1996年F1開幕1週間前特集


Last updated, Mar.03 1996

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開幕直前大予想(大希望)こうなったらいいな!

開幕までいよいよあと1週間。今年はどんなシーズンになるのか?
そこで私の偏見で、「こんな展開が絶対面白い!」という希望を挙げてみたいと思います。


○その1 ジャン・アレジ開幕3連勝! やっぱりアレジは速かった。
強烈なF1デビューから、まる6年。速いところは随所に見せながら、マシンや運に恵まれずなかなか結果を出せなかったアレジ。先シーズンはようやく初勝利を挙げ、またアグレッシブさに円熟味も加わり、現在「見せるドライバーNo1」(私の偏見)。今シーズンは、前年チャンピオンのベネトンでどんな結果を出してくれるのか?否応無しに期待は高まる。そこでズバリ!開幕3連勝を挙げ、「やっぱりアレジは速い」ということを証明してほしい。これで、世界中のアレジファンが大喜び。ゴクミも大喜び。また日本の芸能レポーターも大騒ぎ?


○その2  血統証付き! ジャック・ヴィルヌーブ Debut to Win!
父が父なだけに、ましてや昨シーズンのインディーカー・チャンピオン。こうなると誰もが彼に注目する。どんな走りをF1で見せてくれるのか? インディー・チャンピオンがどこまでF1で通用するのか? とにかく話題は尽きない。で私の予想(希望)。J.ヴィルヌーブ、F1初参戦でいきなり優勝! ついでに母国カナダで2勝目。
でもこの予想は、まんざらでもない。マシンは、完成度No1のウィリアムズ。初戦はみんな初めてのオーストラリア メルボルン。そして、F1は初めてとは言え、既に実績、実力は保証済み。優勝してもまったく不思議ではない。
これが実現すれば、カナダ国民、そして今だ人気が衰えない父ジル・ヴィルヌーブ ファンが泣いて喜ぶ。ニュー ヒーロー誕生!これで、近年のマンネリが解消され、F1人気復活?


○その3  どうしたシューマッハ! 開幕5戦、いまだ勝てず。
この2年、どう見ても強いシューマッハ(というより他が弱い?)。なんたって、300Kmを1.5〜2時間かけて走るレースが終わった後も、平気な顔して表彰台でガッツポーズ。そんな、とてもかわいくない勝ちっぷりは、往年の北の海関を思わせる憎らしさ。そんな理由でシューマッハを好きになれないF1ファンも多いのではないでしょうか?(シューマッハ ファンの皆様ごめんなさい) 今シーズンはフェラーリに移籍。はたして、フェラーリはシューマッハを勝たすことができるか?シューマッハの強さからそんな見方にさせられてしまっている。
しかし、今年はシューマッハに悩んでもらいましょう。マシンはそこそこ、信頼性も大幅アップ! しかし勝てない。
「なぜ?」
「ほかのドライバーが力を発揮しはじめたからですよ。」
という具合に、ようはドライバー間の格差が小さく混戦模様、いったい誰がワールド チャンプになるのか?まったく予想できない。はらはらドキドキ、F1中継を明日は会社だという事を忘れて見てしまう。こんな状態になって欲しいんだがねえ。


と、勝手な事ばかり言ってきました。私が望むのは要するに94、95シーズンのようなシューマッハ一人勝ちはもう見飽きた!。シューマッハも人の子、悩む事もある。そして、アレジやヴィルヌーブ、そして事故から復帰のハッキネンといったスター性のあるドライバーが実力を発揮してくれれば、きっとF1は面白くなるはず!

○F1情報おまけ

ブリジストンが来シーズンからF1に参戦

3/1の新聞報道によると、ブリジストンが来シーズンからF1に参戦し、複数のチームにタイヤを供給することを発表した。ブリジストンは、海外での、特にヨーロッパでの知名度向上を狙い、人気のあるF1グランプリへの参戦を決意したようだ。
ご存知の通り、現在F1に参戦しているのは、米国グッドイヤー1社のみ。過去には、米ファイヤーストーン(現在ブリジストンの傘下)や、仏ミシュラン、伊ピレリといったメーカーが参戦していたが、結果を出せずに撤退している。記憶に新しいのが中島悟がF1最後の年(91年)、ティレルがピレリタイヤでの2年目。この年からティレルはホンダV10を搭載したが、エンジンパワーにタイヤが付いていけず、散々の結果となってしまった。結局ピレリはこの年でF1撤退。タイヤの善し悪しがレース結果に占める割合はかなり大きいため、失敗した時にはかなりのマイナスイメージを人々に与えてしまう。そんな事は、ブリジストン自身十分承知での参戦であろうから、かなり自信があると思って良いのであろうか?実際ブリジストンは、何年も前からF1用タイヤの開発を行ってきたようだ。出るからにはチャンピオンを狙って欲しいものである。それともう一つ、どうか末永く参加して欲しい。2、3年やってヤーメタでは、伝統と歴史を重んじるヨーロッパの人々からは受け入れられないだろう(グッドイヤー社は本当に偉い!)。
ともあれ、日本人にとっては1つの楽しみが増えた事になる。

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