編集後記#40
たこいきおし


■どうもお久しぶりです。前号からおよそ5ケ月のご無沙汰でした。糸納豆EXPRESS40号をお届けします。
 なんと、通算40号です(笑)。とはいえ、特に40号記念企画とかはありません(笑)。何かを期待していた方がいたらすみません(笑)。まあ、継続は力なり(笑)、ということでひとつよろしくしてやってください(笑)。

■本業(笑)は……つい先日人事異動で部署が替わったりしましたが、ぼちぼちやってます。今度の部署は完全に商品開発専門の部署ですが、入社した頃はそんな仕事をすることになるとは思ってもいなかったことであるなあ(笑)。

■実は10月中旬にアメリカへの出張の予定が入っちゃったので、京フェスに行くかどうかけっこうぎりぎりまで迷ってたんですが、国書刊行会ネタがまた聞けそうだということで、勢いで参加することにしました(笑)。

■今回の表紙&裏表紙写真は、8月に北海道に出張した際の一コマ。カラーコピーしちゃうとつぶれてわからなくなっちゃってるかもしれませんが(笑)、地平線まで一面の麦畑、という光景はなかなか壮観でした。ホップも青々として綺麗。まあ、ビール作りの原点ということで。

■では、掲載原稿についていささかコメントなど。

□「ぼくはこんなにも…」
 恒例の観劇日記(笑)ですが、今回も観劇以外のネタがけっこう多いです。とはいえ観劇比率(笑)は前号よりは高いかな。今期は観劇したものの中では満足度の高いものが多かった気はします。しかし、半年の間に『エリザベート』2回というのは、自分でもちょっとどうかと思います(笑)。

□「お楽しみはこれからだッ!!」#58
 今回は時間がなかったので冒頭ページのみですが、ほとんど橋本みつるコーナーと化しつつある……かな(笑)。
 橋本みつるについてはこれと日記の方でも書いたのでまあいいのですが、今回、橋本みつると同じ号に載っていた那州雪絵『魔法使いの娘』に関してちょっとだけ。男性おたくの生態をリアルに描き出した今回のエピソードって、時節柄、『電車男』への当てこすりっぽいかも(笑)?
 いや、『電車男』の物語の構造って、那州雪絵の『ここはグリーンウッド』の主人公の恋が成就するエピソード「愛は勝つ」に似ているな、と前々から思ってたんだけど……

1:主人公が暴力沙汰からヒロインを助けようとするのが発端。(ただし、実質的にはあまり役に立たない)
2:主人公が周囲のアドバイスを受けて努力する。
3:周囲の人間がこぞって主人公を応援し始め、恋が成就すると拍手喝采。

 『電車男』の本質が、電車男が語るベタな恋愛物語ではなくて、電車男を応援するスレ住人との関係性にあるという観点からすれば、親和性はかなり高いかと。まあ、一読者がそう感じるくらいなので、那州雪絵本人に多少は思うところがあっても不思議ではないかな〜と(笑)。
 で、件の『魔法使いの娘』のエピソードですが、主人公とおたく青年は電車ならぬバスで邂逅。おたく青年が落とした同人誌に蜘蛛の妖怪が憑いていることに気づいて、なりゆきで妖怪退治するんだけど、その事件を経ても二人の間には恋愛や友情はおろか、単なる知人レベルの関係性すら発生しない、というのがナイス(笑)。おたくの趣味嗜好をありのままに提示して肯定も否定もしないのもマル。
 『電車男』の脱おたく万々歳、という方向性にうさん臭さを感じている向きにはオススメしておきます(笑)。

□「Technical Note」 #40
 今回はまったく環境変化がなし。しかし、今回のこのコーナーを書くために昔の「Technical Note」をちょこちょこ読み返してみたんですが、最初にこのコーナーを書いたのって1994年でした(笑)。もう11年同じことをやっているのか、と、自分でもちょっとびっくり(笑)。

■さて、次号は、今回ページ数が少なくて淋しかったので、「お楽しみはこれからだッ!!」の新作を2本くらい、観劇(その他)日記はまず確定(笑)。それ以外は全く未定(笑)ですが、今回ちょっと手抜きだったので、次号こそは音楽ネタとか,他のこともやりたいかな(笑)。
 そんなこんなで、たぶん来年のSFセミナーでまたお目にかかりましょう(笑)。

(編集のBGM MOONRIDERS『P.W Babies Paperback』)


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