NA8C用トルセンLSD取付



私がAE86に載っていた当時はTRDやクスコのLSDを使っていましたがなかなか理想的な効き具合のセッティングが出せずに苦労しました。せっかく良いセッティングが出せてもタイヤの変更やデフ自体の変化などでセッティングが狂ってしまうのが悩みの種でした。この事からロドスタを買った時から機械式LSDは絶対に 嫌だと思っていました。そこでNA8C用のトルセンデフをそっくり移植してしまいました。これを使うとデフの耐久性が大幅にアップするのも大きな魅力です。(^^ )



1600と1800でデフキャリアが違うのはもちろんなんですが、ドライブシャフトも違います。更にプロペラシャフトも違う。1800用はドライブシャフト、プロペラシャフト共にフランジ部分がかなり太くなってます。要するに1800用デフ取付にはデフキャリアASSY、ドライブシャフト左右、プロペラシャフトのすべてを交換する必要があるって事です。以上の部品を用意すればボルトオンで付きます。

ちなみに新品部品で揃えると無茶苦茶に高いです。中古部品を探しましょう。NGPグループなどの様に全国ネットで探してくれる中古部品商に頼めば全部で10万円くらいで揃うと思います。機械式LSDを単体で買っても7万くらいしますしデフ単体の交換作業はシロートには無理ですので交換工賃が入って10万くらいになっちゃいますね。NA8CのデフキャリアASSYがあれば車庫や駐車場でボルトオン交換出来ますから工賃を浮かせられます。結局は機械式を新たに買うのとNA8Cのデフをそっくり付ける場合で価格的には同じようなもんかな?しかし、LSDとしての性能は断然トルセンの方が上です!Sタイヤを履いて低速フルターンをやるようなジムカーナなら機械式でイニシアルを上げた方が良いかも知れませんが、峠やサーキットではトルセンの方が良いと私は思います。加速するのもパワースライドするのも自由自在です。もちろん町中や駐車場の切り替えしなどでは異音が出ないし変なホイールスピンもしないトルセンの方が断然上!機械式はおせっかいな効き方をしますから常にLSDの存在を意識してないといけません。が、トルセンは本当に自然な効き方をしてくれます。加速したいときにはきとんと差動しながらもトラクションを稼いでくれます。スライドしたいときにはガッチリと差動制限してくれるのでガンガンパワースライド出来ます。まさに理想的な効き方をしてくれる上にメンテナンスフリー!素晴らしいではないですか!(^^)

そうそう、NA6CEの前期の物(91.8のマイナー前)はデフのリングギヤが割れてしまうという問題が有ります。高速走行中にリングギヤがバラバラに砕け散ってデフケースを突き破ったりします。後期のモデルは改良されているらしいです。前期の人はリングギヤ砕け散りの問題を解決するためにもNA8Cのデフを入れてしまうのが良いでしょう!

気になるファイナルギヤの違いに付いて書いてみましょう。NA6CEのファイナルギヤは4.3、NA8C Sr1のファイナルギヤは4.1、Sr2のファイナルは4.3です。4.3と4.1ではギヤ比が5%違います。つまり、同じ速度で比較すればエンジン回転数が5%違ってきますし、同じエンジン回転数なら速度が5%違うって事。私が付けたデフはSr1の4.1の物です。5%ギヤ比が違えば同じエンジン回転数で比較するなら後輪駆動力も5%違ってくる筈なのですが、実際には速度も変わっているためその違いは体感できません。むしろ各ギヤでの最高速度が5%高くなったこ事の方が大きく体感出来ます。例えば今まで1速7000回転で回っていたコーナーが1速6650rpmで回れるので立ち上がりがとても楽。今まで3速に入れて2秒くらいで2速に落としていたストレートエンドが2速のまま行ける。これは私がいつも走っているコースの話なのですけどね。コースによっては合わないでしょうね。でも1速がハイギヤになるのはありがたいです。更に私の場合レブリミットが8000回転まで上がってますから普通のNA6CEよりも15%くらい高い速度まで1速で行けるわけです。普通のロドスタが2速だと吹けない、1速だと吹けきっちゃうって言うようなコーナーを1速のパワースライドでガンガン走れちゃいます。がっはっは。



以下にNA8C用とNA6CE用のデフの外観の差を示します。左の小さいのが1600用 、右の巨大なのが1800用。大きさも重さもかなり違いす。


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