタビューからはジャワ語はアフリカのある言語が元になっているとのことですが、実際に映画のジャワ語を聞いてみると日本語に聞こえる部分も少なくありません。ただ、アフリカ諸語も日本語も一般的に音節構造が単純であり、お互い似た言葉が生じやすいということもありますので、一概に日本語が使われているとも言えません。


日本語の早口ことばが得意かも?

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Ver.1 1999.12.12
Ver.2 1999.12.26Ver.3 2000.3.5フォースのともにあらんことを
ベン・アンティリーズ