RCA杯3rdレポート
大会前:
7月ごろ、RCA杯3rdの開催予告を見る。
土日だから見に行けるかもなあと思う。
7/31ごろ、偶然YsK-与作さんを目撃。
さらに偶然が重なり、クラブキット2で一緒にプレイしてしまった。
これも何かの縁なので大会に行ってみようかなと思う。
この出来事について詳しくはにっきぺーじへ。
まだこの時点ではプレイヤーとして参加する気はナシ。
8/18ごろ、たまたまRCAページを見て事前参加申し込みの締め切りが今日であることに気づく。
超絶にレベルが高いRCAだし多少躊躇したけど、せっかくだからDDRシングルプレイのスコアアタックに参加登録した。
8/19
やるなら失礼のない程度のテクを見せねばと、練習開始。
一回戦の課題曲はアナザーパラノイアKCET。
まあ自分でもがんばればフルコンボできるレベル。
二回戦はマニアックストンプとノーマルゲタムー。
ゲタムーはともかくマニストンプが強敵。
例のズレポイントを一度も繋いだことがなかったし。
このころはまだ二回戦に行く可能性があると一応思っていた。
ゲーセンでとりあえず課題曲をプレイしてみた。
アナパラKCETはコンボ切れまくり。
そしてマニストンプをやったらまさかの閉門。
これはマジでヤバいと思った。万一予選一回戦で閉門したらどうするよ?
8/20
自分的には結構本気で予選の練習をした。
アナパラKCETをやりまくって、とりあえず3回に一回くらいは繋がるようになる。
某掲示板(RCA掲示板だったか)で言われる所の“2ndマジック”(連打中に他のパネルを踏んでいると
たまにBooが出てしまうというバグ的現象)に悩まされ、この曲が予選課題曲である意味に気づく。
結局アナパラKCETのベストはGREAT20。
マニストンプは例のズレがたまに繋がるようになったけどフルコンボはできず。
まったくの練習不足だったけど、もうどうしようもないと腹をくくった。
大会1日目(8/21)
当日の朝は「今日はこれから身体で勝負しに行くんだ!」という運動会の朝のような妙な高揚感があった。
午前10:30ころ会場の王子ZYXに到着。
既にDDRシングルとダブルのスコアアタック予選は始まっていた。
予選はいつでも好きなときにプレイできるという方式なので、とりあえず他の人のプレイを見た。
とにかくみんな上手くて、自分より下になりそうな人はめったにいない。
次々とGREAT10前後が出るので、こりゃかなり予選通過のボーダーは高そうだなと思う。
友達のyamくんが応援に来てくれそうだったのでとりあえず他人のプレイを見ながら待った。
11:00ごろyamくん到着。
もう待つ理由もなくなったので11:10くらいに予選プレイをした。
予選一回戦のアナパラKCET。
序盤は調子が良かったが、中盤のビジネス的3連打X3のところであっさりGood。
その後の同方向3連打を(2ndマジックではなく)単に踏み損なってMissを出してしまった。
結果はGREAT 31, GOOD 1, BOO 0, MISS 1。
自分としてもボロボロの出来でガッカリ。
しばらく後で一回戦通過者の発表があった。
一回戦通過のボーダーはGREAT35だった。もちろんGOOD以下は0の場合。
てなわけで結果は一回戦敗退。
GOODとMISSさえ出してなければ一回戦突破してたのに。
二回戦以降はギャラリーとして観戦した。
一回戦はギャラリーもみんな立っていて雑然とした中での予選進行だったが、
二回戦からはギャラリーが座り、全員に注目される中でのプレイとなった。
その二回戦が、本当にみんな上手いのなんの。
研究され尽くした足運び。
二人に一人くらいはマニストンプを繋いでくる。
自分との差はあまりに歴然。
もし自分がたまたま一回戦を突破していたらマニストンプでボロボロになって
大恥をかいていたことは必定。
いやあ二回戦に出てなくて良かった。
三回戦以降はあまりちゃんと見ていなかった。
いや、あまりに自分のレベルを超越していて、もはや
参考にならない水準のプレイだったので…
とりあえず連打の押し方(つまり2ndマジックの回避法)は注視していた。
連打時には踏まない方の足をきちんと鉄板の上に移動させている人がほとんど。
連打を両足を交互に使って踏んでいる人もいた。
いずれにせよ、上位陣は2ndマジック対策も万全。
まあ当たり前だけど。
途中経過は省略。ていうかよくわかりませんでした。
優勝はZOO氏。ZOO氏のテクは上位陣の中でも圧倒的だった模様。
ZOO氏の踏み方は自然体。
別に特殊な踏み方をするでもなく、力むでもなく、普通な感じで踏んでいました。
しかしそれがとてつもない正確さ。
不思議。
ドラムマニアの所に陣取ってうまい人のプレイをながめたりもした。
エクストリームセッション3曲で9000万とか、人外としか言い様のないプレイを目の当たりにした。
いろんなひとがいるもんだ。
大会2日目(8/22)
当日エントリーで beatmania 4thmix の大会に出ることにした。
別に自信ないけど面白そうなんで。
RCA杯のパフォ大会を横目に一回戦スタート。
一回戦の課題曲はBRAND NEW WORLD・DRUNK MONKY・JAZZ A PUMP UP。
やりました。
で、ボロボロ。光GREATどころかコンボ切れまくり。
軽〜く一回戦敗退でした。ていうかビリから二番目くらいだったと思う。
出直してきます。
これからはどの曲も極めていく方向で練習練習。
bm4th大会の残りはギャラリーとして観戦。
勝ち残る人たちは、とにかくどの曲も完成度が高い。
そしてGREATが光る光る。
途中は省略。
決勝戦。ギャラリーは30人くらい。
勝ち残ったのはOSAMさんともう一人。(もう一人の名前を忘れてしまった… 仮にAさんとしておきます^^;)
決まった課題曲はDRUNK MONKY、JAZZ A PUMP UP、LOGICAL DASH(1曲目は違ったかも)。
課題曲を一曲ずつ交互にプレイし、結果をポイントに換算してトータルで勝負。
課題曲一曲目はどちらも安定したプレイ。
両者の一曲目のポイントは僅差。沸き上がるギャラリー!
課題曲二曲目、オレみたいな素人の目にはどちらも凄く上手かった。
しかしポイント計算するとAさんの方が上。
ポイントで数十点ほどの差がついてしまった。
そして最後の課題曲、LOGICAL DASH。
先にAさんがプレイ。コンボは切れたものの安定したプレイ。
はた目にもOSAMさんにはかなりのプレッシャーがかかったと思われた。
そして最後のOSAMさんのLOGICAL DASH。
これが非常に安定したプレイ! ほとんどコンボで繋がった(全繋ぎだったかも)。
もしかしたらきわどい勝負になるかもしれないという雰囲気が漂う。
ギャラリーが見守る中、ポイントの集計。そして結果発表。
最後にOSAMさんの総ポイントがホワイトボードに書き出された。
そしてギャラリーの大歓声!
結果は、ポイント総計の差が僅かに4ポイントでOSAMさんの逆転勝利!
トータルポイントは二千何百とかそういうオーダー。
4ポイント差というのは本当に僅差だったんですよ。
非常にハイレベルな闘いと、あまりにも劇的な幕切れにいたく感動した。
さて、パフォ大会の方はというと、最もレベルが高かったと思われるカップル8パネルを途中から見た。
どうやらお笑い系とクールダンス系に二極分化の様相。
クールダンス系はすごかった。
息の合った二人の練り込まれたステップ。
ブリリアント2Uをやった二人のカッコいい踊りが印象に残った。
お笑い系もある意味すごかった。
お笑い系にもいろんなバリエーションがあったが、
印象に残ったのはまずLCA。
パフォをしながらGOODをひたすら出していくというなんともマニアックな芸。
あとは、両手と両足の膝をパネルにつけてマニパラマックスの滝をクリアとか、
与作さん中野さんのコント風(^^;)パフォとか、とにかく驚きと笑いの連続。
そしてパフォ部門カップル8パネの結果発表の前に、イベントが行われた。
その名も穴猿一発勝負。
いままでカップル8パネをやっていて数百人のギャラリーがひしめいている真ん中に
beatmaniaきょう体が搬入される。
カップル8パネの余韻もあり、とにかくギャラリーは興奮状態。
今や遅しとセッティングを待っていた。
ちなみにオレはうまい具合にきょう体から2メートルくらいの至近距離に陣取った。
穴猿一発勝負の出場者は(たしか)6名。
いずれも、その筋で名を轟かす猛者ばかり。
ギャラリーの期待が高まる中、ついに穴猿一発勝負スタート!
はじめの方は惜しくも失敗。
bm4th大会優勝のOSAMさんもクリアならず。
プレッシャーのかかる状況ということもあるかもしれないけど、
やはり穴猿を安定してクリアするというのは難しいようで。
そして、KIMI'S HOMEPAGEの穴猿攻略研究会でSAK打法を公開している
SAKさんの登場。
ホームページの攻略記事どおりの生SAK打法に感激。
SAKさんは見事にクリア。ギャラリー大歓声!
次の登場は、ばあにんさん。
ばあにん打法と呼ばれるらしいんですが、打ち方が非常に変わっています。
左手で5番(いちばん右)を押し、右手で残り全部をカバー。
つまり右手だけでノーマルDRUNK MONKYをプレイつつ左手で5番を追加するという
譜面のなりたちに即した打法。
(穴猿は、5番のオブジェを除けばノーマルDRUNK MONKYとほとんど一緒)
プレイは、とにかく穴猿の譜面が研究され尽くしているという感じ。
実に複雑な指の動き。
6連スクラッチのところでゲージを削られ、赤ゲージが無くなってしまった。
そして終盤。ここからが凄かった。
5番を打っている左手で、終盤のスクラッチをちゃんと全部取っている!
ゲージはここでじりじりと回復していき、最後の5連打で見事に赤ゲージ復帰しクリア!
またもギャラリー大歓声! もう大興奮状態!
司会・与作さんのコメント「みなさん見ましたよね! 最後のスクラッチを取ってる人を初めて見た!」
そしてここでデモンストレーション。
与作さんのコメント「まあ見てくれ」
デモンストレーターはLISUさん。
おもむろにgenom screamsのダブルプレイを開始。
途中までは普通にプレイ。
そしてラスト近くで、なんとLISUさんはきょう体に背を向けた!
つまり、genom screams DPの背面プレイ。
指は機械のように正確にgenomの滝を打ち続ける。
LISUさん余裕のクリア。ギャラリー大歓声!
そして本題に戻ってLISUさんの穴猿プレイ。
プレイ開始。そしてLISUさんの打法にどよめくギャラリー!
なんとLISUさんは右手だけで穴猿を打ち始めた!
16連打では左手も使用。
そして最難関フレーズに突入。LISUさんはここも片手プレイだ!
ギャラリーからは「うおぉ」という声があがる。
6連スクラッチ地帯では左手を使って黒鍵までも取っているようだった。
そして終盤の最難関フレーズ+スクラッチに入った。
LISUさんはあのビッシリ詰まった鍵盤オブジェを全て右手だけでカバーし、
スクラッチは左手で楽々取っているではないか!
そのプレイはそれまでプレイしたエキスパートたちのテクニックすらも遥かに凌駕した
目を疑うような光景だった。
ギャラリー大歓声! 興奮は最高潮!!
LISUさんはそのままフルゲージで余裕のクリア。
ポイントでもLISUさんは圧倒的で、穴猿一発勝負はLISUさんの優勝となった。
このあとパフォ大会の結果発表。
8パネカップルの優勝は与作さん中野さんペア!
ブリリアント2Uをやったペアは準優勝。
優勝・準優勝の二組はあらためてデモンストレーションを披露。
ブリのペアはやっぱカッコいい。ギャラリーもみんなで「カモンカモン!」の合唱。
与作さん中野さんペアはやっぱ面白い。
会場はもちろん最後の大熱狂!
これをもってRCA杯3rdの日程は全て終了。
あまりに素晴らしいイベントだった。
歴史的瞬間に立ち会うことが出来て良かった。
「コナミをへこます」っていう目的はどうかという気もするけど
その目的は達成されたと思う。
与作さんをはじめスタッフの方々、出場者の方々、ギャラリーの方々、
みんな最高。
いつかどこかでまた。
さていかがだったでしょうか、一参加者から見たRCA3rd。
あの感動がすこしでも伝わればいいなあ。
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