Sr1のROM

Sr1のROMには何種類か存在するのはここに書いた通り。こいつらの詳細が解かってきた。

NA8C:
 BPF3-18-881:NA8C-100016〜304921
 BPF3-18-881-B:NA8C-304921〜

この内、BPF3-18-881の中に28ピンと32ピンがある。28ピンのモノはBPF3-1993タイプのROMが載っている。32ピンの極一部にBPJ1タイプのROMが入っている。32ピンでもBPF3-1993が載っているものがほとんどだ。BPF3-18-881-B はSr2ROMチューンのコーナーで書いたコイルが変更になりIGf信号が廃止されたタイプの車両に対応したECUだった。こいつにはBPF3-1994タイプのROMが載っている事が判明した。

問題はBPF3-18-881-BのECUだ。BPF3-18-881ならBPJ1でもBPF3でも問題無く動く。ROMの互換性が有るのだ。しかしBPF3-18-881-Bだけは他のECUとROMの互換性が無い。松田速度のECUはシールが剥がしてあるのでどのタイプなのが解からなかったがどうやらBPF3-18-881-Bがベースだったらしい。だから松田速度ECUに私のROMを載せても動かなかったって訳。ただし、このタイプのROMを前期のECUに載せた場合は動く。逆が駄目なのだ。

この881-BタイプのECUに入っているBPF3-1994タイプはROMの中身のアドレスとかが全然違う。マップやレブリミットなどの位置ももちろん違う。しかし基本的には同じロジックで動いているらしくて各種の重要な部分はすぐに解析できた。FireRoadsterに置いてあるExcelのエディッタはこのタイプには対応していないので注意して下さい。近いうちにこのタイプに対応させたMacroを作ります。

881-BタイプのECUが付いていた車の場合は、そのECUから吸い出したROMを32KB分に加工して28ピンROMに焼き込んで使うか、32ピンのROMを使ってROMチューンするしかないようだ。前期のECUをそのままECUごとこのタイプの車両に付けてもコイルが違うので動かない。素直に自分の車に付いていたECUを使ってROMチューンしましょう。

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