作成:1999-03-18

Digital Audio と PC

(2)取りあえず据置型のMDを購入する

 いずれにせよ、ディジタル出力の無いMD-Walkmanでは、話にならないと思い、据置型のMDプレーヤを物色、カタログを数種類集めるために大阪日本橋に。昔であれば、視聴とかオーディオ雑誌首っ引きで勉強したものだけど、今回の目的はそれなりに使えるということが重要だったので、結論から言ってTEACのMD-5という、定価5万円のものにする。
 2月に喜田商店で約3.5万円で購入。この時おおぼけかまして、光ディジタルケーブルを買うのを忘れていた(^^;;)。翌日共立にて、3本購入した。

 TEAC MD-5を購入したのは下記の点である

  • 光ディジタル入力が二つあり、1つは前面から接続できるという点
  • MDを入れなくてもDAコンバータとして使用できる点
  • DOS/V機用の106/109キーボードが前面で接続ができ曲名等入力が可能
  • パネルの色がアンプ(ONKYOU A-927)とマッチしている点
  • 値段がそこそこ安価であった(^^;)

 一般的には光よりも同軸ディジタルの方が音が良いということが定説になっているんだけど、元々MDである上に、使う目的がパソコンへのデータ渡しであることを考えると、光の方が安価かつノイズには有利だと思うのだけど?
 下はMD-5の外観の写真。

TEAC MD-5

 購入後しまったと思った点は、下記の通り。

  • ディジタル出力が一つしかない点
  • 録音時間が記録されていない点(MD-WALKMANとマッチしていない)
  • 動作が結構遅い(CD-Rはきびきびしているのだけど)
  • トラックマークを入れるという概念が無い点(※)

※ MD-WALKMANであれば、録音後にトラックマークを簡単に入れられるので例えばライブを流して録音し終わった後、再生しながら本体側のT.MARKボタンを押すだけで簡単にトラックが作れる。ところが、MD-5では、録音時にはRECボタンを押すとトラックができるが、再生時には「曲の分割」という概念しかないため、一度ポーズを押して停止させ、EDITボタンを"DIVIDE?"と表示されるまで数回押し、さらに、"YES"ボタンを押すというかなり面倒な操作が必要である。

 逆に良かったと思ったことは、下記の通り。

  • アナログ音源を録音しながらでもディジタル出力ができる点

 一時期、オーディオ用のADコンバータを作ろうかどうか思っていただけに、嬉しい誤算である。ただし、一度圧縮されたデータが出力されているのか、単にAD変換をしたものを出力しているのかは不明。
 オーディオ用のディジタル出力データのフォーマットについては別途記載。

現在リア(裏)面にあるディジタル入力端子とCDプレーヤのディジタル出力を接続しており、MD-5前面のディジタル入力端子は、PC用として使用している。
 また、MD-5のリア面のディジタル出力は、PC用とMD-WALKMANへのダビング用として使用している。因みにMD-WALKMANとの接続については、OE-EO変換アダプタを使用しているが内容については、次頁による方法で行っている。

 一応オーディオ側の強化を行い、取りあえず、MD同士を接続してディジタルでのダビングテストとSCMS(Serial Copy Management System)の実験を行ってみた。
 当たり前だけど、アナログマスターから作ったMDはディジタルダビングは可能であったが、その孫をディジタルダビングで作成することはできなかった。また、CDからディジタルコピーしたMDの子供も作成することはできなかった。


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