団報「ビカボシロ」'95夏


特集2:夏のキャンプ


ビーバ 7/28−30 群馬県川場村 「天狗」30名

カブ  8/11−15 山梨県櫛形山グリーンロッジ 「僕らバイキング」46名

ボーイ 8/10−14 八ヶ岳 実践農学校  30名

シニア 8/11−15 牡鹿半島(移動野営)  4名

ローバ 8/19−29 高知までの自転車リレー 9名

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ビーバ 7/28−30 群馬県川場村 「天狗」30名


氏名不詳

 おいしかったブルーベリー。行った中で一ばんたのしかったのは、ブルーベリつみです。大きいのがあまくて、小さいのがちょとすっぱくて、おみやげにしました。大きいのはあらってたべて、小さいのはジャムにしてたべました。ヨーグルトの中にいれるとブルーベリーの色がとってもきれいでした。のこりはパンにつけてたべました。


たのしかったなつのキャンプ

込山聡

 たいへんなキャンプだった。なにしろはん長だったから。一ばんたいへんだったのは、二日目のハイキングだった。12ポイントまでは、らくだったけど、「まもり天狗の顔あつめ」で、すこしつかれたし、おまけに、他の人は、ずーっと先の方にいるから、しゅうごうをかけても、きてくれなかった。

 一ばんよかったのは、「ゆうしゅうはん」になれたこと。ふく長も「ならぶのが早くて、しっかりしている。」と言ってくれました。

 一ばんうれしかったのは、ハイキングの9ポイントの、じん社の絵書きで、絵を書き終わったら、みんなに「うまいじゃん」と言われました。

 ハイキングも、一ばんになれたから、よかった。


ビーバーたいのキャンプ

大原真晴

 七月三十日にビーバーたいのキャンプがおわって帰ってきました。いろいろな虫や草花が、たくさんしげっていました。一ばん楽しかったことが、6Km歩いたハイキングでした。みんなで協力してさいごおわったときは、とてもうれしかったです。カブたいにあがっても元気でいたいです。


たのしかったキャンプ

くどうりょう

 七月二十八日、ぼくは、ビーバーたいのキャンプにいきました。二日目にキャンプファイヤーをしました。ひがばちばちしてました。みんなのかおがあかくみえました。たいへんたのしかったです。


ビーバーたいのキャンプにさんかして

岸竜弘

 7月28日まちにまったビーバーたいのキャンプにいきました。バスでかわばむらについて、ちょうれいをしました。そのあと川あそびをしました。かえるやトンボやバッタとりをしました。おふろにはいってからてんぐのうちわをつくりました。よる、てんぐさがしにいきました。

7月29日きょうもとてもあつい日です。あさからきいろいテープやてがみをたよりに、てんぐさがしにでかけました。けれどもてんぐはみつかりません。よるキャンプファイヤーの中で、てんぐがでました。みんなでげきやうたをうたいました。

7月30日きょうできゃんぷもおわりです。ちょうれいのとき、ぼくたち5はんは、まとまってこうどうができたので、1年で一どしかもらえないさいこうのしょうわもらいました。うちわをみせてぜんいんおほしさまをもらった。かえりみちバスでブルーベリーつみにいきました。あまいのやすっぱいのがあってとてもおいしかった。


ビーバーたいのキャンプにいって

いとうけんと

 あついみちをいっぱいあるきました。9キロぐらいあるいてぼくはとてもつかれました。

おべんとうは、おいしかったです。キャンプファイヤーは、おかあさんたちがしらゆきてんぐをやってくれたのでとてもおもしろかったです。

 かわでおやぐのがとてもおもしろかったです。ビッグビバーになるのが、とてもたのしみだったです。


ビーバーキャンプ

清水智大

キャンプの二日目に、ハイキングに行きました。

みんなで「本当にてんぐがいるかな」と言いました。

一回目のルートは、ポイントで、てんぐのとくちょうや、うたが書いてありました。

てんぐのいえの絵を書きました

どんどんあるいていくと、公えんに森山たいちょうがいて、岩かんのんまでのち図をわたしてくれました。つぎに、きみどり色のてんぐのまもりがみをくれました。

しゅっぱつすると、いろんな色のかみがあって、そこからきみどり色のをとりました。

ぼくは、パズルだと思いました。

いっぱいいっぱいあるいて、ついに岩かんのんにつきました。

てっぺんの岩のほうで、おにぎりをたべました。とてもおいしかったです。

そして、いままでにあつめたかみをならべると、なんとてんぐのおとうさんでした。

いっぱいあるいて、いっぱいあそびました。それから下で水をいれてかえりました。

楽しい思い出ができました。


カブ  8/11−15 山梨県櫛形山グリーンロッジ 「僕らバイキング」46名


と中で帰った夏キャンプ

4デン(4年) 渡橋伸亮

 ぼくは、今年の夏キャンプを3日で帰ってしまいました。なぜなら何かが、つまったみたいで、いがおかしくなったのでベッドでねていたので、す作りがすこししかできませんでした。そして、がまんができなくて、3日で帰ってしまいました。

 でも、す作りでは、トイレや門もあって、かっこいいすがほぼできていました。ぼくは、と中からわらをあつめたりして、ベッドを大きくしました。

 きもだめしは、少し歩いたらローソクの火が消えたけど月の光が明るかったので、ちっともこわくなかった。

 見学だけど、夜戦を見ました。ウオーターガンの音がしてみんな、楽しそうでした。ほとんどの人がつかまっていたけど、3年が宝をとるなんて、おどろきました。ぼくもほんとうは、やりたいと思っていました。体の調子がへんだったのでさんかできませんでした。

 その後は、帰ってしまったのでよく分からないけど、みんな、楽しかったと思います。

ぼくは、「やっぱり、のこったほうがいいかなあ。」と、思いました。 2日後教会に、みんなをむかえに行きました。そしたら、たい長から、さんか賞をもらいました。ぼくは、そのとき「きてよかった。」と思いました。来年は、がんばって、さんかしたいと思います。


夏のキャンプ

5デン(3年)安食健史

 ぼくは、グリーンロッジにいきました。そして、ぼくはぐっすりねれましたし、ごはんがおいしかったです。ゲームで、あそんだことが、たのしかったです。ぼくは、きっちり、りょうりをつくりました。そして、きっちりとはたらいて、ぼくは、よかったとおもいました。かえるときお母さんとお父さんとお兄ちゃんにじまんしてかえろうとおもいました。そして、じまんしていったら、「すごい」と、いいました。そして、いちばんたのしかったのは、山のぼりとりょうりとキャンプファイヤーとバイキングのくんれんがたのしかったです。いちばんたのしくなかったのはないです。おわり。


ボーイ 8/10−14 八ヶ岳 実践農学校  30名


「初めての夏キャンプ」

ニョキニョキ班 山崎弘一朗

 僕はテントを使ったボーイスカウトのキャンプは初めてだ。だから楽しみでもあり不安でもあった。学林というところを降りてキャンプサイトにいくときとてもリュックが重たくてつらかったが何とかついた。サイトについて混合班が発表された。それからサイト作りをした。そして、夕食はマーボナスだった。初めて作ったわりにはおいしかった。

 二日目はたちかまどとトイレを作った。午前中にたちかまどと食器だなを作った。この二つは角しばりとすじかいをつかって作った。おかげでこの二つが結べるようになった。この日は火の付け方も習った。空気が入るようにしてやるといいみたいだ。

キングみたいなものだった。しかし、ぼくたちはとんでもない所へ行って迷った。だからチェックポイントを1つも通れずに帰った。そしてそのと中にこんどはヘビにあった。クリーム色で背中に黒い2本の線が入っていた。そしてそのヘビがどぶにはまっていたから川の中へ入れてあげた。

 そのあとバイキング大会の準備でぼく達はお好み焼きをつくった。生地の間に焼きそばを入れて完成したのは、とっても大きいお好み焼きだった。とてもおいしくできたので良かった。この時が一番たくさん食べられた。キャンプファイヤーも終わって最後の夜がふけた。

 最終日。テントとマーキーのてっしゅう作業をした。サイトから学林までリュックをしょって歩くときやっぱり重かった。教会についたとき、やったと思った。


思い出いっぱいのキャンプ

ニョキニョキ班 河井久直

 今回のキャンプでは僕と西垣君の二人が班長でした。班長になることは、前から予想がついていて、心の準備はできていました。でもやはり班長として班員をまとめ、責任をはたせるか心配でした。

 一日目の設営ではマキーを高くはれ、ドームテントもちゃんと張れました。マキーを見て、雨が降っても大丈夫そうなので安心しました。みんなで分担し手早くできたので時間があまりました。

 二日目のパイオニアリングでは、午前中たちかまをつくりました。角しばりやすじかいができない人には、教えてあげて、みんなでつくりました。食器だなは、午後までかかりました。立ちかまも食器だなも、少し動いてしまうけれど、後三日間もちそうなので安心しました。食器だながあると、いちいち食器などを、炊事ケースにしまわなくともよいので、とても便利でした。僕達ニョキニョキ班のサイトは少し坂でした。そのため炊事ケースの上に板をのっけて机にすると安定感が悪かったです。だから、たおれていた木を、長いの2本短いの 本で切り、なたでその木の先をけずり、とんがらかせてそれを坂の上に短いの、坂の下に長いのをさしました。その上に木をのっけると、机は平らになりました。その時はうれしかったです。今までは食べ物が落ちてしまったりしてたのが、新しい机になるとそのようなこともなくなりました。

 二日目の朝は、僕もみんなも、疲れていてだらだらしていました。御飯を作り始める時間もおそかったし、点検にも間に合わず、時間を延ばしてもらってもまだ終わらなかったです。リーダーが点検をしにきても、着がえていない、食器洗いから帰っていない、と最悪の状態でした。四日目の点検のときには、二日目の点検の時の事をいかし、前の日の夜にはんごうの中に米を入れたりして、十五分延長してもらいました。その時間には、間に合ったし、あまり注意を受けなかったので、よかったです。

 三日目のハイキングでは、八ヶ岳の赤岳の途中まで登りました。カブスカウトの時のクマの夏キャン以来の山登りでした。二千四百mまで登れるか心配でした。歩いているうちに疲れがでてきて足を動かすのがやっとでした。登山中、急にイノシシが二匹でてきたときにはおどろきました。野生のイノシシなんて見たことがなかったし、すぐそこまで、すごいスピードで走ってきたからでした。目的地についた時には、登りきったという満足感でいっぱいでした。疲れなどどこかにいってしまいました。下山途中、けがをしている人と出会ったとき、手当をして、その人が、「ありがとう。ボーイスカウトでよかった。」と言ってくれたときには、うれしかったです。ボーイスカウトに入っていてよかったと僕は、その時、思いました。下山しおわった後、美濃戸山荘で飲んだ牛乳は、とてもおいしかったです。

 僕は、今回のキャンプでいろいろな経験をしました。初めての班長で、班長の大変さ、班長の役の重要さをしりました。キャンプに参加してよかったと思っています。


95年度夏季野営の感想文

アロー班 西垣昌徳

 僕は今回のキャンプで班長になった。ボーイのキャンプで班長になるのは初めてだったが、特に分からないことは無かった。ただ、今までの班が分かれて、全く違う別の新しい班になってしまったので、なかなかうまくまとまらず大変だった。また、班員の中に持病を持っていたり、緊張しすぎて腹痛を訴えたりする人が多かったので、班を動かしてゆくのも難しかった。(そういう自分も、八ヶ岳から戻ってきて鼻血ブーになったけどね)。僕はカゼや病気にならなかったので、最後まで班員の様子を見ていることができたので良かったと思う。

 このキャンプで一つくいが残った。それはどうしても朝の点検を予定の時間どうりに受けることができなかったことだ。班員にはいろいろ指示を出してはみたが、どうしてもだめだった。後で河井の班を見て分かったが、僕はもっとうまく指示を出して動かさなければならなかったのだと思う。

 僕は八ヶ岳に登るのは今回が初めてで、キャンプに出発する前から楽しみにしていたのだ。初めはさほどきつくはなかったが、一本目の丸太の橋を渡ったころから急に険しくなり、少しつらかった。途中、後方でガサッという音がしてみんながバラバラになった。(伸典副長の顔ったらなかったねー)後でそれはイノシシらしい動物だったことが分かった。このような岩がたくさんあって、食物がなさそうな場所に動物が住んでいることに、とても驚いた。山を下りる途中、下方で叫び声があがり、進んでゆくと二人のオバサンが座っていて、一人が目の上あたりをおさえ血が出ていた。転んでけがをしたらしい。僕はすぐに救急用品を出してリーダーに渡した。すぐに出せる場所に入れておいて良かったと思った。(ソナエヨツネニネ)

 このキャンプは僕にとって、これから班長になるための実習のようなものだった。班員をどのようにうまく使ってよいか、いかに楽しくキャンプを行えるか、そしていつもリーダから言われることがどのような形で現れるかが、今回のキャンプで学ぶことができた。しかし、僕はまだ班長としては甘いし、知っていることも少ないので、これからもどんどん活動に参加して100%に近いボーイスカウトになるように、自分を磨き上げてゆきたい。


シニア 8/11−15 牡鹿半島(移動野営)  4名


シニア隊移動野営に参加して

田中淳

やっぱ、シニアって違う!

 こう感じずにはいられないキャンプだった。

 我々シニア隊は8月11日から3泊4日で宮城県牡鹿半島において移動野営を実施した。内容は多岐にわたり、島の散策やハイキングから砂金採り、海水浴にまで及んだ。

 キャンプをふり返り、まず思うことは、計画と違う活動が、盛り込まれたことだ。現地に行くと、計画の他に、様々な面白いプログラムを見つけることが多々ある。それを行うために計画を練りなおす。こんな大胆なことができるのはシニアの魅力の一つで、自分はこのことが大変気に入っている。

 計画通りにいったものの中に、砂金採りがあった。砂金採りというと聞こえはいいが、実際はそんなになまぬるいものではない。川の砂をおわんにすくい、注意深く砂を流し出す。最後に残った金片を頂く、とこれを繰り返すわけだが、いざやってみるとこれほど根気と運が試されるものはない。事実自分は金片を一枚もとれなかった。まあこれは百人に一人くらいのものなのだそうだが・・・。今回のキャンプで言う「面白いプログラム」というのは間違いなく、海水浴のことだった。強い日指しのもと、海に浸る気分は最高だった。しかし、かんかんと照りつける太陽は私達の感覚を狂わせ、海水浴も違った方向に進んでしまった。青々とした海とともに、浜辺に栄える水着の女性がまぶしく思えたのだ。なお、この傾向はスカウトの本心ではなく、あくまでも熱心なリーダーの方々によるところが大きいことをつけ加えておく。

 今回のキャンプは移動野営ということで、つらい部分もあったが、次にやることを考えながら行動することの重要性を認識し、それには柔軟な考え方が必要だと感じることができた。シニアのキャンプは毎回何かを得ることができる。自分が今回のキャンプで何かを得たとしたら、それは柔軟な思考という名の成長であったと思う。


ローバ 8/19−29 高知までの自転車リレー 9名


ローバー隊 四国キャンプ報告

日 程:平成7年8月19日〜29日 ※全員集合は26日(土)

場 所:東京渋谷〜香川金比羅八幡宮(集合)〜高知

テーマ:「おいしい思いをしよう」

形 態:1.自転車をバトンにしたリレー形式の移動キャンプ

    2.各自のスケジュールに合わせた個人プロジェクト

受け持ち区間:

    19日 渋谷〜平塚  鈴木(樹) 鈴木(伸)

        平塚〜熱海  鈴木(樹) 新井

    20日 熱海〜島田  新井 小谷野

    21日 島田〜三河三谷  新井 小谷野

    22日 三河三谷〜大垣  鈴木(伸) 岩下

    23日 大垣〜京都  鈴木(伸) 岩下

    24日 (予備日)

    25日 京都〜西宮  濱田 岩谷

    26日 西宮〜神戸〜(L*X0)〜琴平  濱田 岩谷

        琴平〜豊浜  鈴木(敦) 大木

    27日 豊浜〜土佐山田  鈴木(敦) 大木

    28日 土佐山田〜高知港  岩下 小谷野

    29日 東京港〜渋谷  鈴木(伸) 新井


夏キャンプを終えて

副将 濱田百合子

 今夏のキャンプはスカウト9名(内女子2名)、指導者2名が参加し、8月19日〜29日に実施しました。東京〜四国間(約750km)を、2台の自転車をバトン代わりにリレーをしながら個人プロジェクトを中心に、隊プロが始まる26日を目指し、活動してきました。1人が1回に走る距離は約100kmでした。

 ハンドルを持つ腕にじりじりと灼きつける太陽、流れる汗、横を走るトラックからの黒煙と熱風、お尻の痛み。何でこんな辛いことをやってんだろう…早く着いてお風呂に入りたい…そのためにこぐんだ!という、疲労と自問自答の中で唯一の励みは、目的地までの距離表示がわずかずつでも確実に減っていくことでした。

 京都から四国にわたり、琴平までの計100kmを2日にわたってこいだ私ですが、香川で1泊した後、クラブの試合のために皆より先に高松から飛行機で帰京しました。家に着いたとき、疲労もさることながら、とても奇妙な感覚−身体と心が別々のような感覚−に襲われました。これは、行きに2日、帰りは1時間余りという事実が生んだものだと思います。

 自転車をこいでいる時は、暑さや疲労などいろいろなことを五感で感じながらも、確実に目的地に向かって自分の足で進んでいる、という実感を持つことが出来ました。しかし帰りは、余りにもあっという間で、「さっきまで四国にいたのに…」と言う感じ−身体の移動に魂が追いつかない状態だったのだと思います。

 電車や車、飛行機など多くの移動手段がある中で、あえて自転車で移動したことで、本来、人間が物理的にも感覚的にも、移動するのにあったスピードを知った気がしました。


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