日常茶飯

[注意] Netscape 4.x では日付が表示されません。このページ半月経つと移動します。
#27 
目次

砂書帖 ・ ブログ

 ▼ 最近は新聞や雑誌などでブログにつての記事を目にすることが多い。 ブロガーは国内で2百万人を超えていると云う。 今日の日経新聞の「春秋」はブログの悪口で、さっき出張から帰ったとか、 誰某の新作を読んだとか、なんだつまらない等と書いている。 そりゃつまらないだろう。
 今日は何食ったと云うばかりのブログを見るから下らないのであって、 ブログはその書き手による。 面白いブログはいくらでもある。 それを見つけるのは偶然もあるが、私は幾つか決まったブログを毎日楽しく読んでいる。

 ▼ USBメモリは百円ライター程度のサイズにパソコンのデータを保存して持ち歩けて便利である。 その容量も段々と大きくなって来て今では値段も安い。 ところが、先日の日経新聞に容量ゼロMBのUSBメモリと云う製品の記事が載っていて興味を持った。
 メモリ容量はゼロだが、人のパソコンを自分のパソコンのように使えると云うもので、 これを人のパソコンに差すと、商品についてくるネット上のスペースに自動的にアクセスし、 ここに置かれているメールソフトを使ってメールを送ったり、ファイルを扱ったりすることが出来る。 最後に抜けば、これまでの操作や情報が全てクリアになる。 だからネットカフェでも安心して使える、と云うもの。 実勢価格1980円。

 ▼ 容量ゼロのUSBメモリは安いし便利そうだから買おうと思ってメーカーのホームページを見ると 何だか要領を得ない。 知りたいことが分からないのだ。 検索すると、利用している人のブログがあった。 なんだ余り使えそうにない。
'05年04月30日

変な犬

 まゆ毛のある犬を見たことがある。 本当は誰かのイタズラでマジックで書いたものだったと思う。 以前「みんなのうた」に、小室等&清水國明の「まゆげの唄」と云うのがあった。 ♪「まーゆーげ。書いただけ」で、げらげら笑いころげたと云う歌だった。 まゆ毛の犬は余り珍しくはないのかも知れないが、サングラスをした犬に出くわした。
 それは帰宅途中、道の向こうから飼い主に連れられてやって来るブルドッグに似た小型犬だった。 段々近づくに従って、それはサングラスではなく、 昔の戦闘機のパイロットが使うようなゴーグルをかけていた。 丁度、 スヌーピーが犬小屋に跨(またが)って空の英雄フライング・エースに変装し宿敵レッド・バロンと戦うときの、 あのゴーグルにそっくりだった。 飼い主が面白がってそうさせたのだろうけれど、 ついでに赤いスカーフを首に巻けば、もっと可笑しかっただろう。
 もうひとつ変わった犬を見たのは、この前の土曜日の丘の上にある公園である。 犬の訓練士が真っ白い毛の大きな犬を連れて来た。 口に、筒のような口輪をはめていて、 並木道を大きなシッポをゆらして威風堂々と歩いていた。 それが、どう猛なのか臆病なのか莫迦(ばか)なのか知らないけれど、 目の前に飛んで来て降り立った鳩に向かって吠えだした。 吠えるのだけれど口輪が邪魔してうまく声が出ない。 それで、体を大袈裟に捻(ねじ)らせて四つ足をバタバタさせた。 訓練士が、こらっ!と一喝して泣き止んだ。
 その公園から帰る夕方、下り坂を下りたところに三階建ての屋敷があった。 庭の一角に建物に沿って竹が群生していた。 西日を遮るために植えたのだろう。 屋敷の天井までそびえ立つその竹は、風が吹くとサラサラと揺れていた。 まるで万葉歌のようだった。

   わが宿(やど)のいささ村竹(むらたけ)吹く風の
    音のかそけきこの夕(ゆうべ)かも

'05年04月27日

砂書帖 ・ アップデート

 ▼ 日曜の晩 Mozilla 1.7.7 日本語版がリリースされたのを知りアップデートした。 最近 Mozilla Japan は繋がりにくいと思っていたら、なあんだ サイトの回線設備のメンテナンスを行っているそうだ。 今日もなかなか繋がりにくい。

 ▼ 土曜の午前中にアップデートしたウィルスバスターのパターンファイルは 件(くだん)の大規模障害を引き起こしたファイルだったが、Windows 2000 では影響はなかった。 日経BP社のIT Pro の記事には、Windows XP SP2や Windows Server 2003/2003 SP1のパソコンで障害が発生するとあったが、違うらしい。
 その後トレンドマイクロ社から来たお詫びのメールには、 午前7:33~午前9:02の間にパターンファイルをアップデートした場合に問題が発生すると云う。 また、修正済みの1つ上のバージョンのパターンファイルを午前10:51に公開したと。 ログを調べると、10時頃にアップデートしているので該当しない。 でも修正版が出る前のアップデートである。 じゃあ、このアップデートは何なんだ。
'05年04月26日

事故

 兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車が脱線し、 車両がマンションに激突する大惨事が起きた。 事故を起こす前に電車は停車駅をオーバーランして引き戻って乗客を乗せたと云う。 遅れを取り戻すためスピードを上げていたそうだが詳細はわからない。 また、脱線した近くのレールの上に車輪が石を踏みつぶしたような跡が残っていたとも云うが、 事故との関連は不明である。
 この様な事故は珍しいものではない。 度々起きている。 2年前には特急電車が脱線し横転したし、3年前には特急と乗用車とが衝突した。 その前には下り列車の後の車両が脱線し、上りと衝突している。 どうすれば起こるのか、列車の正面衝突も何度も起きている。 技術の進歩とは関係なく事故は起きる。 それは、所詮人が作った機械であり、その機械を動かすのも人だからで、 今日の事故と50年前、100年前の事故に違いはない。 同じ人が起こしたのである。
 亡くなった人は帰っては来ない。 7両編成の電車のうち3両は無傷だったと云う。 あのグチャグチャになりマンションに巻き付いた車両は先頭2両目だそうで、 先頭車両はマンションの駐車場に入り込んだと云う。 先頭車両にいた人に、かすり傷程度で済んだ人もいたそうだ。 運命はわからない。
 安全は紙一重で繋がっているのかと思うときがある。 バスに乗っていたときの話で、そのときは満席でたまたま一番前の席にいた。 信号待ちをしていたバスが、信号が変わって動き出したちょうどそのとき、 急ブレーキが掛かりバスが大きく揺れた。 そしてトラックが猛スピードで前を横切って行った。 その何分後には、いつものバス停で普段のように降りたけど、 タイミングが少し違っていたら病院にいたかもしれない。 あの時は危なかった。 まだ一年も経っていないけれど、あのとき横切ったおやぢの猿の様な横顔は今でも憶えている。
'05年04月25日

システム障害

 テレビのニュースでもやっていたが、 きょう午前中に、新聞社やJR東日本などの企業で大規模なパソコン障害が発生した。 原因はトレンドマイクロ社のウイルス対策ソフトの不具合だと云う。
 共同通信社では加盟新聞社向けの記事配信ができなくなったそうで、 その他、朝日、読売、日経の各新聞社でもパソコンが起動できないなどの障害が起きたと云う。 またJR東日本では、旅行の予約管理システムの端末が営業開始から起動しなくなり、 約1時間後に復旧。 電車の運行や発券に大きな影響はなかったと。
 トレンドマイクロ社はホームページで、 ウイルスパターンファイルをアップデートした直後からコンピュータのCPUが100%の状態となり、 コンピュータの動作が著しく遅くなります。と、公表した。 Windows XP サービスパック2のパソコンでは障害が発生するのだと云う。 午前11時にはパターンファイルを差し替えて問題を修正したのだとか。
 パターンファイルが原因でソフトが誤作動したり、パソコン自体が動かなくなると云うのは本末転倒。 一方で、障害が生じたパソコンが一斉にネットに繋がらなかった為に、 ネットが空いて使いやすくなったとも聞いたが、本当はどうだか知らない。 セキュリティ対策ソフトに障害をおこされては、本当に困るよね。
'05年04月23日

万年筆

 長らく愛用していたペンはカートリッジ式のボールペンで、 書き味の滑らかさが気に入っていた。 ただ10年以上も使っているとカートリッジ(替芯)を買い求めるのは大変で、 どの店にも置いてあると云うわけではない。 それで、ボールペンを止めて今では万年筆を使っている。
 百貨店の文房具売り場で見つけたもので、 「オートのボールペン」で知られる国産ボールペンの草分け、OHTO社製の万年筆である。 書きやすく、携帯に便利なのだ。 本体よりもキャップの方が長い構造で、使う時に144.8mmの全長が、 しまうと98.8mmのポケットサイズになる。 値段は1050円。 6本入りのインクカートリッジは210円也。
 さて、万年筆に興味を持つ人は川窪万年筆店のホームページがある。 尤も私はこのお店のお客ではないので、薦める立場にはないしその任でもない。 何年か前の新聞に紹介記事が載っていた。 何でもこのお店はただ売るのではなく、 ペン先の調整を行った上で購入客に渡していると書いてあった。 万年筆の製造および調整技術は国内外で評価を得ていると云う。 それで好印象を持ち、時々ホームページを見ていた。
 素人作りのホームページと云った感がしないでもなかった。 万年筆のノウハウなどもあり、 通販もやっていて贈り物をするのに使えるかなと思っていた。 ところが去年のいつだったか、そのホームページが消息を絶った。 URLが変わったようで検索すると見つかった。 新しいページはブログ風になっていた。


川窪万年筆店
http://k-pen.net/
'05年04月21日

砂書帖 ・ Mozilla/Firefox

 ▼ 9つの脆弱性を修正したWebブラウザ Firefox 1.0.3日本語版が、きょう公開された。 また、最新版のMozilla 1.7.7の日本語版はテスト中だと云う。 以前より日本語化は素早い。 それでMozilla 1.7.7の英語版にアップデートした。

 ▼ Mozilla はバージョン1.7で開発を終了することになっている。 あと2回のアップデートで終わることになる。 そうなると Firefox を使うことになるのだけれど、Mozilla の方が使いやすいんだけどな。 まあ慣れの問題もあるけれど。


Mozilla Japan
www.mozilla-japan.org/
'05年04月18日

♪シング・シング・シング

 矢口史靖、監督・脚本の『スウィングガールズ』をみた。 田園風景の中を2両編成の列車がのどかに走る東北のある田舎町で、 女子高生たちがビッグバンドを始めると云う単純な物語。 矢口映画の前作『ウォーターボーイズ』の女子高生版といった感じだが、けっこう面白かった。
 話の展開は何だかむちゃくちゃで、ばかばかしくなるのだけれど、 見る気にさせるのはジャズをテーマにしたところにある。 イノシシに追いかけられる変な演出に、ルイ・アームストロングが歌う「この素晴らしき世界」が流れると、 げらげらと笑えるのである。 スウィングする勘所をつかむシーンではツボをおさえた演出が良かった。
 「ムーンライト・セレナーデ」でなかなか聴かせてくれるなあと思わせ、 「メキシカン・フライヤー」では調子に乗りだし、 最後の「シング・シング・シング」ではちょっと感動してしまった。
 中心的役割の四人の楽器、テナーサックスやトロンボーンなどが最後まで中古を使っていたのが印象的で良かった。 エンドクレジットでのナット・キングコールが歌う「L-O-V-E」はもう最高。


 『スウィングガールズ』の公式ホームページを見つけた。 ブロードバンド環境の人は予告編や出演者のコメントムービーなどはけっこう楽しめます。 他にもロケマップや、映画を彩ったジャズのスタンダード、「イン・ザ・ムード」、 「メイク・ハー・マイン」や「A列車で行こう」なども聴くことが出来る。 ジャズやるべ♪

SWING GIRLS
http://www.swinggirls.jp/
'05年04月17日

手のひらPCにしようかな

 PDAは辞書によると通信機能を備えた携帯型情報端末とある。 手のひらサイズで、モバイルPCと携帯電話の中間のどっちつかずの機器と云う印象がある。 そのためかクリエは今年の夏に開発を終えるそうだ。 もともと Palm や Windows CE と云った OS には余り関心がないが、 OS を Linux に変えたザウルスは一寸は注目していた。 製品化されて暫くは様子見で、機が熟して使いやすくなる頃合いがある。 去年の秋に4Gバイトのハードディスクを搭載したザウルス SL-C3000 が出た。 使っている知人に見せて貰うと、手のひらサイズのパソコンだ。 でももう少し待つことにしていたが、 そろそろ機が熟したと勝手に思うようになり、 パソコンショップに行ってみた。
 パソコンショップは何ヶ月ぶりだろう。 いや一年ぶりかも知れない。 お陰で売り場を探すのに迷ったが、 ちょうど先月発売された SL-C1000 と云うのがあった。 これは、前モデルに搭載されたハードディスクが無くて、128Mバイトのフラッシュメモリを採用したもので、 価格も3万円ほど安い。 どっちがいいかな。
'05年04月16日

Copyright(c) 2004-2005 Yamada,K All Rights Reserved