Windows2000でEdPadからコマンドライン・コンパイラを使うには
2002/05/13
以下では、Windows 2000 で
- Microsoft Visual C++(ver 6.0)
- gcc-2.95/mingw32( Minimalist GNU-Win32 )
の利用法を例示します。 Windows 95/98 での利用法はこちらをご覧ください。
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Visual C++(ver 6.0)の場合
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Windows 2000 では、インストール時にコマンドライン・コンパイラの環境設定が
できます。環境設定を確認するにはマウスで
マイコンピュータを右クリック --> プロパティ --> 詳細 --> 環境変数
と進み、変数に include, lib, MSDevDir の変数名があればデフォルトの環境設定
は済んでいます。例えば、
変数 値
include C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC...
lib C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC...
MSDevDir C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\Co...
となっていれば、環境設定は済んでいます。path に Visual C++がインストールされ
ている、\BINディレクトリがあることも確認しましょう。
■ EdPadの設定
メニューの[オプション|設定](または右端から2つ目の[設定]ボタンをクリック)で設
定ダイアログを開きます。以下の項目を入力またはチェックします。
- [コマンド] --> cl
- 種類 --> [コンパイラ]をチェックする
- アプリケーションの実行形式 --> [MS-DOS]をチェックする
- 「コンパイル時にコンソールを表示しない」をチェックする
設定を保存するには、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。それからメニュー
の[オプション|設定内容の保存]をクリックします。
(注)[コマンド]欄でバッチファイルを指定するときには、
拡張子.BATが必要です。
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gcc-2.95/mingw32( Minimalist GNU-Win32 ) の場合
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以下からダウンロードできます。
gcc-2.95-mingw32.zip には、C/C++/F77/ObjC コンパイラ一式が含まれています。
インストールは gcc-2.95-mingw32.zipを解凍/展開して、BINディレクトリのPathを
通すだけです。zipファイルを解凍するときは、「長いファイル名」が扱える解凍ソフ
トを利用しなければなりません。
ここでは、インストールするディレクトリ(解凍/展開先)を C:\GCC-2.95 として説
明します。
■ 環境設定
マウスでマイコンピュータを右クリック --> プロパティ --> 詳細 --> 環境変数
と進み、変数「path」を選択します。「編集」をクリックして、「変数値」の最後に
C:\gcc-2.95\bin ディレクトリのパスを追加します。
;C:\gcc-2.95\bin
■ EdPadの設定
メニューの[オプション|設定](または右端から2つ目の[設定]ボタンをクリック)で設
定ダイアログを開きます。以下の項目を入力またはチェックします。
- [コマンド] --> gcc
- [オプション] --> -o $SourceName$.exe
- 種類 --> [コンパイラ]をチェックする
- アプリケーションの実行形式 --> [MS-DOS]をチェックする
- 「コンパイル時にコンソールを表示しない」はチェックを外す(重要)
設定を保存するには、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。それからメニュー
の[オプション|設定内容の保存]をクリックします。
C++やFORTRANプログラムの場合は、[コマンド]欄をそれぞれ「g++」、「g77」としま
す。
(注)[コマンド]欄でバッチファイルを指定するときには、
拡張子.BATが必要です。
要領は上記に尽きていますので、他のコンパイラを使う場合はWindows 95/98 での利用法
と併せてよくお読みください。
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