日常茶飯
© Yamada, K
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目次

ウィルスメールは差出人を詐称するというけれど

 ウィルスメールが送られてくると腹を立てる人がいる。 身元不明の送り主に悪口雑言するホームページをたまに見かける。
 はからずもウィルスメールを送る側になった人の多くは、 ウィルスに感染した自身のマシンにすぐに気づいてウィルスを駆除しているのではないかと想像する。 マシンの挙動が怪しいことに気づくか、知人に注意されるのが普通だろう。 おそらく腹を立てる人は、感染したマシンを放置し続けている人に怒っているのだろう。 ひょっとしたら怒る相手が誰だか分らないので二重に怒りを増幅させているのかもしれない。
 最近のウィルスはメールの差出人を詐称(さしょう)する。 ウィルスプログラムは検索とメール機能を持つそうでディスク内のメールアドレスを収集し、 それらのアドレスに自身をメールに添付して送る。 差出人のアドレスは収集したものを使う。
 けれども、送られたメールのヘッダーを読めばどこから来たかは察しがつく。 ヘッダーには通信路の記録が残っている。私の場合を紹介する。

 今朝見ると、2通のウィルスメールが来ている。 ウィルスは既に流行遅れのNetsky.Dだから、送り主のマシンは以前から感染したままだと推測されるが、 確証はない。たぶん私のホームページを見にきたのだろう、 それでウィルスはWebブラウザのキャッシュから私のメールアドレスを拾ったとみえる。
 この2つのメールは、同一の人から送られたものである。千葉県船橋市の人で、 片方のメールの詐称されている差出人のアドレスは実在すれば、神奈川県に本社がある会社員のものだから、 送り主と関係のある人かもしれない。 メールのヘッダーから、ここまでは分る。

 私は送られてくるウィルスメールに立腹してみてもせんないことだと考える。 同時にウィルス対策ベンダーは巧い商売だなあと感心もし苦々しくも思っている。 ただし日に百通のウィルスメールが送られて来る人の気持ちは理解できるが、 千通一万通の人については私の想像力を超えるので、これは同情するしかない。
'04年03月31日

ウィルスメールの当たり日

 「当たり年」という言葉はあっても「当たり日」という言葉はない。 勝手につけた造語だが意味は通じると思う。ただし「当たり年」はいい意味で使うが、ここでいう「当たり日」は悪い意味である。食中毒に当たるようなもの。
 昨日はまさにウィルスメールの当たり日だったようで沢山やって来た。 ある日に限って集中してやって来る。昨日のはNetsky.Qというらしく、 ウィルス対策ソフトベンダーは間に合わなかったようで検出できない。 夜になってウィルス情報ファイル(パターンファイル)が更新されていた。 以前にもこういう事はあった。
 このようなときどう対処すべきか。簡単な方法がある。メールソフトによっては 受信(ダウンロード)するメールのファイルサイズを制限することが出来る。 指定したサイズより大きい場合はファイルを切り離しヘッダーだけを受信する。 そうすることで、ウィルスメールの場合は添付されたウィルスプログラムをダウンロードしなくてすむ。 メールのヘッダーを見れば大概はそれだとわかる。ただしメールサーバーには 残されたままなので、後でサーバー上のメールも削除する必要がある。
'04年03月30日

年に一度ソフトの入れ替え その3

 他のことを書いていてすっかり遅くれたが、3月24,25日の続き。
 以前からメールソフトを探していたが、いいものがないので Netscapeを使っていた。 これはAPOP(パスワードを暗号化して認証する)方式に対応していない。 Outlookも対応していない。 プロバイダがAPOP方式をサポートすることになったので、使い始めたのが鶴亀メール。 秀丸エディタの秀まるおさんによるものである。 シェアウェアだが秀丸エディタの利用者は無料で利用できる。 秀まるおさんは「秀丸フリー制度」を導入されておられる。 お金のない学生、学校で利用する学生、及びフリーソフトの作者などは申請すれば無料で利用できるという有り難い制度である。私も使わせていただいております。
 デジカメのファイルを整理しようとアドビ社の Adobe Photoshop Album Mini(無償版)を入れた。起動時に現れるロゴにある子供の表情が良い。いまのところは様子見。
 組版ソフトのLaTeX2εを四年ぶりに更新する。これほど優れたフリーソフトを知らない。ワープロソフトは要らなくなる。美しいのである。 PDFへの変換が日本語に対応し使えるようになっている。
'04年03月29日

オペラ座の怪人

 去年の夏福岡へ行ったついでに、劇団四季のオペラ座の怪人を観た。 始めから終わりまで惹き付けられて、3時間近い上演時間を忘れるほどであった。
 舞台装置の荘厳さに驚いた。幕間は暗闇で幕が変わると舞台は全く別世界になる。 手品のような技法も使われていた。 最近のミュージカルとはこのようなものかと感心した。
 今日、オペラ座の怪人は千秋楽を迎えるそうだ。 オペラ座の怪人
'04年03月28日

いかりや長介

 今朝、日経新聞のテレビ番組欄の間違いを見つけた。 番組表にはテレビ朝日の午後7時は「長さんだョ!全員集合」とあり、 右側の番組紹介の小文にはアニメが載っている。無論誤りは後者。  いかりや長介さんの追悼番組に変更されたのに、番組紹介の方は予定されていたものが取り残されたままである。こんな事もあるんだな。
 テレビ番組のスケジュールは大分前から決まっているので、予め作っておくもの あるいは出来るものである。そして変更があれば、即座に修正できるはずである。 組版はコンピュータで行われている。日経はそれを世界に先駆けて成した新聞である。 自動化されていいはずである。すると、さほどシステマティックされてないのだ。
 新聞が予め用意するもう一つに死亡記事がある。 有名人で"いよいよ"という時期が来るとその人の死亡記事の草稿を書くそうだ。ストックしてあるという。 以前ニューヨーク・タイムズかワシントン・ポストだったか忘れたが、 生きている人の死亡記事一覧がネットに流出するという珍事が起きた。 これで死亡記事を用意するのは万国共通のことだとうかがえる。
 話がそれてしまって恐縮だが、長さんのご冥福を祈る。
'04年03月27日

白い巨塔

 フジテレビ「白い巨塔 特別版」を見た。評判は聞いていたが、 なぜか毎回見逃していた。原作から40年経った現在の医療世界を描くために、一年間かけて大学病院を取材したと以前週刊誌で読んだ。
 善人よりも悪人から多くを学ぶというが、悪人の方がおもしろいものだ。 このドラマにも悪人が多く現れる。主題歌アメイジング・グレイス懐かしい。
'04年03月26日

年に一度ソフトの入れ替え その2

 長年使っていたNetscapeを捨てMozilla(もじら) 1.6に変える。 少し軽くなったような気がする。これらは兄弟分なので、弟を兄に変えたようなもの。ただしActiveXのプラグインが使えない。安全の為にもこれで良いとするか。
 Open Office がいつのまにやら使えるソフトになっている。御存じでない人のために、Microsoft Office互換のフリーソフト。 新たな機能としてPDFファイルに変換できる。どうやら、簡易追加設定ツールもインストールしテンプレートを開いて利用するのが良いようだ。
 マルチメディアソフトもまとめて更新。Media Player、RealOne、QuickTime。Spybot(フリーソフト)でスパイウェアをスキャンしてみ ると、3つとも検出される。RealOneとQuickTimeは密かにソフトをメモリに常駐させているのを発見する。問題箇所を修正する。この話続く。
'04年03月25日

年に一度ソフトの入れ替え その1

 毎年今頃の時期になるとパソコンのディスク整理をすることにしている。その後は一年間新しいソフトはよほどのことでもない限り入れない。ぐっと堪(こら)えて何も加えない。きりがないからである。
 数年以上前に仕事でパソコンを使うビジネスマンを対象にした調査があり、年に一ヶ月分の時間をメインテナンスにあてているという結果が出た。つまり一年に一月は仕事と関係のない雑用をやっていることになる。パソコンはそのような雑用をユーザー(オーナーと云うべきか)に強要する性質を持っているらしい。
 もう一つ嫌なのは行儀の悪いソフトが多いこと。無断でこれまでの設定を書き換える、ディスク内に無用のファイルをまき散らす、アンインストールしても居座るものがある。そういうわけで年に一度と決めたのだが、今年は四年ぶりに大きく入れ替えた。多くはバージョンアップ。といっても私はコンパイラーと幾つかを除けば フリーソフトを使っています。仔細は明日述べます。
'04年03月24日

その顔が見たい

 週刊文春への出版禁止命令に関して、出版前の雑誌を裁判所が差し止めるのは異例の事だそうだ。既に発送された分については買い求める人が殺到し完売したという。覗き見心で買った知人は「なん だ、この程度の内容の記事がナゼ発禁なの」である。新聞の社説も「拍子抜けした」そうだから、その程度の内容だったのだろう。 この問題については関心がない。
 しかしテレビ報道には思うところがある。毎度の事だがテレビは東京地裁の建物を撮しながら報じた。なぜ裁判官の氏名と顔を出さないのだろう。文藝春秋社の記者会見では仮処分命令を出したのは一人の裁判官だという。建物(組織)が判断したのではなく、個人が下したのである。まさに"責任者よ出てこい"なのだ。 新聞は少し後れてこの裁判官の名を明かしている。
 5年程前に京都地裁の判決で裁判官がタクシー運転手を雲助(くもすけ)呼ばわりして、タクシー組合が騒いで大問題になったことがあった。 どこかのテレビ局がその裁判官の顔写真を一度出したのを見た。 30代細面の顔には不釣り合いな髭があった。顔は多くの情報を伝えるものである。重要な判断が為されるときには、その責任の所在を示すのが報道であろう。
'04年03月23日

荷風散人の最期

 長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れたとき、産経抄が長嶋さんは家族が出払っているときに倒れた、その引き合いに永井荷風もそう"らしい"と仄めかしていたので、そうかと思った。荷風の死因は胃潰瘍で吐血による窒息死ということが伝えられているが、なんとなく腑に落ちないでいた。
 荷風(かふう)氏は、近所の食堂で好物のカツ丼と日本酒を食し帰った夜一人自宅で逝った。その死体の写真が新聞に載ったそうだ。 死体写真を掲載するとは珍しいが、それが荷風さんだからか。
 胃潰瘍の人が毎日のようにカツ丼を食べそのうえ胃潰瘍で死ぬのだろうか、そんなに人の体は鈍感なのかと訝っていた。松本哉著:『永井荷風ひとり暮し』(朝日文庫)を読んで得るものがあった。
 荷風は亡くなる一週間前に贔屓(ひいき)にしている浅草のそば屋でいつものかしわ南蛮を食べ、トイレで倒れたそうだ。心臓や脳だったのではないのか。
 長嶋さんは心房細動による脳梗塞だと報道された。これは心臓の機能が弱ることで汚れた血液が脳に流れ血管を詰まらせておきる病気。 お元気になられることを願います。
'04年03月22日

タイトル『日常茶飯』由来

 随筆のような、コラムのような、或は日記のようなものを綴ろうと思う。タイトルはありふれているが、それでも悩んで付けた。
 極端な例では、捻くれて『怏怏不楽』を思いついたが近所の書店でポケット版の四字熟語の辞書を見ると載ってない。日本語として馴染んでないよう。これは、「怏怏(おうおう)として楽しまず」と読みます。
 結局このタイトルに落ち着き、これはこれで良き言葉だと思う。 『日常茶飯事』でもよいが意味は変わらないので短い方にした。 役に立たない話を書こうと思う。日々綴ろう。だがこのていたらくだから、いつ放り出すかわかったものではない。このページからリンクを貼ることはしない。
'04年03月21日

Copyright(c) 2004 Yamada, K