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1997 Rd.14 Austrian GP Qualifying Practice |

| 1 | (3)J.ヴィルヌーブ(Williams) | 1'10"304 | |
| 2 | (9)M.ハッキネン(McLaren) | 1'10"398 | |
| 3 | (14)Y.トゥルーリ(Prost) | 1'10"511 | |
| 4 | (4)H-H.フレンツェン(Williams) | 1'10"670 | |
| 5 | (22)R.バリチェロ(Stewart) | 1'10"700 | |
| 6 | (23)J.マグヌッセン(Stewart) | 1'10"893 | |
| 7 | (1)D.ヒル(Arrows) | 1'11"025 | |
| 8 | (6)E.アーバイン(Ferrari) | 1'11"051 | |
| 9 | (5)M.シューマッハ(Ferrari) | 1'11"056 | |
| 10 | (10)D.クルサード(McLaren) | 1'11"076 | |
| 11 | (11)R.シューマッハ(Jordan) | 1'11"186 | |
| 12 | (16)J.ハーバート(Sauber) | 1'11"210 | |
| 13 | (17)G.モルビデリ(Sauber) | 1'11"261 | |
| 14 | (12)G.フィジケラ(Jordan) | 1'11"299 | |
| 15 | (7)J.アレジ(Benetton) | 1'11"382 | |
| 16 | (15)中野信治(Prost) | 1'11"596 | |
| 17 | (2)P.ディニース(Arrows) | 1'11"615 | |
| 18 | (8)G.ベルガー(Benetton) | 1'11"620 | |
| 19 | (20)片山右京(Minardi) | 1'12"036 | |
| 20 | (18)J.フェルスタッペン(Tyrrell) | 1'12"230 | |
| 21 | (21)T.マルケス(Minardi) | 1'12"304 | |
| 22 | (19)M.サロ(Tyrrell) | 1'12"246 |
○ジャック逆襲開始!? 今期8度目のポール
1997年F1第14戦オーストリア・グランプリの予選が9月20日(土)、A1リンク・サーキットで行われ、J.ヴィルヌーブ(カナダ、ウィリアムズ・ルノー)が今期8度目のポール・ポジションを獲得した。2位にはM.ハッキネン、3位Y.トゥルーリ、4位H−H.フレンツェン、5位R.バリチェロ、6位J.マグヌッセン。
F1開催は10年ぶりとなるオーストリア。A1リンク・サーキットのドライバー前評判はあまり良いものではなく、「Not challenging circuit」と言われている。ストップ・アンド・ゴーのコース・レイアウトとスリッピーな路面がその原因とも言えるのだが、そのスリッピーな路面でブリヂストン・タイヤの真価が発揮され、予選ベスト6の3台がブリヂストン・ユーザ。チーム力から考えても、明らかにタイヤの性能がこの結果を生んだと言っていい。特に今年デビューのトゥルーリは3位をゲット。フィジケラ、ラルフ、ブルツとこのトゥルーリの若手4人の活躍が、カンフル剤となって今シーズンを面白くしている。決勝でのトゥルーリの走りには注目したい。
もっと驚きが5位6位にスチュワートの2台が入った事。特にマグヌッセンはジャッキー・スチュワートの期待が大きかったのだが、不振が続いていた。このポジションはぜひとも大事に結果につなげたいところ。
チャンピオンを争う2人はジャックがポールを獲得。一方のシューマッハは前回モンツァ同様マシンが不調なのか9位。なんとチームメイトのアーバインよりも後ろとなってしまった。ここはジャックのチャンスなのだが、昨年のような横綱相撲が取れないウィリアムズ・チームの今の状況から考えても、ジャックにかかるプレッシャーは大きいだろう。ここでのジャックが何点シューマッハとの点差を縮められるか? これが今レース最大の注目ポイントだろう。
ハッキネンが2位をゲット。初優勝目前でのエンジン・ブローや、燃料違反で3位失格、タイヤのパンクなど、随所に速さを見せながら、なかなか結果に結びつかないハッキネンなのだが、ここは大チャンス到来! スタートでジャックの前に出れれば、メルセデス・パワーを生かして独走も可能なはず。ぜひとも優勝を狙って欲しい!
初めてのサーキットとあって、どんなレースになるのか予想がつきにくいのだが、今回はシューマッハに一休みしてもらって、ハッキネン初優勝!、そしてジャックが2位に入るとチャンピオン争いもおもしろくなって、盛り上がりそうなんだけど・・・ 結果は如何に!?
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