故地探訪 

 

回天の海/大水無瀬島・小水無瀬島(左から)

 

光井港

山口県光市

回天の碑

碑文

太平洋戦争末期の昭和十九年十一月二十五日、人間魚雷「回天」光基地が光市のこの地に開設された

「回天」とは海中を潜り敵艦に体当たりする一人乗りの人間魚雷のことである

祖国日本を守るため、潜水艦に搭載されて南太平洋に出撃した「回天」に搭乗した若者は、再び生きて

この地に還ることはなかった

わたしたちは祈る あなたがたの御魂が ふるさと光に安らぐことを

わたしたちは誓う 未来の子どもたちへ 平和の志を確かに伝えることを

 

  

回天基地跡

 

新日本製鉄 正門前

山口県光市

慰霊碑

碑文

この碑は、昭和20年8月14日の空襲によって殉難した、旧海軍工廠職員、動員学徒738人ならびに

人間魚雷回天特別攻撃隊員の、尊い犠牲を追悼して建立した。

昭和20年7月24日、光市沖における対空戦により、惜しくも祖国に殉じた旧海軍駆逐艦「樺」及び「萩」

の乗員38人の御霊を追悼し、ここに合祀した。

光市民は、この地に永眠したこれら殉難者の霊やすかれと祈るとともに、世界の恒久平和を願うもので

ある

 

光廠会記念碑・平和の光

碑文

戦雲急を告げる昭和十五年十月一日、光海軍工廠はこの地に開庁、大戦中は建設と生産を併行して

推進、従業員、動員学徒三万数千人は一丸となって辛苦の職域活動に挺身した。

しかるに終戦の前日、昭和二十年八月十四日の空襲により壊滅し、不幸にも犠牲者七三八名を数え、

光海軍工廠の命運はここに尽きた。

星霜は移ること四十年、いま我ら光廠会の名の下に集い、戦中の日々に思いを馳せ、殉職者の冥福

を祈るとき、万感惻々として胸に迫る。

ここに新たな決意もと、不戦の信念を堅持、恒久平和の礎たらんことを誓い、記念碑−平和の光−を

建立する。

昭和五十九年五月二十日   光廠会

 

武田薬品工業 光工場

山口県光市

  

旧光海軍工廠の施設

 

  

旧光海軍工廠の施設

 

光市文化センター

山口県光市

光海軍工廠関係の展示

 

  

光海軍工廠関係の展示

 

回天模型

 

光海軍工廠跡地から出土した回天

  

       実用頭部/光市内某所                         回天二型(部分) /平生町歴史民俗資料館

 

回天特攻隊

更新日:2008/11/24