ポータブルカーナビ ミニゴリラ


画像はSANYOのサイトから拝借(^^;

ミニゴリラを買った。超自動後退モデルではない、サンヨーモデルだ。超自動後退モデルはピカピカした黒いプラスチック筐体が安っぽく感じて、サンヨーモデルを選んだ。

ロドスタにナビ。確かに便利なんだけど、シンプルに生活感を感じさせない非日常的スポーツカーを演出したい私は、ナビを常設するのは嫌だ。サーキットでナビ付けたまま走るものイヤだし。ロドスタに大袈裟な常設ナビを付ける事を躊躇っているヒトも多いと思う。

というわけで、私は今までCD-ROMのゴリラを使っていた。筑波に行く時にはコレを助手席に積んだ工具箱の上に搭載して走っていた。助手席なので見難いし、ダッシュボードに載せるとズルズル落ちてくるし、邪魔だし、イマイチだった。

銀プレッサでも同じCD−ROMゴリラを使っていたわけだが、普段は仕舞い込んでいた。必要な時だけ出してノンスリップシートを敷いてダッシュボードの上に置いて使っていた。

が、最近出てきたメモリーナビ。コレこそ真打だと思った。小さい、ドライブが無いので壊れ難い、必要にして十分な機能、これだよこれ。しかし、本命かと思われた「迷わん」は500mスケールが最広域で、それ以上の広域表示が出来ないという欠点とノースアップにして表示させた時の使い難さなどの欠点有った。そこに出てきたのが今回紹介のミニゴリラ。これは良い。素晴らしい。超自動後退で触ってみて、説明書要らずの操作性の良さや機能に感動。さらにワンセグTVも内蔵。私はTVはほとんど見ないのだが、ライフラインが壊滅した中越地震の時の唯一の情報源が車載TVだった事から、ワンセグ内蔵は安心感が有る。

そんなわけで、買ってみた。サンヨーモデルがイエローハットで59,800円。超自動後退モデルは同じ値段だったが、売り切れだった。

機能や使い勝手の紹介はこちらが詳しい。サイドブレーキ配線を殺す裏技(M2.6mmX10mmのネジ)も載っている。詳細な仕様はメーカのサイトに載っている。では、私はナニを紹介すれば良いのか?(^^; それは、よそには載ってないネタじゃなきゃ意味が無い。

07.04.12 追記:

上記で紹介しているサイトやメーカサイトに載っている一般的な製品情報に関する質問メールが多数有ります。お願いですから、一般的な製品情報やスペックなどは上記サイトで確認してください。サイドブレーキ端子の裏技も上記サイトに載ってます。外部アンテナ自作の件も載ってます。そちらを参照してください。


これだ。サンヨーでは用意されていない吸盤方式のステーを作製したのである。両面テープステーをダッシュボードに貼るのは絶対に嫌なモンでして...(^^; だって、普段外しておくとステーだけ残っちゃうのってカッコ悪いじゃん。外した時は跡形も無く外れて欲しいし、使う時はどんなクルマにも簡単に取り付け出来るようにしたいではないか。

ベースとして使ったのは迷わんBZN-200用のステーだ。取り付け部の形状はBZN-100用のステーの方がゴリラに似ているのだが、そのままでは使えない。形状的に加工するにはBZN-200用のステーの方が良い。品番はBZN-201だ。私はアマゾンで2,749円(送料無料)で買った。コレとゴリラのステーの一部を合体させる。


レッツノートのトラックボールで書いてみた。このステキな画像と現物を手にすれば誰でも簡単に改造出来るハズだ。隙間が開くのでM6mmのナットとワッシャを間に挟んで隙間を調整している。下側は両面テープで固定。通しボルトとナットで固定しているが、このボルトとナットはゴリラ用ステーから外したモノ。ちょっと長さが余るので余った分は切断した。これでほぼ違和感無く吸盤ステーが完成。

では実際にロドスタに取り付けてみよう。


フロントウインドに吸盤で貼る。実は違法行為らしい(笑)。ま、それを言ったらお守りとか吸盤で貼るのも違法だし、変なシールを貼るのも違法なんだけどね。とにかく、ガラスに貼る場合は自己責任でお願いします。


かなり運転席寄りに付けてみた。メータクラスタのすぐ隣って感じ。視認性はとても良い。


ドライバ目線だとこうだ。ちなみに画面に表示されているのは筑波サーキットだ。


インプレッサに付けてみた。吸盤で移動は自由自在。インプレッサではグローブボックス内にシガライタソケットを増設してあるので、配線もスッキリ。ロドスタでも増設しようかな?

もちろん取り外せば跡形も無くなるわけだし、普段は外しておけば良い。道が解らない遠くへ行く時だけ付ければ良いのだ。まさにロドスタに最適じゃないか! つか、私は銀プレッサだろうがなんだろうが、ナビってコレで十分だと思う。下らない子供騙しな多機能はまったく必要無い。バードビューだの3Dビューだの、私はまったく要らない。

一応、実際の画面を撮影してみた。目的地までのルートを検索すると、有料(高速)道路優先、一般道路優先、距離優先、の3種類のルートが検索され、全行程が見渡せる画面に3つのルートが表示される。その中から高速道路を選んだ。走行中に撮影するのは無理なので、シュミレーションモードで動作させて撮影した。


曲がるべき交差点が近づくと、右画面に交差点が拡大表示される。バーグラフ式に交差点までの距離が減算されていく。更に近づくと拡大表示画面の中に自車位置が表示される。この拡大画面はワンタッチでいつでも消せるし、消してしまってもすぐに呼び出せる。


通常走行画面。990m先を左折するとの表示が左上。右上は現在時刻。画面下は目的地までの距離と到着予測時刻、そして現在地の情報。私の好みで北を上にして表示させているが、方位磁石マークにタッチするとヘッドアップになると同時に自車位置がセンタよりちょっと下に表示される。ノースアップにすると自車位置はセンタになる。地図スケールのせっていは「100m」と表示されているボタンに触ると各スケールのボタンが現れ、任意のスケールに変更出来る。25mスケールから日本地図全体が見えるところまで。地図のスクロールは画面に触るだけでOKだ。


高速道路料金所を過ぎると、料金所の先をどちらに進むのか表示される。画面中央付近下側に有る「>>」マークをタッチすると右画面を消す事が出来る。


高速道路のジャンクションではリアルな画面が出る。ちなみに立体交差部分も含めて本当にリアルだ。


高速道路走行中。右画面に高速モードを設定すると、右画面にこの先のインタやサービスエリアまでの距離などの情報が表示される。道が単純な高速道路では次のインタやSAとかPAの情報が有り難い。とても便利な画面なのだが、残念ながらシュミレーションモードでは表示できなかった。

地図の見易さや、操作性、機能、検索機能、など、どれをとっても迷わんより上らしい(迷わんユーザの意見)。

CD-ROMゴリラから大きく進歩しているのは当然なのだが、自立航法を持たないポータブルナビなのに、トンネル内でも位置が更新されるのはビックリ。電源だけの接続なので車速センサは使ってない。GPS情報から得た車速ログから予測していると思われる。他に画面脇に隠された照度センサにより、トンネルなどで自動減光される。スモールランプや時刻連動型ではなく、照度連動型だ。実際の明るさに応じて切り替わるのでこれはかなり便利。

あ、そうそう、リルートがステキ。案内ルートから外れると、ナニも無かったかのように瞬時に別の道を選ぶ。リルートしますとかなんとか騒ぐわけでもなく、音も無く新たな道を前向きに選択する。元の道に戻そうとするのではなく、前進する方向に合わせて新たな道を選んでくれる。それはまるで、別の道を選びたいと言う私の意思を理解しているかのようで実に気持ち良かった。

検索情報はあまり多いとは言えないが、必要にして十分。もちろんCD-ROMの全国版よりは遥かに多くの細かい情報が入っている。迷わんでは出来ない電話番号検索も出来る。更に細かい検索は電話機のEZナビが有る。EZナビなら無限大の検索情報と渋滞やドライビ情報など、リアルタイム情報が得られる。私的にはミニゴリラ+EZナビで大満足である。

それでは、ついでにワンセグ画面も載せてみよう。


すごーく安定して受信出来る。アナログTVには戻れない。この画面が地震の時に有れば字幕も読めたのに。ワンセグはアナログと違って走行中でもまったく乱れない。ビシっと安定した画像が表示される。但し、動きの有る場面だと動くモノに圧縮ノイズが尾を引くような感じになる。JPEGのブロックノイズのような感じ。それにしてもアナログより遥かに綺麗で実用的だと思う。ワイド画面になっているが、4:3の放送を無理矢理16:9に伸ばしているわけではなく、ちゃんとワイド画面で放送されいてる。4:3の放送の場合、画面の両脇が黒く切れる。周囲の照度に応じて自動的に減光させる事も可能で、その減光の具合も調整出来る。

16:9ワイド放送になってるけど、放送ソース自体はアナログ4:3と共通なので、字幕がセンタに寄ってる。見切れてるんじゃないかと思うような余計な場面が両脇に映ってるのが違和感。画面は小さいが、字幕は十分に読める。 右上の時計表示は放送側ではなく、端末の機能で表示させている。


画面のどこかにタッチするとこの操作画面が瞬時に現れる。


チャンネルリスト。新潟ローカル放送局で申し訳ない(^^; 一応、フジ、アサヒ、日テレ、TBS、の系列は全部有ります(^^;


音声や字幕放送もちゃんと選べる。



番組表も出てきます。デジタルならでは。

ワンセグの感度や映り具合は私的にはかなり良いと思う。車載アナログTVに比べたら超高性能だと思う。でも私は緊急時意外はTVはほとんど見ないと思うんだけどね(^^;

ナビとしての機能とオマケのワンセグ、総合的には大満足だな。これだけの機能がシガライタに接続して電源を取って吸盤で貼り付けるだけでOKなのだ。ロドスタから銀プレッサ、またはヒトのクルマや会社のクルマでもバンバン使える。素晴らしいぞ。

ナビは欲しいけど大袈裟な常設ナビを付けたくないヒト、無駄に高価で無駄に多機能な子供騙しナビが嫌いなヒト、普段は外しておいて必要な時だけ付けたいヒト、サーキット走行などでナビなんか外したいヒト、複数のクルマに付け換えて使いたいヒト、こんなナビを心待ちにしていたヒトは多いハズ。ワンセグ無しモデルで実売5万円以下、ワンセグ付きで実売6万円以下、子供騙しな多機能ナビが十数万円からヘタすりゃ20万円オーバなことを考えたら、必要にして十分な機能とポータブルならでは便利さが5〜6万円なら買いだと私は思うのである。

次回は「迷わん」との比較レポートを予定してます!

# 迷わん vs ミニゴリラ アップしました(07.01.31)

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