EdPadからコマンドライン・コンパイラを使うには
1999/06/18 (2002/05/13 加筆)
 Borland C++、Borland C++ Builder については、特別な設定は要りません。以下では、
Windows 95/98 で

のバッチファイルを使った利用法を例示します。 Windows 2000 での利用法はこちらを
ご覧ください。
  

   ===================================== 
    Visual C++(ver 4.0以上)の場合 
   ===================================== 
  Visual C++のコマンドラインコンパイラを使うには、Visual C++がインストールされ
ている、\BINディレクトリにあるバッチファイル 

VCVARS32,BAT 

をコンソール(MS-DOSプロンプト)から実行します。デフォルトではPathは通っていな
いのでフルパスで実行することになります。あるいはこのファイルを適当なディレクト
リにコピーして実行してください。すると、次のメッセージか表示されます。 

Setting environment for using Microsoft Visual C++ tools. 

(注)『環境変数が足りない』というエラーが表示されたら、 config.sys に、 SHELL = C:\COMMAND.COM /e:1024 /p という行を追加(起動ドライブが C: の場合)して再起 動します。
 これで、コマンドラインコンパイラ CL.EXE を実行できる環境が設定されます。  ■ バッチファイルの作成  このVCVARS32,BATを参考にして、バッチファイルを作成します。ここでは Visual C++ ver 6.0 の場合を例に示します。 C:\Microsoft Visual Studio にインストールされて いるとして、次のようなバッチファイル VCC.BAT を作成し、 Pathを通したディレクトリ に置きます。 --------------------------------------------------- @echo off if "%MsDevDir%"=="C:\MICROS~1\COMMON\msdev98" goto msdev set MSDevDir=C:\MICROS~1\COMMON\msdev98 set PATH=%MSDevDir%\BIN;%PATH% :msdev if "%MSVCDir%"=="C:\MICROS~1\VC98" goto msvc set MSVCDir=C:\MICROS~1\VC98 set PATH=%MSVCDir%\BIN;%PATH% :msvc set INCLUDE=%MSVCDir%\ATL\INCLUDE;%MSVCDir%\INCLUDE;%MSVCDir%\MFC\INCLUDE set LIB=%MSVCDir%\LIB;%MSVCDir%\MFC\LIB CL %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 SET INCLUDE= SET LIB= ---------------------------------------------------
(注意)set INCLUDE= や set LIB= などはすべて1行で書きます (改行を入れてはいけません)。
 ■ EdPadの設定  メニューの[オプション|設定](または右端から2つ目の[設定]ボタンをクリック)で設 定ダイアログを開きます。以下の項目を入力またはチェックします。  設定を保存するには、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。それからメニュー の[オプション|設定内容の保存]をクリックします。
(注)[コマンド]欄でバッチファイルを指定するときには、 拡張子.BATが必要です。
======================================================== gcc-2.95/mingw32( Minimalist GNU-Win32 ) の場合 ========================================================  以下からダウンロードできます。 gcc-2.95-mingw32.zip には、C/C++/F77/ObjC コンパイラ一式が含まれています。 Windowsアプリケーションを開発するだけなら、こちらで充分です。サイズも小さく インストールも簡単です。  インストールは gcc-2.95-mingw32.zipを解凍/展開して、BINディレクトリのPathを 通すだけです。zipファイルを解凍するときは、「長いファイル名」が扱える解凍ソフ トを利用しなければなりません。  ここでは、インストールするディレクトリ(解凍/展開先)を C:\GCC-2.95 として説 明します。この場合、C:\GCC-2.95 にあるバッチファイル MINGW32.BAT をコンソール (MS-DOS プロンプト)から実行するだけで利用できるようになります。 > c:\gcc-2.95\mingw32  ■ バッチファイルの作成  Cコンパイラ gcc 用のバッチファイル CC.BAT は次のようになります。 ------------------ CC.BAT -------------------------------- @echo off if "%GCCDIR%"=="C:\GCC-2.95" goto GCCSET SET GCCDIR=C:\GCC-2.95 PATH=%GCCDIR%\BIN;%PATH% :GCCSET gcc -Wall -O %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 ------------------------------------------------------------ ここでC++コンパイラを使うなら、最後の行で gcc を g++ に置き換え、Fortran 77な ら g77 に置き換えます。  ■ EdPadの設定  メニューの[オプション|設定](または右端から2つ目の[設定]ボタンをクリック)で設 定ダイアログを開きます。以下の項目を入力またはチェックします。  設定を保存するには、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。それからメニュー の[オプション|設定内容の保存]をクリックします。
(注)[コマンド]欄でバッチファイルを指定するときには、 拡張子.BATが必要です。
================================================= The minimal set of G77 for Win32 の場合 =================================================  以下からダウンロードできます。 http://www.geocities.com/Athens/Olympus/5564  次の3つのファイルをダウンロードします。 g77exe.zip [1.54Mb] 実行ファイル g77lib.zip [208Kb] ライブラリ g77doc.zip [301Kb] ドキュメント zipファイルの解凍には、長いファイル名に対応した解凍ソフトを使います。ディレクト リ \G77 にあるバッチファイル G77SETUP.BAT をコンソール(MS-DOSプロンプト)から 実行することで、コマンドラインコンパイラ G77.EXE を実行できる環境が設定されます。  ■ バッチファイルの作成 G77が C:\G77にインストールされているとして、次のバッチファイル f77.bat を作り、 Pathが通ったディレクトリに置きます。 --------------------------------------------------- @echo off if "%G77DIR%"=="C:\G77" goto g77set SET G77DIR=c:\g77 PATH=%g77dir%\bin;%PATH% SET LIBRARY_PATH=c:\g77\lib :g77set g77 %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 ---------------------------------------------------  ■ EdPadの設定  メニューの[オプション|設定](または右端から2つ目の[設定]ボタンをクリック)で設 定ダイアログを開きます。以下の項目を入力またはチェックします。  設定を保存するには、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。それからメニュー の[オプション|設定内容の保存]をクリックします。
(注)[コマンド]欄でバッチファイルを指定するときには、 拡張子.BATが必要です。


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