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1997 Rd.13 Italian GP Qualifying Practice |

| 1 | (7)J.アレジ(Benetton) | 1'22"990 | |
| 2 | (4)H-H.フレンツェン(Williams) | 1'23"042 | |
| 3 | (12)G.フィジケラ(Jordan) | 1'23"066 | |
| 4 | (3)J.ヴィルヌーブ(Williams) | 1'23"231 | |
| 5 | (9)M.ハッキネン(McLaren) | 1'23"340 | |
| 6 | (10)D.クルサード(McLaren) | 1'23"347 | |
| 7 | (8)G.ベルガー(Benetton) | 1'23"443 | |
| 8 | (11)R.シューマッハ(Jordan) | 1'23"603 | |
| 9 | (5)M.シューマッハ(Ferrari) | 1'23"624 | |
| 10 | (6)E.アーバイン(Ferrari) | 1'23"891 | |
| 11 | (22)R.バリチェロ(Stewart) | 1'24"177 | |
| 12 | (16)J.ハーバート(Sauber) | 1'24"242 | |
| 13 | (23)J.マグヌッセン(Stewart) | 1'24"394 | |
| 14 | (1)D.ヒル(Arrows) | 1'24"482 | |
| 15 | (15)中野信治(Prost) | 1'24"553 | |
| 16 | (14)Y.トゥルーリ(Prost) | 1'24"567 | |
| 17 | (2)P.ディニース(Arrows) | 1'24"639 | |
| 18 | (17)G.モルビデリ(Sauber) | 1'24"735 | |
| 19 | (19)M.サロ(Tyrrell) | 1'25"693 | |
| 20 | (18)J.フェルスタッペン(Tyrrell) | 1'25"645 | |
| 21 | (20)片山右京(Minardi) | 1'26"655 | |
| 22 | (21)T.マルケス(Minardi) | 1'27"677 |
○アレジ、F1で2度目のポール獲得!
1997年F1第13戦イタリア・グランプリの予選が9月6日(土)、モンツァ・サーキットで行われ、J.アレジ(フランス、ベネトン・ルノー)が1994年同じイタリアGPでポールを獲得して以来2度目となるポールポジションを獲得した。2位にはH−H.フレンツェン、3位G.フィジケラ、4位J.ヴィルヌーブ、5位M.ハッキネン、6位D.クルサード。 地元フェラーリのM.シューマッハは9位、E.アーバインは10位。
今年のF1は面白いって毎レース感じてるんだけど、今回もこの予選結果を見ただけで、「面白い!」と思ってしまう。ポールを取るためには、ウィリアムズに乗るかシューマッハに乗ってもらわないと駄目って印象が強かったんだけど、明らかなウィリアムズの没落で、ここモンツァではなんとベネトンのアレジがF1で2回目のポール獲得。初ポールも同じモンツァ。お父さんがシチリア出身なので第二の故郷となるイタリアにはファンも多く、明日のレースでも期待が大きい。アレジの弱点は浮き沈みが激しい事。前回ベルギーでは、ウェット・タイヤからスリック・タイヤへの早めの交換は好判断で一時2位を走ってたのに気がついたらポイント圏外。どうも、リア・サスペンションのトラブルだったらしいけど、ハンガリーで久々にヒルが見せた"勝ちパターン"をアレジはまだ身につけていない。なんとかここで自分の"勝ちパターン"のシナリオをレース前に描き、それを着実に実行して欲しい。先行逃げ切りで行くか、ピット作戦で行くか? なかなか難しいところではあるが・・・・
"ウィリアムズ没落"とはいってもフレンツェン2位、ヴィルヌーブ4位なんだからまだまだトップチームであることには変わりはない。でも、他のマシンから1秒も2秒も速かったアドバンテージは既に消滅。おまけにこれまで速いマシンに頼り過ぎていたためか、チームとしての戦略は皆無に等しく、前回ベルギーでもスタート直前の雨に対応しきれず無様な結果に終わる。モンツァは比較的雨の心配はなさそうだけど、果たしてどうなるか? フェラーリが今回不調なため、チームとしては2人に確実に表彰台をゲットしてもらいたいところだろう。
そのウィリアムズの間に割って入ったのが、フェラーリでもマクラーレンでもなくジョーダンのフィジケラだってことも今年のレースを面白くしている。とにかくフィジケラは上り調子。前回ベルギーでも2位表彰台をゲットし、狙うは優勝のみ。モンツァは地元でもあって活躍が期待される。若いんだからガンガンいって速いところを見せて欲しい。
ドライバーズ・ポイント、コンストラクターズ・ポイント共にトップで、地元に凱旋のフェラーリは、思わぬ苦戦。M.シューマッハは弟ラルフの後ろ9位、アーバインも10位と苦しい。何が原因か今のところよく分からないが、今のフェラーリにとって、エンジンパワー勝負のサーキットでは、雨でも降らないかぎり勝ち目はない。しかし、悪いなりにも確実にポイントをゲットするのがシューマッハの凄いところ。今回も粘りに粘ってポイントを稼いでいく事だろう。
さてさて、決勝はいかに?
モンツァでまず気になるのは、スタート直後の第1シケインでの混乱。去年はヴィルヌーブがショート・カットしたり、それと去年多くのドライバー(特にヒルが印象的)が餌食となったあのタイヤ・バリアは今年も存在するの? アレジ、フィジケラ、ヴィルヌーブ、クルサードと無茶しそうな連中が前にいるので(アーバインが少し後ろなのが救いか?)、「皆さんスタートは冷静に!、後でもチャンスはありますよ!」 「多重クラッシュ発生!」その間隙をついてシューマッハ優勝なんてレース、私は見たくない(ティフォシは大喜びだろうな・・・)。
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