カクハバードに住む種族
人間
この世で一番多い種族・・・と言いたいところだが、バクランド以北に限定してみると少数派になる。 以下、主な登場人物(全てではない)を強引に分類してみた。

【魔女系】
アリアンナ(1巻 番) 魔女。
ガザ・ムーン(1巻 番) 魔女。
ディンタインタ(3巻 番) クラッターバク草原に住む魔女。別名シャム。
ジャビニー(4巻233番) 老婆。ダドゥー・ヤドゥーの治療師に治療術を学んだ。身の上話は4巻388番で聞ける。

【犯罪者系】
山賊(1巻 番) カントパーニの集落付近にて。
フランカー(1巻 番) 義理堅い殺し屋。
ヴァンゴーン(2巻 番) 殺人鬼。
レンフレン(3巻205番) 頭の禿げた男。魔術を使う小悪党。

【聖職者系】
スランの聖人(2巻187番) 邪心(悪意)の神スラン(スラング)の神父。決して名前は明かさない。
シャラ(3巻 番) 大地の女神スロフ神殿の司祭。

【学者系】
ロータグ(2巻140番) 長老。学者であり賢人。近所の子供たちに学問を教えている。ならずもののフランカーとも交友がある。
ファーレン・ホワイデ(4巻321,79番) ラドルストーン王国出身の科学者。"閃光粉末"を発明。

【隠者・賢者系】
シャドラック(3巻150番) バクランドのフィッシュテイル・ロックに住む老人。
コレタス(4巻103番) "うめきの橋" に住む聖人。かつて大魔王暗殺に失敗。
ビッグフッド(2巻 番) 6人の子供がいる賢者。スランの聖人の謎賭けに登場。

【戦士・軍人系】
カートゥーム(4巻33番) マンパンの衛兵隊長(挿絵は375番)。"カクハバードの東にある国" の出身。
カーレ北門の衛兵(2巻283番) クロリアン語を話す。モーリスタティアからやって来た?
カーレ南門の衛兵(2巻 番)

【権力者系】
ブライスの反逆王子(4巻375番) スローベンの薬剤調合師が作った "ミュータント・ミートボール" を使っての謀反を企てた。
サンサス(2巻31番) カーレ第一の権力者。出張中。
カーレ第三の権力者(2巻 番) 吸血鬼だという噂がある。
シンバ卿(2巻83番) カーレ第五の権力者。故人。

【怪しい系】
ヴァンカス(1巻 番) 謎かけ老人。
マナタ(3巻 番) 蛇使い。
ヴァルギニア(4巻428番) マンパンの宝物管理責任者。ターバンを巻いた色の黒い大柄の男。守銭奴。
ナイロック(4巻 番) 商人。

【ナイスガイ系】
ヴィック(2巻 番) カーレでは有名人らしい。 結構ガラの悪い連中に対して顔がきく。もしかしたら、ヤクザかなんかの親分かもしれない。 グランドレイガーとは友人。
グランドレイガー(1巻 番) ビリタンティにある酒場の主人。

【小市民?系】
老人(1巻 番) ガザ・ムーンの呪文の書の1ページを持って逃げた。元冒険者。
ハンナ(2巻 番) 正直ハンナのキャビネットくじを経営。
スラン (2巻297番) うそつき青年が名乗っていたが多分ウソ(スランは神の名)。カーレの権力者の1人。
サランノ(2巻187番) スラン信者の1人の子供。
盲目の乞食(2巻319番) 元カーレ第七の権力者。"ブラック・アイの呪い" を受けた。


【一応人間?】
生物学的にはかなり人間に近いのだが、未開の部族。

首狩り族
(1巻 番)。

バーバリアン
アンバー カーレの祭り会場で。賭けレスリングの挑戦者「アンバー・ザ・バーバリアン」。

クラッタマン
バドゥーバクの荒野に住む原始人。

トリスタン
アヴァンティの森に住むという原始人。 実際にゲーム中には登場しないが、マンパン砦の中庭にいるレッドアイたちが証言している(4巻327番)。 "トリスタン" とは種族名なのか固有名詞なのかハッキリしないが、原始人ということなので、固有名詞ではないと推測する。
尚、ケルト民話に"トリスタン"という名の勇者が登場するものがあるが、関係は不明。


【エルフ系】
様々なゲームに登場し、今や有名になったエルフだが、 もともとはスカンジナビアの神話伝説をまとめた古詩『エッダ』に登場する妖精 "アルファル" が、スウェーデン語や英語で "エルフ" と呼ばれた。

ブラックエルフ
この作品において "エルフ" というと、このブラックエルフを差す。 彼らは、ゴブリンをネタにした冗談は好きだが、自分たちの肌の黒さをネタにされることは嫌う。
フェネストラ 第3巻の表紙絵を飾る魔女。ミニマイトのジャンとも知り合いらしい。
セスター(3巻259番) セスター隊商(3巻288番)のリーダー。
ウールー セスター隊商の商人。
バー(3巻299番) セスター隊商のひとり。
カニュ、ブリンディ マンパン砦の入口付近にいる3人のうちの2人。

エルヴィン

レッドアイ
カーレの中心部に住んでいる。『モンスター事典』によれば、エルフや人間の遠い親戚らしい。 目から恐ろしい熱線を放つ。
※アイルランドの民話に「レッドアイ湖」という湖が登場するが、それとの関係は未確認。


【いわゆる小人・妖精系】

ドワーフ
カーレの南西部に集落がある。
《うんちく》
スカンジナビアの神話伝説集『エッダ』に登場する小人 "ドゥエルガル" を英語で "ドワーフ" という。 それによると、背が低く、足は短く手は長い。地中に住み、金属の治金と細工の専門家。 鉱物を作り出す自然の力が人格化されたものらしい。 妖精エルフのうち、地下に住みついた部族を特にドゥエルガルと呼んだ、とする人もいる。
また、白雪姫に出てくる7人の小人もドワーフだと言われている。

ノーム
カーレの南部に集落(2巻138番)があり、マンパンにも単体で存在する。 タイタン世界では、ドワーフの一部族が変化したものということになっている。
あごひげの伸びたノーム(2巻324番) 道具コレクター。トレード可。
リッド(4巻 番)

ミニマイト
この種族の秘密については、第4巻374番にてジャンの口から語られている。
ジャン

スプライト
カーレのドワーフ集落で、ピクシーとケンカしていた(2巻98番)。 羽のあるほうが、スプライト。 『城砦都市カーレ』では "小鬼" と訳されているが、『モンスター事典』では "妖精" と訳されている。

ピクシー
カーレのドワーフ集落で、スプライトとケンカしていた(2巻98番)。 『城砦都市カーレ』では "妖精" と訳されているが、『タイタン』『モンスター事典』では "小人" 。 この作品中のピクシーには、羽はない。 要するに "小鬼" も含めて「空想上の小さい生き物」ということで、たいした違いはないと思う。
《うんちく》
"ピクシー"は、もともとは英国(ウェールズあたり)のいたずら好きな妖精。
ユーゴスラビア代表のサッカー選手・ストイコビッチ(名古屋グランパスでも活躍)が、そのプレーの華麗さからピクシー(妖精)と呼ばれている。

ミニオン
臆病でキーキー声の小さい生き物。マンパン砦の台所で下働きをしている(4巻179番)。


【半獣半人種族】

ホースマン
バドゥーバクに住む。 半人半馬のケンタウロスのような種族。弓を使う。 あまり賢くはないが、意外といいやつらかもしれない。

シーサチュロス (4巻339番〜)
高地ザメンに集落を形成している種族。
頭髪はぼさぼさ、顔は人間とヤギの中間で、頭には2本の太くて短い角が生えている。 胴体は人間の女性のものだが、脚は毛でおおわれ、足先にはひづめがあり、下半身はヤギそのもの。 山道を歩くのが得意。 木の槍を武器とする。
好奇心は旺盛だが、体が高山の希薄な空気にしか適応できないため、遠くへ旅することはできない。
シーフリ シーサチュロスの女王。老人。
シハウナ 謎の失踪ととげた長老。
シヒンブリ "震え病"で死亡。
シハーザ 最初に遭遇した2人のうち片方。

バードマン (4巻36番,161番他)
高地ザメンの住人。アナランドから「王たちの冠」を盗み出したのも、このバードマンだ。 その多くは大魔王の軍勢だが、対抗勢力「シンのサマリタン」と呼ばれる一団も存在する。 バードマンたちの多くは父親から狩りの方法を教わるが、シンのサマリタンだけは母親を尊敬している。 乾燥ウジ虫を食べる。
ピーウィット・クルー
反大魔王勢力「シンのサマリタン」のリーダー。


【鬼系】
ファンタジーゲームの世界では、敵役としてポピュラーなやつら。 小人や妖精との区別はあいまいだが、なんとなく分類。

ゴブリン
シャムタンティ丘陵のシャンカー鉱山で働いていた(1巻 番)。 マンパンでは、ミュータント兵製造の生体実験のモルモットにされているようだ(4巻 番)。
《うんちく》
語源は「妖精」を意味するギリシア語の "コバロス(kobalos)" で、ドイツ語のコボルト(Kobold)と同じ。
同じような妖精が、様々な呼び名でヨーロッパ中で伝承として残っている。
人家に住み着く妖精で、ニス(スカンジナビア)、コボルト(ドイツ)、ブラウニー(スコットランド)と同様の妖精。 きちんと食事を与えれば家事や家畜の世話をしてくれるが、嫌いな人間に対しては、たちの悪いイタズラで報復する。
地下、鉱山に住んでいる妖精という伝承もある。 そういったゴブリンたちはだいたいつらい職務についており、怠けず働いたらしい。 本作品に登場するシャンカー鉱山のゴブリン達も、その例に漏れず。 決してグータラなではないのだ。

ホブゴブリン
ゲームにおいては、普通のゴブリンよりもやや強い別の種族として扱われている (ドラクエにおける"スライム"に対する"スライムベス"みたいな扱いか?)。
スログ マンパン砦の女料理人(4巻179番)。
《うんちく》
イングランドの田舎のゴブリンが特に「ホブ・ゴブリン」と呼ばれる。 「ホブ」は「ロビン」がなまって縮んだもの(Robin→Rob→Hob といったところかな)。 ちなみにロビン(Robin)はコマドリという意味。 「ロビン・グッドフェロー」と呼ばれることもあり、ロビン・フッドは実はこのロビン・グッドフェローだった・・・という説もある。

沼ゴブリン (3巻136番)
ウィシュラミ沼地に住んでいる。手に水かきがある。

トロール
森の番人(1巻 番)。
《うんちく》
伝承などでは、よく山道や橋などの番人とされている。
もともとは(ゲーム等でも)巨人らしいが、スカンジナビアの民話にはしばしば小人として登場する。 丘の中に住んでいるという民話も多く、農夫がある丘の土地を耕していたところ 「なんでうちの屋根を壊すんだ」と怒って出てきたりする。 キリスト教を嫌っており、うるさい音がかなり苦手らしい。 様々な不思議な魔法も使う。
ちなみに童話「ムーミン」の主人公のフルネームは「ムーミン・トロール」という。 ムーミンの原作者はフィンランドの作家であり画家、トーベ・ヤンソン。 彼女はスウェーデン系フィンランド人で、ムーミン童話自体はスウェーデン語で書かれているそうだ。 地元の民話に登場する小人をモチーフにして書いた童話だと思われる。

オーガ
ナッガマンテ マンパンの拷問の名手。
ケグー(2巻33番) 鉄腕オーガ、人呼んで「頭蓋骨割りのケグー・オブ・ダドゥーリ」。チャンピオン。
シャンカー鉱山のオーガ(1巻 番) カーレ南門に囚われていた老人との間に過去にトラブルがあったらしい。

ジャイアント
「リー・キ」の洞穴に住む(1巻 番)。 魔法で登場させて、こき使うこともできる。

スヴィン(マン・オーク)
好戦的なオークの様な半人半鬼の種族。 『モンスター事典』では「マン・オーク」とされている。 カーレの南門から徒歩1日、トレパーニ村の住人たち。
プロセウス トレパーニ村のスヴィンの酋長(1巻222番)。

オークリング
第2巻300番で登場する、オークの子供たち(?)。 カーレ市民の啓蒙活動をしているという賢人、ロータグから学問を教わっている。 盗癖あり。


【その他 調査中】

サイトマスター
やせていて、目が大きい。 その名の通りズバ抜けた視力を持っていて、アナランドでは国境守備隊として活躍している。

マンパンの衛兵
人間とは違う種族のようだ。 黒くて毛むくじゃらの種族。 4巻738番によると、イルクララ湖に流れ込む川の上流、ティンパン峡谷が彼らの故郷らしい。
バラック、ヒアンギ マンパン砦の入口を守る衛兵のうち2人(多分)。

フレイヤー (2巻43番)
料理が好き。頭部の下に針のついた触手がある。

マカリティック (4巻 番)
"一応" 言葉を話していたのでここに入れておく。

???
人間によく似た別の生き物。
囚人(4巻393番) 反逆罪で中庭のさらし台に繋がれていた。大魔王に取り入ろうとした戦争屋。

??? (4巻127番)
頭の禿げた生き物。やたらに弱い。


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