概要

手持ちにポラロイド600SEという、湿式のカメラ(裏紙をはがすインスタントフィルム)があり、このフィルムカートリッジは取り外せるので、木工にてカメラ本体を作ってみました。一升ますのような箱を作り、底の部分に穴をあけ、アルミ箔にあけたピンホールを取り付けます。これに、フィルムカートリッジを木ネジで取り付けました。シャッターは、レンズケースを取り外した時間が露出時間です。レンズケースを取って1分間程度してからふさぎますので、箱に木目の壁紙を貼り、大昔のカメラをイメージするようにしました。

部品と製作について

厚さ12mmの木の板を組み合わせて縦×横×奥行=125mm、125mm、137mmの箱を組み立て、木目の壁紙を張りました。内側には振動防止用の糊付き黒スポンジを貼ってあります。また、下面には三脚固定用のネジを、6mmの穴を開け接着剤をつけてねじ込みます。

 

49mm-52mmのステップアップリングが収まるように、直径49mmの円周にカッターで切り込みを入れ、接着剤をつけて、無理矢理ステップアップリングをねじ込みます。真ん中に25mmの穴を貫通させました。

プラ板を52mm-55mmのステップアップリングの収まるように丸く切り抜き中央に6mmの穴を開けました。ここにマジックで黒く塗り、0.3mmのドリルでピンホールをあけたアルミホイルを貼り付けます。0.3mmのドリル刃は近くのドイトというホームセンターにありました。ルーペでキレイな穴がどうか確認する必要があります。(上写真左)

シャッターは55mm用のレンズキャップです(写真右)。露出時間は晴天ピーカンで30秒〜90秒程度なので、キャップを手動で操作すればOKです。

実際の撮影時は、ピンホールの前にUVフィルターを装着しています。

剥離紙タイプのインスタントフィルムパックです。今回は富士フィルムのFP−100Cというフィルムを使用しています。一回り大きいFP−100C45という4×5インチのフィルムパックとフィルムも富士フィルムから販売されているようです。

ボディにフィルムパックを木ネジで固定し、裏蓋を開け後ろから見た写真です。

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