■SPACY SPICY スピードスプリング(仮名)価格未定

※紹介しているスピードスプリング(仮名)はサンプル版でのレポートです。実際の製品では異なる可能性があるのであらかじめ御了承下さい。

なれてくるとクネクネとしすぎるノーマルの黒スプリングからキックボード(プロキック)付属のハードスプリングに変更した場合、体重にもよりますが、蹴りだし時のふらつきもなくなり安定したカーピングが可能となりますが、人によってはまだ硬さが足りないと言う方やスプリングがヘタってヘニャヘニャになり交換をしたいけどチューンナップキットのセット販売しかなく、スプリング単品の販売がなくて我慢している方に朗報です!。SPACY SPICY さんからスピードスプリング(仮名)が登場します。

スピードスプリング(仮名)と純正ハードスプリング。

スピードスプリング(仮名)の方が若干長いです。でも左側のスプリングがちょっと短めなのは誤差の範囲?アジャスティング・ナットで調整できるのでこの程度は問題はありません。

装着後の全体。

スプリングの色は金属の地肌そのままではなく、クロームメッキ仕上げで、色付きのスプリングに見慣れたせいか、とても新鮮です。
元々モノトーンでまとまっているキックボードだけに違和感が無く美しく落ち着いた雰囲気でバイクのアメリカン・カスタムに通じるメカニカルな美しさがあります。

付属のハードスプリングに変更した状態からカーボンデッキをお使いになった場合、ステアリングの感覚が「曲がり易くなった?!」と言う感覚に変わりスプリングの硬さはカーボンデッキの硬さの違いや個人差こそあるとしても、まだ許容範囲でしょう。ところがこの状態からワイドウィール等の大径で重めのエクストリーム系ウィールを装着するとスプリングの硬さはヘニャヘニャで踏ん張り感が無く、タイヤの太さのおかげで安定を保ってるような?に感じで、カーピングは常にフルバンク、路面のうねりや凸凹の程度によってはステアリングは取られ挙動は不安定になりがちな印象になりますが、このスピードスプリング(仮名)で一気に不満は解消されるとおもいます。

裏から見た図。

赤いスプリングのアグッレシブな雰囲気から一転して落ち着いたメカ的美しさ。

純正ハードスプリングより長い為、スプリングが伸びきった時の遊びが少ないのでアジャスティング・ナットの調整の幅が広がったのは嬉しいところ。
純正ハードスプリングでは締めこむと切れ角が減り、緩めると遊びが出て急激なステアリング時にはスプリングがナットのスプリングガイドに引っかかると言う事がありますが、アジャスティング・ナットの締めこみが同じであればスピードスプリングでは切れ角が大きく取れます。

ステアリングを切った状態の純正ハードスプリング。

アジャスティング・ナットは純正ハードスプリング、スピードスプリング共にリングの位置まで緩めた状態でステアリングを切っています。伸びきっている側のスプリングの巻き線数の違いが良くわかります。

カーボンデッキのハードタイプでこの組み合わせではカチ!カチ!とステアリングの切り返しに踏ん張り感が無いです。

ステアリングを切った状態のスピードスプリング

純正ハードスプリングと比べて巻き線数が少ないのが判ります。この事はフルにスプリングが縮んだ時の絶対長が短くなる事を意味し、純正ハードスプリングと比べて切れ角が多く取れる様になります。これによって更に硬めにセッティングしたい時にステアリング切れ角を犠牲にする事が軽減されます。
もちろん、本来の硬さを活かし、切れ角を狭めて挙動を押さえて高速ダウンヒル等に向いたセッティングも可能です。

カーボンデッキのハードタイプもこの組み合わせだと硬質感が消えて良好。

スピードスプリング+カーボンデッキ(ハードタイプ)+ワイドウィ−ルでの走行。

ウィール以外ハード同士の組み合わせでのレポートです。乗った第一印象は、ググッ!っと踏ん張り、クニャッと傾いていた純正ハードスプリングと比べて明らかに違いがわかります。嬉しいのは乗車時にウィールに感じていたステアリング時の重さがウィールのグリップよりスプリングの強さが勝っている為か?感じなくなった気がします。そしてカーピング時は、純正ハードスプリングだと、こちらの意に反して一気にウィールが切れ込みロックしてしまいつんのめりそうになると言う場合がありますが、切れ角が大きくなったにもかかわらず、よく踏ん張ってくれる為、スティックでのコントロールが容易になり、短期間ですが色々試してみても今のところその様な状態はゼロ!です。この事はダウンヒルなどの高速で走行するようなシチュエーションではマシンの安定性を増すとともに、最も有効で大事な事でしょう。スピードスプリングと言う名称はまさに的を射てますね!

また、カーボンデッキのハードタイプではその硬さ故に、高いジャンプがしやすいというメリットが有るわけですが、スピードスプリングを装着する事によって更に磨きがかかるようです。私が思うに純正ハードスプリングとワイドウィ−ルの組み合わせではスプリングが弱すぎて、ジャンプしようと踏ん張った際マシンがどちらかに傾きうまく踏ん張れずにジャンプの高さにムラが発生していたのだと思われますが、ジャンプしても着地の際ステアリングがいっきに切れ込んでヒヤッとする思いをしたりします。しかし、スピードスプリングを装着する事によって、大幅に改善。飛び上がるだけであれば、楽により高く飛びあがれるようです。(装着していきなり可能となった事から、単に私の腕が上がっていたとは思えない)カーボンデッキのハードタイプをお持ちであればぜひ組み合わせたいパーツと言えます、これはビックリ!!。ただ、今度はウィールの耐久性が心配に、、、。

このスピードスプリングは単体で買えるスプリング選択のバリエーションの一つとしてだけではなく、性能や乗り味改善には万人にお勧め出来ます。さすがにノ-マルのウィールで日常の足として利用される方で体重が軽い方や子供には厳しいと思いますが、ワイドウィールやカーボンデッキを装着される方にはぜひ組み合わせてみて欲しいパーツの一つでしょう。
とにかくアグレッシブに走りたい方には迷わず
Recommend!!

ショップHP
SPACY SPICY (株式会社 善)

http://www.active-s.com/

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