2月4日(水)
休息日 〜 霧の日

早朝から降っていた小雨が、いつの間にか雪に変わっていた。 昨日とはうってかわって、悪い天気。 霧がかかっていてキャニオンが全く見えないのに驚いた。 写真を撮ってきたので、比べて頂くと面白いと思う。
天気が良い日の写真 → こちら
天気が悪い日の写真 → こちら
一緒に見る場合は → こちら

僕らは、何日も滞在するので変化があって楽しめたのだが、 1日だけ訪れた人がこんな日に当ってしまったら、ちょっとカワイソウだ。 たまたまこの日に訪れてしまった人で、 「グランドキャニオンなんて、おもしろくね〜や」 という感想を持って帰った人がいたら、懲りずにまたチャレンジして欲しいものだ。

部屋で、昨日売店で買っておいた朝食を取る。

疲れが残っているらしく、波留子は再び寝てしまう。

「赤い河」の素
溜まった洗濯物を洗う。 バスタブに溜めたお湯に、土とホコリまみれのジーンズ(谷底への旅でずっと履いていたヤツ)を漬けて足で踏むと、 バスタブのお湯が赤茶色に染まった・・・。 これが「赤い河」の正体だ。 妙に感激。

10:40、波留子はまだ寝ている。雪はまだまだやみそうにない。 あきぼんは、いろいろ出歩きたかったが、 今日は「何もしない」ことに決める。 スケジュールを詰め込んで、あちこち見て歩くばかりが旅行ではない、 こういう日もあっていいと思う。

11:00ころ。波留子が寝ているので1人で売店に出かけ、 ひそかに目を付けていたカウボーイハット購入($40)。 あきぼんは気に入って悦に入ってるが、 部屋に帰って来ると波留子に「似合わない」と言われる。
後日談:日本に帰ってから客観的に考えると、自分でも似合わないと思う。

予約、チェックインの際には「Cayion Side!」と指定しよう
・・・というわけで、しばらく部屋でのんびりしていた。 このロッジは、キャニオンと平行に建てられており、 廊下を挟んで "キャニオン側" と "そうでない側" に部屋が並んでいる。 僕らの部屋は "そうでない側" 。 FAXで予約するときにダメモトでも「Cayion Side」と指定しておけばよかった。 あるいはチェックインのときに交渉を試みてもよかったかもしれない。
・・・と書きましたが、聞くところによると "キャニオン側" は、料金が高くなるようです。 (1998/11/13補足)

午後になって、波留子がやっと起きる。
実はこの日は彼女の誕生日。 天気も悪いし、疲れていて、彼女はちょっとブルー入ってるが。 誕生日のプレゼントを探しがてら、 2人でロッジ周辺の施設をうろうろする。

サウスリムはじめ、グランドキャニオン公園内にある建物は、景観を損なわないデザインのものばかり。 だいたいが同じデザイナーによってデザインされているので統一感があり、 材料には渓谷内の木と石が使われているため、自然との調和も見事。 サウスリム村の建物は崖にそって配置されており、遠くから見ると、結構壮観だ。

・・・というわけで、崖沿いの建物をだいたい順番にずらっと並べてみた。

エルトバー・ホテル 【写真】
サウスリム村にある、歴史のある観光ホテル。 キャニオンを見渡せるスイート・ルームもあるそうだ。 今回の旅行では予約がとれなかったので、せめてロビーに入って見ようと思ったら、残念ながら改装中だった。
余談。"スイート・ルーム" とは、「sweet room」ではなく「suite room」が正解。 予約を申込むとき、FAXに前者を書いてしまった。はずかしい・・・。

ホピ・ハウス
インディアンの "ホピ族" 関連の商品が売られている。 雑貨屋みたいな感じで楽しい。 グランドキャニオンみやげは、基本的にはインディアン・グッズと言ってもよいだろう。

サンダーバード・ロッジ
僕らが滞在していた宿。 後述の「ブライトエンジェル・ロッジ」の分館。 チェックインはそちらで行なう。 1泊(2人1部屋で) 100ドルくらい。

アリゾナ・ステーキハウス
1人20〜30ドルもあれば、お腹一杯になります。
前日に行きました。

ブライトエンジェル・ロッジ
到着編でもちょっと書いてますが、 グランドキャニオン観光の「基地」ともいうべき建物。
フロント、ツアーデスク、手荷物一時預かり、おみやげ店、レストラン、酒場・・・がある。
フロントにある暖炉の前に腰掛けかけると、疲れた体にしみわたるような炎の熱が心地よかった。

崖沿いの本屋さん
グランドキャニオン関係の書物、野生の生物、自然、アウトドア関係が中心。 個人的には、絵がきれいな「自然探検ゲーム」みたいなカードゲームに惹かれた(^^;;
ちょっとした展示室もあって、カウボーイのブーツの展示なんかがあった。
この建物はほとんど崖っプチから崖の斜面にかかるように建てられている。 展望室としても最高。 崖の斜面から見渡す感じで迫力がある眺めが楽しめる。 閉店時間は早く、16時か17時ころには閉まってしまう。

崖沿いのおみやげ屋さん
上の店と同じような場所に建っている。 やはり閉店時間は早く、夜はやってない。 アクセサリー類が多かった気がする。
この店で、波留子の誕生日のプレゼントとして、ターコイズ(トルコ石)のピアスを買う。 インディアン・ジュエリー。

上記の建物は全て、ブライトエンジェルロッジの周辺にある。 歩いて5〜10分以内の場所。

夕方になると霧が晴れて、なんとかキャニオンの風景が見えた。 徐々に霧が晴れて、キャニオンの岩肌が次第にあらわになってくる様子がスゴかった。

◆◆番外編:お薦めのおみやげ◆◆
やはり、基本的にインディアン・グッズがメインか?
妻のお薦めは「ドリームキャッチャー」。 これは円形の枠にクモの巣状に紐を張り巡らせたもの。 インディアンの間では、 建物の入り口にぶら下げると悪い夢を捕まえて侵入を防いでくれる(良い夢だけ室内に入ってくる)、 と言われている。 完成品もよいが、作り方の絵本付きで、自分で組み立てるセットもある。
僕のお薦めは、「オカリナ」。デザインが良い感じ。 たくさん買うにはちょっと値段が高めだったけど。
買わなかったけど、スクリーンセイバー、音楽CD(試聴も可能)、なんかもあった。 買っとけばよかった。そう言えばグランドキャニオンのビデオなんてものもあった(これはいらん)。

次の日へつづく


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Written by. Akibon