井熊さんちの家庭の事情#5 井熊明子
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こんにちは、やーもとです。
糸納豆33をありがとうございます。お約束の長文メールでございます。
さんざん紙メディア復活を要請しておきながら、復刊してもなしのつぶて状態だなんて、私は実に人非人でした。
最近、部室でも某パティオでもすっかりROM状態だったわけですが、原因は、子育て疲れもさることながら、昼休みにゲームをしてるせいでしょうね。まあ、たいしてはまるゲームもないのだけれど、とりあえず、昼飯を食べながら、スイッチを入れてしまうと、そのままずるずるいってしまうんですね。
いいわけはこの辺にして、感想に移りましょう。
「領事の物語」をまとめて紙で読めたのは嬉しかった。
このごろ、うちのFMVは、部室や某パティオの発言を自動通信でダウンロードしたときに、複数の発言がつながって一部壊れてしまうという怪現象が起きていて、小林さんの南米紀行もフランス紀行も一部読めなかったんですよ。小林さんが「領事として」赴任する、と聞いて、きっと誰か何かやるんじゃないかと思っていたけれど、やっぱりやりたいですよね。他に、学者とか探偵とかもいるといいんですが(編註1)。
ところで、上述の怪現象、ログをzipに落としていた頃に気がついたので、そのせいかと思ってHDに落とすようにしたのに同じように発言がかけてしまってます。最近、不審な動きを見せている「NORTON」のせいなのかしらん。
話を元に戻して、イグアスの滝の写真をカラーで見たかったなあ。コピー枚数から考えて無理な話なのは当然なんですが、では、と、糸納豆HPでは?と覗いたんですが、「領事の物語」は見れないんですね(編註2)。
紀行文っていいですね。行ったこともないところでも、ちょっぴりだけその雰囲気を味わえる気がします。
ラテンアメリカのひなびた空港の描写など読むと、パラオのひなびた空港を思い出します。うーむ、私も書いとけばよかったな。ニューカレドニアで「地球の歩き方」のおかげでちょっとくたびれもうけをしてきた話なんかなら、結構うけたかもしれない(そのせいで、文中に「地球の歩き方」が出てくるたびに、思わず苦笑してします。)
フランス旅行日記も期待してますよ。
さて、次は「お楽しみ〜」にいきましょうか。
「CCさくら」が地上波で放送されると聞いて、私は万全の(?)録画体制を整えました。このために、Hi8×SVHSのダブルデッキ(井熊氏には、今頃そんなもの、これからはディジタルだよ、と言われた)に換えたんだからって言うのは冗談だけど。まあ、ありがたく1話からHi8で録画してます。子供たち二人(2歳の次女もそろそろこういうのも受け入れられるようになったらしい)も大好きで毎回楽しみに見てます。
カードの使い方もおもしろいし、名前を呼ぶこと(名前を書くことも)が重要な意味を持っているあたり、ファンタジーの基本をついてますよね。
ところで、そうか。さくらちゃんは「天然の健やか」少女ですか。うちのもこんなふうに育ってくれるといいなあ(育てなきゃならんのだが)。
そして・・・、ええっ、桃矢さんってそうだったの(編註3)?
わたしゃてっきりさくらにシスコンかと。だって、イリュージョンのカードの時雪兎の家からさくらをおぶって帰るときに、「こいつで遊んでいいのは俺だけだ」って言ってたし(もっとあぶないか)。
とにかく、これからも楽しみです。Hi8のテープ補充しとかなくちゃ。
「投函された〜」を読んで、また、「全てがFになる」がどうして私にとって許せないか考え込んでしまいました。題でネタバレ(FといったらあのFしかないじゃないか、なのに、なかなかそこにたどり着かなくていらいらさせられました)もさることながら、やっぱり、犯人の動機の根元が狂気あるいはトリックへの執着だと許せないんじゃないかな、と、言うのが結論ですかねえ(実は、もう一つ感情的なレベルで許し難い点があるんだけど、本当にネタバレだから止めときます)。
確かに、テレビで流れるニュースの中には、全く理不尽で狂気の沙汰としか思えないものもあるのですが、ミステリの中で、狂気の犯人とか、とにかくそのトリックで人を殺したい(こりゃやっぱり狂気だわ)とか、それで動機を片づけるのは手抜きに感じられます。この辺、RPGの悪役に対する好き嫌い(悪役が好きってのも変だけど)にも反映されていますね。
やっぱり、人情に訴える話の方が好きだなあ。だから、宮部みゆきも超能力ものよりも下町人情時代ものの方が好きだったりします。犬が語り手になる短編集「心とろかすような」なんかも面白いですよ。井熊家では、小野不由美の後、宮部みゆき熱が上がりました。
「La Jollaからの〜」のチャック・イェーガーの話、面白かったです。アメリカの爺さんは元気ですねえ。
「The Right Stuff」は、原作の方を読んだだけですが、イェーガーのエピソードは印象的でした。この人のまねをこぞってしたせいで、パイロットは出身地を問わず、南部なまりになってしまうあたり、アメリカ人も何だかなあ。実は、形からはいるのは日本人ばかりじゃないってことかしら。
それと、地震、雷、火事、爆発などの災害にわくわくどきどきしてしまう平岩さん。お友達です。
ずいぶん前に、救難ブイの明細書を書いたときなど、浸水、転覆等々様々な緊急時のシチュエーションをいろいろ思い浮かべ、以前に読んだ海洋冒険小説の場面などとオーバーラップさせながら、思わず恍惚としてキーボードを打つ手が止まってしまいました。
おなかをバットで殴られるのはイヤだけど、衝撃波に波打つガラスって、一度見てみたいものです。
ところで、井熊家では、そろそろパソコンの買い換えを検討しています。
と、いっても、マックに鞍替えしようというのではありません。お仕事の関係がありますから。
井熊氏は、「日経パソコン」の記事に基づいて、MP3関係のソフトを手に入れ、暇を見ては、「クロノトリガー」だののCDをMP3データに変換していて、結構入れ込んでいます。井熊氏曰く「もうCDは要らない!、これからは欲しい曲だけダウンロードすればいいんだ!」と言い放っています。とても、ミニコンポを買い換えようなんて言えない雰囲気です(CDの調子が悪いのに)。
MP3は、確かに、便利なものかもしれないし、SONYがMP3データの配信を検討しているといったニュースもありました。しかし、やーもとはどうも二の足を踏んでしまいます。
家にあるCDのほとんどはやーもとが買ってきたもので、井熊氏はほとんど聴くこともないのだから、彼にして見れば邪魔者ですよね。その邪魔者が減る、あるいはこれ以上増えないのだから、彼がMP3を歓迎するのは当然です。
しかし、それほどいいものなのかしらん(編註4)。
3分程度の曲が5MBに圧縮されるから、1GBのハードディスクに入れられるのは、600分程度。CD1枚が45分程度として、13枚。家にあるCDは、100枚には届かないにしても、40〜50枚くらいはありそうだとすると、CDのMP3データだけで4〜5GB必要ってことに。
ヒットソングのためにCDを買っていたような人には、MP3データの方が安上がりかもしれないけど、CD丸ごと聴くのが当然という聴き方をする人間にとっては、CD買った方が安そうだしなどと、いろいろごねてみても、新しいミニコンポなど到底OKしてくれなさそうです。
新しいミニコンポはあきらめるとして、パソコンのCD−ROMで再生した音をまともなスピーカにつなぐとか、いまそこにあるミニコンポにライン入力する方法でも考えた方がよいかしら。
これって、単純に、パソコンの後ろにあるLINE OUT 端子とミニコンポのLINE IN端子を接続すればよいのかしら。などと、素朴な疑問にとらわれてます。
うーむ、紙メディアにもCDにも執着してしまうなあ。
長文メールと胸を張って(?)言える長さまで駄文を続けたところで、失礼します。
それでは、残業も休出も程々に、体に気をつけて。
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【編註1】 「学者」なら実はたくさんいる(笑)。しかし「探偵」とか「兵士」とか「司祭」とかはいない(笑)。「詩人」も……いないだろうなあ(笑)。
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【編註2】 ごめんなさい。「領事の物語」はまだWEB化してません。
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【編註3】 さくらの兄の桃矢が親友の雪兎に想いを寄せている(笑)ことを指す。想い人が妹(笑)、というよりはなんぼかマシだが(笑)、いずれにしてもアブナイ(笑)。
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【編註4】 MP3は、はっきりいって音質はCDよりかなり落ちます(笑)。
現在のパソコンの処理速度だと、CDからMDなりカセットテープにダイレクトに録音した方が時間がかからなくていいと思うんだけど(笑)。
CDRドライブの音楽CDダビング機能というのもあるけど、CDRドライブを買うお金があればそこそこの音質のミニコンポが買えてしまうな(笑)。
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