日常茶飯

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目次

改変

 パソコンはいつも同じ状態で使いたいので新しいソフトを入れるのは控えている。 それでも、使っているソフトをアップデートしたりバージョンアップするし、 マイクロソフトは毎月 Windows のセキュリティ修正パッチを公開するからパッチをあてる。 きのうも8つのパッチをあてた。 知らないうちにパソコンのシステムは少しずつ改変されていく。

 こう云うのは、どうも困った状況なんだよね。 調子の良い状態の儘で使い続けていれば何も問題は起こりそうにないからいいんだけれど、 パッチをあてる度に、システムは改変されているのだから、 知らない間にソフトの互換性がなくなり気がついたときはソフトが動かなくなることだって起こりうる。 先ほど、訳の分からない事が起きた。

 スパイウエアを駆除するフリーソフト Spybot S&D を実行してディスクの中をスキャンしていたンだけど。 4万件以上のスパイウエアについて調べるものだからけっこう時間がかかる。 それが途中でディスプレイが真っ暗になり電源が落ちて仕舞った。 別段気にせず電源を入れ起動させて、またスキャンを開始した。 先週末も実行し「おめでとう!スパイウエアは検出されませんでした」と普段通りだったのである。 ところが今度も途中でダウンして電源が切れる。 電源を入れてみると、起動したときにウィルス対策ソフトのウイルスバスターのダイアログが現れた。 「プログラムの起動時に連続して障害が発生しました。安全のために、ウイルスパターンファイルを前回のアップデート前の状態に 自動復旧しました」。 何だかヘンではあるけれど Spybot S&D とウイルスバスターが喧嘩したのかな。 と思って、ウイルスバスターのリアルタイム検索をオフにして、もう一度スキャンを行った。 少し慎重になっている。 ディスクにアクセスするランプがチカチカする度に固唾(かたず)を呑む思いである。 再び4万件以上の項目をスキャンしている。 ダウンしたのは半分を過ぎる前だったか知らん。 いい塩梅(あんばい)に半分を超えた。 それが、あと一万件足らずと云うときになってダウン。トホホ。

 それで思いついたのは、セーフモードで起動して実行すればいいンじゃないかなと云うこと。 長らくやってないので忘れたが、電源を入れてF8を押すのである。 タイミングが難しい。 Windows 2000 の場合だけどね。 思ったよりも起動に時間がかかる。 アイコンがバカにでかい。要するに解像度が低いのだ。 で、 Spybot S&D を起動すると画面に収まらない。 どうでもいいからスキャンする。 随分待ったが無事に終わった。 これからもこう云うことは起きるだろうけれど、何だか知らないけれど疲れるね。
'06年06月15日

クーラーバッグ

 梅雨入りしたものの雨はあんまり降らないから雨季と云う気分はしないけれど、 夏が近づいたのは間違いない。少し汗ばむようになった。 エアコンを入れて気温を僅か一、二度下げただけで過ごしやすくなる。 あしたの天気は下り坂になるそうである。

 最近ペットボトルを持ち歩く人を見かける。 販売機などで買ったばかりと云う風ではなく、 冷やしたお茶を家で詰めて筒状の袋に入れている。 保冷用の袋で、アルミ蒸着の内側に中間層が発泡ウレタン材。 これも見かける。 で、先日ふと思った。

 弁当箱を入れる保冷袋があったらいいなぁ。 別に弁当でなくてもよい。 サンドイッチなんかを入れておけば、夏の暑い盛りでも持ち運ぶことが出来る。 それで、スーパーで探してみるとあるんだなぁ、これが。 以前からあったのかも知らないけれど、クーラーバッグと云うらしい。 矢張り、内側がアルミ蒸着で、中間層が発泡ウレタン材になっていて弁当箱が丁度はいる大きさのバッグである。 文庫本ぐらいの保冷剤がひとつ付いていて、冷凍庫で凍らせて使うらしい。 横幅はちょっと長すぎる。

 さっそく、この二三日試してみた。 これがなかなかいいのだ。 朝出かける前に凍った保冷剤を入れて、サンドイッチを詰めてチャックを閉める。 昼時にあけてみると保冷剤はまだ凍っている。 だいたい五時間は持つようである。 これなら鮨でもいけるよォ。
'06年06月14日

天守閣

 たまたまテレビを見ると、NHKの「巧妙が辻」で本能寺の変をやっていた。 普段は大河ドラマは見ないが、こう云う山場では前の筋立てとは関係なく分かるだろうと 見ると、えっ。思わず呆れた。 信長は鉄砲で撃たれるし、濃(斎藤道三の娘で、信長の夫人ですね)は蜂の巣になっている。 アーサー・ペンの「俺たちに明日はない」の最後、ボニーとクライドじゃあるまいし。 余りにも馬鹿莫迦しいから見るのをやめた。

 『信長公記』では、こうである。 <信長、初めには、御弓を取り合ひ、二、三つ遊ばし候へば、何れも時刻到来候て、 御弓の絃(つる)切れ、其の後、御鎗(やり)にて御戦ひなされ、御肘(ひじ)に鎗疵(やりきず)を被(こうむ)り 引き退き、是れまで御そばに女どもつきそひて居り申し候を、女はくるしからず、急ぎ罷り出でよと、仰せられ、 追ひ出させられ、既に御殿に火を懸け、焼け来たり候。…(中略)… 殿中奥深入り給ひ、内よりも御南戸(なんど)の口を引き立て、無情に御腹めされ>

 勝手に脚色するものではない。 まあ、そう云うことはどうでもよいとして、安土城のことである。 織田信長の死後すぐに焼失したと云う安土(あづち)城。 当時、宣教師ルイス・フロイスがヨーロッパのもっとも壮大な城に比肩しうると記し、 天守閣にいたっては、我らヨーロッパの塔よりもはるかに気品があり壮大な別種の建築である、 と書いていると云う。 その安土城天守閣の実物模型がある事を知ったのが3年前。 上田篤さんの『都市と日本人』(岩波新書)による。 滋賀県立安土城考古博物館にあるそうで、 <建物と展示はなかなか立派だ。白亜のモダン建築のなかに、壮大な安土城の全景模型、 華麗なインテリア・ヴィデオ、そして数年前のセビリア万国博覧会に出展されたという安土城天守閣の最上層とその下の層の実物模型などがある> と、云うことだそうだ。 以来一度見てみたいと思っていたのを思い出した。
'06年06月12日

早寝早起き

 この春から早起きになった。 それで、朝からバタバタ支度することもなくなった。 ゆっくり出来るのは悪いものじゃないから、その儘いまでも続いている。 朝が早くなると夜も早くなる。 早寝早起きと辻褄は合っているから 健康的な生活で何よりなので、これからも続けるつもりでいるけれども、 果たして思うようになるかは請け負えない。

 健康的なのはいいけれど、困ったことがひとつある。 いや困ると云う程ではないが、この欄に穴が明くようになった。 以前は毎日のように作文を弄(ろう)していたのが、近頃では一日おきに書いているんじゃないかなぁ。 書くことがないと云うのではないし、忙しくて暇がないと云うのでもない。 大概は寝る前に書いていた。 或いは寝酒を飲みながら書いていることもあった。 そのうちお酒が廻って、おかしなことを書いたもンだと云うこともあったけど、 私が気にしなければ誰かが迷惑すると云うものでもない。

 寝る前の作文が、順序が変わって書く前に寝て仕舞うのである。 早く寝るから書く暇がないとも言えそうだけれど、 作文を弄することと寝るのとで順序が逆になったに過ぎないと思っている。 少なくとも不眠にならずよく寝ているのだから、よく寝る大人は健康と云うのか知らないけれど、 別に困るものではない。 で、きょうは大丈夫。
'06年06月10日

砂書帖 ・ 取り替え

 ▼ デジカメのバッテリーを充電すると、余り充電されていないのに「満充電」と表示されるので寿命かなと思った。 かれこれ4年以上使っているけれど、バッテリーの寿命として妥当な期間かどうかわからない。 説明書を見ると、リチウムイオン蓄電池は消耗品であることは明記しているけれど、 どう云うときに交換すべきかハッキリと書いていない。 寧ろ、デジカメ本体が故障した場合のことについては、やたらと詳しいのはなぜだろう。 バッテリーよりも本体の寿命が短いと踏んだのであれば、得したと云えるのかも知れない。 そんな邪推はどうでもいいが、バッテリーを交換することにした。

 ▼ 4年の間にバッテリーの型番号が一つ増えている。 電圧も少し高くなった。 バッテリーの残量は時間の「分」単位で表示されるのだけど、 さっそく取り替えたバッテリーを充電すると以前よりも早い。 型番号が増えた分、性能がよくなったと思ったが、残量が35分で「満充電」となるのはヘンだなぁ。 前は70分以上は溜まっていたのだ。 何だかわからないから、その儘にして2、3日経って、もう一度充電すると、今度は74分。 なあんだ以前と余り変わらない。 充電時間は少し短くなったかな。
'06年06月07日

打ち切り

 先日、近所の本屋で雑誌をながめていると、「C MAGAZINE」が見あたらない。 たまに買っていたプログラミング技術情報誌である。 さてはと思ったら矢っ張りか。 版元のソフトバンクのサイトをみると、 「3月18日発売の4月号をもちまして休刊することとなりました」。 休刊と云うのは業界の慣用句らしい。 休むのではなく廃刊である。

 さて、文藝春秋社のサイトをみると、 今月の新刊文庫の中に、高島俊男さんの『お言葉ですが…⑦漢字語源の筋ちがい』があって、今週発売される。 毎年これを楽しみにしている。 「週刊文春」の連載で、一年経つと単行本になり、それから3年経つと文庫に入る。 雑誌の方は滅多に読むことはないし、 高島さんの本を知ったのは文庫だったので、文庫で出るとすぐに買って纏(まと)めて一気に読んでいた。

 きのう気が向いて図書館に行った。 休日だからか人で溢れていた。 貸し出しカウンタの前に列をつくっている大概の人は本を両手一杯に抱えている。 皆さんよく本を読みますなぁ。 と、滅多になく借りたのは、高島さんの『お言葉ですが…⑩ちょっとヘンだぞ四字熟語』の一冊。 それと、古今亭志ん朝のCD一枚「真景累ヶ淵(しんけい・かさねがふち) 豊志賀(とよしが)の死」を借りた。 志ん朝さんのが貸し出し状態なのは初めてである。 この三遊亭圓朝作の怪談噺が一枚だけあったのである。

 話をもどして、高島さんのは最新の単行本である。 うちに帰って暫く読んでいて、何気なく「あとがき」をみると、 「単行本としては、最終冊である」とあって驚いた。 売れゆきが悪いのだそうだ。 雑誌の連載はいまでも続いているのだが、単行本は打ち切りなのだと云う。 高島さんの本は売れないのではなく、知られていないのだと思う。 わたしもそうだったが、偶然見つけて面白いので、以前の著書を纏めて買って読んだと云う話はよく聞いた。 勿論、売れていないのは単行本の方であって、買ってもいないで残念がるのも何だか図々しいようだけど、 それでも矢っ張り寂しいな。
'06年06月05日

アップデート

 気がつけば色んなソフトがアップデート版をリリースしている。 よせばいいのに纏(まと)めてアップデートを行った。 先ずは秀丸エディタ。 これは上書きインストールすればいい。 次に、ブラウザのMozilla Firefox とメールソフトのThunderbird である。 いずれも脆弱性の修正を含むバージョンアップだそうだ。 ここまでは何も問題なかった。

 アドビ・アクロバットとアドビ・リーダーをバージョンアップしようとして、 「アップデートの有無を今すぐチェック」と云うのを実行したら、 項目がずらずらと現れた。 長らく放ったらかしていたらしい。 更新を選ぶとダウンロードが始まって、それが終わるとインストーラが現れたのはいいけれど、 インストール・ディスクを入れろと云って承知しない。 仕方がないのでアクロバットのCD-ROMを引っ張り出して、 云うとおりにすると、インストールの進捗(しんちょく)をあらわす青い目盛りが途中で止まった。

 今度は、ここから先はいったん再起動する必要がありますと。 それで、再起動するとインストーラが現れて、青い目盛りが止まったところから動き出した。 続きをやるらしい。 暫(しばら)くすると、またディスクを入れろと承知しない。 その後、また再起動しろと云って、結局3度再起動した挙げ句に漸(ようや)くアップデートが終わった。

 アップデートしたからと云って、ソフトが使い易くなったと云うためしはない。 寧(むし)ろ、使い慣れた儘でいいのである。 近頃では脆弱性が修正されることも多いから、我慢して付き合っているけれども、 アップデートしても何にも嬉しくはないのである。
'06年06月03日

衣替え

 六月朔日のきょうは、よい天気で夏日だった。 梅雨まえの晴れた日は気分がいい。 それにしてもばかに暑い日だった。 夕飯の後でエアコンの冷房を入れた。 うちでは今年はじめての冷房で、 尤(もっと)も部屋の温度を1、2度下げるだけである。

 エアコンで思い出した。 夏や冬にはエアコンを24時間つけた儘(まま)にする方が電気代は少なくて済むと云うことを聞いたことがある。 最近のエアコンはインバータ方式で、設定した温度に近づくと運転が弱くなるが、 温度差が大きいと猛烈に動くようになっている。 だから、つねに一定の温度にしていれば室外機が激しく回転することはないし、 スイッチを入れたり切ったりと頻繁にすることもないので電力は少なくて済む、と云うことらしい。 本当かどうだかはわからない。この夏ためしてみようか知らん。
'06年06月01日

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