12月 1にち

ばちばちの季節です(静電気)。

前の職場も、その前のデパートもそうだったけど、
机触っても、人に書類渡しても、ばちばちっ!
乾燥してるんだろうなあ・・・。

職場で食べようと思って、みかんを持ってきてたんだけど、
2,3日で水分が抜けて、皮がうす〜くなってました。
おそろしい!!!
中身は無事だったんで、苦労して剥いて食べましたが。

定時であがって、お茶部の歓迎会兼忘年会へ。
ほぼ時間通りに指定の店にたどり着くと、すでに半数近くが集まっていた。
席についてしばし談笑していたが、主賓の新入部員の一人であるRJ氏が来ない。
電話してみると、なんとすっかり忘れてて、まだ職場にいると言う。
さっさと宴会を始めることにする。

いい具合に酒も進んで来たころにRJ氏登場。
ちゃりんこ飛ばして来たんですか?との質問に、「タクシーで来ました〜」
最寄りの駅から会場は、徒歩三分ほどである。
一同????
実際は、職場の最寄り駅までタクシーで来て、一駅だけ電車に乗ったらしい。

部では、小玉(本名)さんと呼ぶように、と厳命してあったのに、
何度か「波留子さん」と呼ばれる。返事するわたしもわたしだが。酔っ払いめっ!
しかしわたしもなんどか「RJさん」と呼んでしまったのであった。わはは。


12月 2にち

来週は、義妹の結婚式である。
お祝いは何がいい?と尋ねたところ、中華鍋とのことだったので、
お式までに贈るつもりにしていたのだが、
あっという間に一週間前になってしまった。
間の悪いことに、土曜日だというのにあきぼん出勤である。

一人で中華街も寂しいなあと思い、ちょーど差し上げるものがあったので
渡邊さんに「ついでに中華街におつきあいいただけませんか?」
とお願いして、快諾を得る。

うらうらといいお天気の中、中華街をがっしがっしと買い物。
まずは中華の料理道具の専門店で、鍋やせいろを物色。
ここでたんまり買い物をしたのだが、カードを使えなかったのが大誤算。
「足りなければお貸ししますよ」とありがたい言葉をいただきつつ、
手持ちのお金を使い果たしてなんとか足りた。

あと10分遅かったら手数料を取られる、というきわどいタイミングで
お金を下ろすことに成功。

「絶対美味しいから、中華街に来たら必ず食べることにしている」
という渡邊さんに倣い、チャーハンを食べる。あと、点心を何点か。
小人数だとあんまりいろいろ食べれないのが残念。
甘い物はあんまりという渡邊さんに遠慮はせず
デザートのフルーツプリンまで美味しくいただく。

食後は、肉まんやらザーサイやらをがしがし買い物。
荷物もち、ほんとにありがとうございました。

渡邊さんのメールアドレスにくっついた数字のなぞやら、エレベーター塔の話やら
いろいろ有益(?)なお話を伺えて面白かったっす。


12月 3にち

来週の義妹の結婚式に備えておのおの髪を切った以外は
何事もないのんびりした日曜日。
ホテルに送り付ける予定なので、着物に風を通したり。

近所というか、通勤ルートの途中に、釣り堀がある。
この寒いのに、平日の朝の通勤時にすでに釣り糸を垂れている人がいたりして
かなり謎なスポットである。
釣り堀の手前の駐車場の片隅に桜らしき木があって、なぜか花が咲いている。
12月である。謎である。
あきぼんの通勤ルートとは逆なので、一緒に観に行ってみた。
「桜だよねえ」「桜に見えるねえ」とひとしきり首をひねるが、
かなり大きな駐車場を埋め尽くす車と、釣り堀にびっしり群がる人々の方が
波留子的には謎だったりする。寒くないのかな。


12月 4にち

30分早退させてもらってルリユール。
5時に会社を飛び出して→5時11分の通勤快速に飛び乗ると、いー具合に
新宿まで座って直行できて、教室に開始ちょい前にすべり込めるのだが、
これがちょいとずれ込んで15分くらいに駅に着くと、
特急に通過されたあげく→普通で途中まで行ったあと何度も乗り換えと
めんどーなことになる。

工房の机の上に、展覧会の葉書が乗っていた。
大好きな世田谷美術館で、東京製本倶楽部展−本の魅力あるいは本との出会い−という展覧会があるそうです。
わたしは最終日の17日に行く予定。

フロッピー本の続き。先週、和紙で表紙ボールと背表紙をつないだのだが、
和紙の厚みを紙やすりでしゃかしゃかけずって落とす。

表紙は、裏打ちした絹地を貼って、くぼみをつくり、その中に絵を張る予定。
絵の大きさと配置をきめ、くぼみを作るための込め物を作る。
表紙を貼ってプレス。くぼみの位置に込め物を置いて、も一度プレス。
今日はそんなとこ。

晩御飯は、昨日から煮込んでおいたおでんー。


12月 8にち

なんか今日、VIPが来るからと言って、昨日、職場の掃除をさせられた。

今朝、出社すると、なんか変だ。なんとなく浮き足立っているのだ。
ちょい遅刻だったので、こそこそと席についてパソコンを起動させていると、
ざわざわの元凶がなだれこんできた。
慎吾ママである。
エレベーターホールの方から、「いた〜!ま○ゆきちゃ〜ん」とか言って、
私の隣の席のおぢさんめがけてまっすぐこちらにむかってきた。
で、でかい。
多分、写ったと思うな。来春、放映予定だそうです。

わたくし、特に興味はないし、慎吾ママはCMでしか見たことないのですが
なんで生でみるはめに・・・。

昨日の掃除は、このせいだったのだな。だまされた。何がVIPだ。
監査かなんかだと思ってたよ。

それにしても会社中、すごいフィーバーぶりだったよ。
このフロアーにあんなに女性があふれたのははじめてみた。








  
<左端>左側にうつってる人が、
おベント差し入れられたおぢさん。
けっこう、背高い人なんですが・・小さく見えますね。
黄色い包みはおべんとう。バナナ付き。
<右端、下>オフィスでのロケの後、
会社の前の土手でロケしてました。
12月 9にち

青森に出発する日で、かつ何の準備もしていないのに、
起きたら出発時刻の30分前であった。
お式に参列するとき用の着物とかは事前にホテルに送り付けていたから
よかったものの・・・とほほ。

川崎・羽田と順調に乗り継いで青森空港へ。
バスで弘前へ向かう。

雪は積もっているものの、いーお天気で気持ちいい。
弘前城をぷらぷらと散策。桜のころはすごいのだろうなと
想像してみる。立派な桜の木がいっぱいである。
枝にはまだ小さな芽がいっぱいついていた。
雪景色の弘前城もとても奇麗でした。

氷のはったお堀に、白鳥が一羽いた。
ここでも暖かく感じるような所から来たんだろうなー。
砕氷船のように氷を割りながら進んだ跡があった。強いなあ。
氷の中に封じ込められた蓮の葉っぱが奇麗だった。

雪の積もった、ゆるやかな階段をゆっくりと降りた。
一面真っ白な雪の上に、楓の葉っぱがはらはらと散っていた。

弘前城北側の道を挟んだ向かい側(景観保護地区)にある酒屋さんに
ふらっと入った。
「計算機能のない」レジが、展示するでもなく置いてある。
それが入る前は、「銭函」を使っていたのだという。銭函も見せてもらった。
「街道を行く」の、「北のまほろば」の取材で司馬遼太郎が訪れた時の写真が
飾ってあった。

弘前の街をぷらぷら駅まで歩いて戻って、奥羽本線で「大鰐温泉」へ。
ここからタクシーで、前泊させてもらうホテルへ向かう。
雪道をがしがしがしがし曲がりくねりながら山に入っていって、
「こんな道、ぜったい、ぜったい運転できない〜〜ぎゃー、恐いー」
と心の中で叫びつづけていた。
ホテルに着く直前、突然展望がひらけて、目前に夜景が広がった。

チェックインして、送り付けていた荷物を運んでもらって、隣の部屋の
お義父さんと文子ちゃんにご挨拶。

部屋にも、もちろんお風呂はあるのだけど、
大浴場に露天風呂もあるというので、義妹と入ってきた。雪見風呂である。極楽。

最上階のラウンジで夜景をしばし眺めてから就寝。


12月10にち

お式当日。

チャペルでの挙式には初めて立ち会ったのですが、
普通は「新婦のお母さん」がやるという、
指輪の交換の時に、新婦のブーケと手袋を預かるという役を当日その場で
牧師さんにお願いされて、どきどきしましました。

あいにくの悪天候でしたが、小人数でとってもいいお式でした。
なによりお嫁さんがとっても奇麗だったし。幸せそうでほんと何より。
末永く、お幸せに。

なごやかなレストランパーティーも終わって、一同ミニバンで帰途につく。
新郎のご両親に招かれて、ご自宅で2次会。
おなかいっぱいでほとんど何も食べられませんでしたが、
座敷犬の「ムク」に会えて大満足のわたしでした。


12月11にち

朝起きると、昨日から降っていた雪がけっこうつもっていたが、
除雪車が出動するほどではなかったようだ。
除雪車が働いているところを見たかったんだけどな。

長靴を借りて、あきぼんといっしょに、お義母さんとかなめのお墓参りに行く。

きりたんぽ鍋の材料をおみやげにどっさりもらって、
奥羽本線に乗って弘前へ。

雪景色はとっても奇麗だと私は思うのだけど、
どーもオフシーズンならしく、平日の今日は武家屋敷は閉まってるし、
ごはん食べるところもままならない。
遭難?とおなかすかせてうろうろしていたところ、弘前城のお堀端の
すてきな懐石料理屋さんに行き会った。
広縁からの景色がほんとに絵の様でした。

悪天候のため、乗る予定の飛行機が青森空港の上空で旋回。
「着陸を試みておりますが、羽田に引き返すかもしれない」とかのアナウンスが流れる。
空港難民?とダークな気分になるが、なんとか着陸できたらしく、
それからも機体整備が順調に遅れたりして結局1時間半の遅れ。
空港へのリムジンバスの中で拾ったジャンプを読んだりして時間をつぶす。
(青森は多分、火曜日発売なので、東京から誰かが持ってきた貴重なジャンプだったと思われます)

羽田からは、聖蹟桜ヶ丘までのリムジンバスを利用してみた。
羽田での時間さえあえば、けっこう使えるかもしれない。


12月16にち

あきぼんは出勤。
今日は、秋田で仕入れて来た材料できりたんぽを振る舞う日だ。
「鍋は7時(あきぼんの帰宅予定時間)くらいからだけど、暇なら早めにくれば」
と、てきとーな告知。

RJ氏から、「2時20分くらいに行きます〜」と、みょーに詳細な時刻指定の
電話があった。ちょうどそのくらいの時間にチャイムが鳴ったので、
RJさんと思い込んで確認もせずに開けたら、Jun2ちゃんだった。
一瞬、キツネにつままれたようでした。
ほどなくして、RJ氏到着。
直後によしかさん到着。鍋組最終は、た〜氏。
そーじに手間かかって、なんの準備もしてなかったので、
早めに到着した人からこき使って、鍋の準備をしたり、ケーキを焼いたり
足りない材料を買ってきてもらったり。

あきぼんの帰宅をまって、まったりと鍋を食らう。

仕事の都合で鍋が終わったころ大将到着。
ひじょーに珍しい、スーツ姿である。しかもスカート。
つきあいの長い人ほどびっくりしていたのがおかしかった。


12月17にち

世田谷美術館にでかける。
ルリユールの展示会である。

用賀駅から砧公園までの遊歩道を、百人一首を読み上げながら歩く。
そーいえば、横浜に住んでたころ、この道通って、「遊歩道沿いの家」
というのにあこがれてたなあ。ある意味、念願叶ったわけだ。

展覧会は大盛況。実際、手にとって見ることのできる作品が多く、
とても興味深かった。

遅めのお昼ご飯をと思って入った「とんかつ茶漬け」のお店が大ヒット!
おなかいっぱいになって、結局その日は晩御飯食べれませんでしたが。


12月18にち

先週はお休みしてしまったので久しぶりのルリユール。
今年最後だ。

フロッピー本の表紙貼りの続きと、くぼみ作り。
総革の方の、タイトル押しをする予定の革を、型紙に貼る。

そろそろ、両方とも終わりが見えてきたので、次に取り組む本をと思って、
高原書店で見つけた「モロッコ革の本」を使いたい、と先生に相談した。
注文して、まだ手元には届いていないのだけど、
思った通り、糸綴じの本だそうだ。やった。


12月22にち

ちょいと情けないことがありました。

職場のパソコンに、シンガポ〜ルから英文メールが届きましたのです。
内容はなんとか解読できたのですが、お返事が書けませんで、
帰国子女のツキちゃんに書いてもらいましたのです。

代筆してもらったメールを見ると、難しい言葉は全然ないし、
文法的にもまことに簡潔なのですが、書こうとするとからきしなんすよねえ。
ああ、情けない。


12月24にち

「クリスマスに予定のない人で鍋するぞ」と半分ネタで言っていたら、
予想外に人が集まってしまった。いいのかなあ。

カラオケした後、我が家で鍋。
今回はIさんに一切合切おまかせして、おいしー鍋を作って貰う。
千葉から遥々きた挙げ句、大人数分の料理を喜んでこしらえる。
いい人だけど変人だと思う。



12月31にち

夜の11時に、あきぼんの職場の最寄り駅(職場の真下)で待ち合わせ。
あきぼんは大晦日の真夜中まで働いてたわけで。おつかれさんです。

有楽町のミレナリオの点燈を満員電車のような人込みの中で待つ。
今日は21時に一度消灯し、日付が変わる0時に再点燈なのだ。

カウントダウン、そして点燈。あけましておめでとう。
最初は押し合いへし合い、途中からのんびりと光のアーチの下を歩く。

本日は終夜営業だという、新宿のアイリッシュパブ、シャムロックに行く。
ギネスを頼み、なにか食べるものを頼もうとすると、食事メニューは終わったという。
が、店からのサービスです〜、と、スタッフやオーナーがなんやかんや
持ってきてくれた。大盤振舞いって感じ。なんか嬉しい。

終夜運行の電車で帰って寝る。


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