2月5日(木)
現地バスツアーについて

実はサウスリム村からの眺めは、比較的よくない・・・ 移動すべし!
もちろん初めて見る分には、驚くべき景観ではあるんだけど、 ブライトエンジェルロッジのあるあたりは、実はそれほどよい眺めはとは言えない。
・・・というのは、 サウスリムの崖を海岸線に見立てて考えたとき、 サウスリム村というのは、湾の中に位置しているからだ。 このあたりからキャニオンを眺めると、 右手と左手にそれぞれ巨大な "半島" 状の岩が突き出しており、 視界を遮られてしまっているのだ。

グランドキャニオンの景観をとことん楽しもうと思ったら、 "岬の先" や、その向こう側まで行ってみるのがベター。 キャニオンのいろんな姿を拝めることうけあい。 岬の先のような場所だと、周囲270度に広がるキャニオンを見渡すこともできる。

海を眺めるとき、湾の内側から眺めるよりも、 岬の先から眺めた方が壮観だというのは、簡単に想像できるだろう。
(段階的に楽しめるように、ワザとそのように観光ポイントが設定されてる気もする。)

車で旅行してるのなら、東西に点在している展望ポイント間を移動するのに問題ないが、 そうでない旅行者は、夏ならばシャトルバスが公園内を巡回してるようなので、それらを使うのが良いと思う。 残念ながら、冬はシャトルバスは運行されない。 冬に訪れた場合は、何かと制約が多い(その分、全体的に空いてるんだとは思うんだけど)。

どうやら現地バスツアーを利用して移動するしかないようだ。

ツアーデスクで情報集め

ブライトエンジェルロッジ内にあるツアーデスクに行けば、いろいろ張り紙されていて、ゆっくり情報を集めることができる。
この日は、現地の各種バスツアーに参加して、いろんな地点からキャニオンを楽しもうと考えていた。 メインとなっているツアーは以下の4つだ。 値段と所要時間等の情報は 1998年2月現在 のものなので、実際に行く人は各自確認してね。 それと、出発時間はブライトエンジェルロッジ発の時刻のみ記したけど、 離れたところにある他のロッジにもちゃんと立ち寄る。

A.サンライズ・ツアー Sunrise Tour
出発時刻:朝6時40分、所要時間:約1時間半、値段:1人8ドル
内容> その名の通り、早起きして日の出を拝みに行こうというツアー。 サウスリム村を出て、東にある展望ポイントに行く。 グランドキャニオンで日の出を見るなら、東へ行くのが良いと、一般的には言われている。

B.ハーミッツレスト・ツアー Hermit's Rest Tour
出発時刻:午前9時10分、所要時間:約2時間、値段:1人12ドル
内容>グランドキャニオンのうち、観光地となっているエリアの最も西の端にはハーミッツレスト(隠者の休息所)という名のポイントがある(徒歩で行ったら片道3〜4時間らしい)。 このバスツアーは、サウスリム村を出発して西に向かい、 途中にある展望ポイントに立ち寄りながら、最西端のハーミッツ・レストを目指す。
【写真】 ←ツアーの様子

C.デザートビュー・ツアー Desert View Tour
出発時刻:午後12時50分、所要時間:約3時間45分、値段:1人19ドル
内容>グランドキャニオンの最東端には、デザートビュー(砂漠展望所)というポイントがあり、石造りのタワーが建てられている。 そのあたりでグランドキャニオンは終わり、そこから先は砂漠が広がっている。 サウスリム村からデザートビューまでは、東へ20〜30Kmくらいあり、徒歩ではちょっと行けない。 このバスツアーは、サウスリム村を出発して東に向かい、 途中にある展望ポイントに立ち寄りながら、はるか最東端のデザート・ビューを目指す。

D.サンセット・ツアー Sunset Tour
出発時刻:午後3時20分、所要時間:約2時間、値段:12ドル
(僕らは、4つのツアー中ではこれだけ未参加だった。)
内容> その名の通り、夕暮れ時のキャニオンを楽しめるツアー。 サウスリム村を出て、西にある展望ポイント(多分、ホピ・ポイントあたり)に行く。 グランドキャニオンで夕焼けを見るなら、「ホピ・ポイント」という場所がベストと言われている。 徒歩で行くとしたら、片道約1時間かかる。

2つのツアーのチケットを一緒に買うと、20ドルだ。 なんたるいい加減な価格設定(^^;; B+Cっていうのが、まぁオーソドックスな組み合わせだろう (バラで買うと合わせて$31が、セットで$20/一人) 。
A〜Cのツアーは、同じ日に回ることが可能。 ・・・というわけで、この日はこの3つのツアーに参加することにした。

それにしても、Dはなんでこんなに早い時間なんだ? Cに参加したら、Dに行くことはできない。 「ホピ・ポイント」での夕日は、見ておきたいのに。

それでは「サンライズ・ツアー」へ


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Written by. Akibon