Last Up Date 2005.09.02          

日記を物語る 2005年08月INDEXホームに戻る 

            


08月29日(月曜日)

晴。校正を丁寧に行う。こういう時こそ念入りに。十月五巻刊行に向けて準備万端です。

08月30日(火曜日)

晴。白百合女子大学で『浜松中納言物語』を読む。担当者さんの念入りな注釈で、問題点は一目瞭然。あせらず読み進めて行きましょう。

08月31日(水曜日)

晴。神田神保町の勉誠出版で、今後の編成に関して打ち合わせ。二期刊行に向けて、諸般の懸案事項を討議しました。


08月01日(月曜日)

晴。白樺湖、茅野と抜けて、信州高遠の高校で小論文講座の二日目。30枚を添削してそれぞれの進学希望先と動機はよくわかっています。

08月02日(火曜日)

晴。小論文講座三日目。母も同乗して高遠城跡で降ろし、講義の後合流して温泉へ。眺めは絶景でした。

08月03日(水曜日)

晴。小論文講座最終回。四日も彼らの文章に接したので名残惜しく。進路指導主事の先生に、地元で最もおいしいとされる一日三十食限定のお蕎麦屋さんに連れていって頂く。来年も同時期の開催を要請され快諾。さらに高遠町立の信州高遠美術館、歴史博物館と回る。美術館は初代東京美術学校校長の伊沢修二がこの地の出身ということで、芸大との交流があり、その芸大関係のおふたりの先生の特別展。もちろん絵葉書を買い込む。歴史館には母も言っていましたが、青山女子手芸学校の卒業生のセピア色の写真と作品もあり、校史的には、青山女学院の手芸部と海岸女学校の流れで、1899〜1914年の十五年間に存在が認められているようです。百年前の彼女たちの先輩ですね。また、館の外には、1714年に起こった絵島生島事件で流罪になった、七代将軍家綱時代の大奥・絵島の囲屋敷が復原されていました。いわば座敷牢のようなもの。なんと、二八年幽閉されて、ここで命を終えたという。絵島の墓は、この地の高台にある蓮華寺にあるとのこと。夕方は松本の弟の家で三歳の甥っ子と遊び、癒される。おみあげはミニカー二台。

08月04日(木曜日)

晴。僕のあげたおもちゃの車に乗って「いっしょに東京に行く」と言う甥っ子の頭を撫で撫でして松本を発ち、白馬村へ。ホテルで合宿中の高校生三年生のための小論文講座を90分。学年で40人しかいないということで、進学希望者も12名。進路担当の先生が信濃毎日新聞僕の記事をコピーして配っておいてくださいました。この新聞地元のシェアは四割と聴いていましたが、実際、長野の人にとっては欠かせない情報ツールとなっているようです。帰りがけに展望露天風呂で一汗流して、長野経由で帰宅しました。

08月05日(金曜日)

晴。午前中はさすがにのんびり。午後から、採点、ようやく新しい糸の馴染んだ琴で、中旬にあるレッスンのための打譜。夕方行ってみたジムは空いていました。

08月06日(土曜日)

晴。所沢市松井公民館で「古典に親しむ会」『源氏物語』真木柱巻。玉鬘参内と冷泉帝の物語。風邪を引いたようです、みなさん、ご用心を。

08月07日(日曜日)

晴。ノートパソコンを買い換えたので、必要なソフトをインストール。

08月08日(月曜日)

晴。八ヶ岳山麓、清里にある明星学苑山荘で、『小右記』の会の合宿へ。体調不良気味ながら、若い諸君と注釈のデータベース作成作業に参加。ただし、僕は、『人物で読む源氏物語』勉誠出版の校正、座談会の注釈作業。校閲にはお二方にお手伝いいただきました。例の記事は昨日の神戸新聞 埼玉新聞にも配信されていました。ありがとうございました。

08月09日(火曜日)

晴のち雨。合宿二日目。完全のオフラインの状態で、テレビ以外の情報なし。

08月10日(水曜日)

晴。体調も回復。東京に帰る学生さんを散歩がてら見送る。アイスクリームを大量に買い込んだら、後も前もソフトクリーム屋さんで、後からあっちの方が食べたかったと責められる。僕はさっさと寝たが、みんなは星空から流れ星をいくつも見たという。

08月11日(木曜日)

晴。充実した四日間の作業を終えて、温泉に立ち寄ってから一路、東京へ向かい、メンバーを見送ってから自宅へ。郵便物が溜まっていました。

08月12日(金曜日)

晴。今度は信州の実家に向かう。雨の軽井沢高原文庫・武満徹展に立ち寄る。

08月13日(土曜日) Special Thanks 205,000 Hits

晴。お盆の墓参。小海線中佐都駅の風景も少しずつ変わってきていました。

08月14日(日曜日)

晴。買ったばかりのパソコンは不調。再インストールを繰り返す。

08月15日(月曜日)

晴。弟ファミリーもやって来て家族全員が揃う。にぎやかな一日でした。

08月16日(火曜日)

晴。小諸にある温泉に向かう。浅間山を向かうに、今年後半戦のエネルギーを充電した感じです。

08月17日(水曜日)

晴。帰宅して余明先生のスタジオでレッスン。何度も同じパートを繰り返しました。

08月18日(木曜日)

晴。筆は進みませんが、仕事は山積み。ひとつひとつこなして行くしかありません。

08月19日(金曜日)

晴。原稿少々、弾琴も少々。朝夕涼しくなってきたことは確かですね。このサイトも半夏休み状態です。

08月20日(土曜日)

晴。本日も原稿少々。

08月21日(日曜日)

晴。渋谷あたりを徘徊。木陰では蝉の鳴き声が最高潮に。

08月22日(月曜日)

晴。許健編『琴史初編』(人民音楽出版社、1982年)を、中日辞書を首っ引きで読む。中国語の盛んな大学を出ていますし、教員控え室でご一緒する大学の後輩の先生方はみな中国語担当。「学んで時にこれを習う」を痛感します。

08月23〜25日(火〜木曜日)

晴。物語研究会大会で静岡市へ。今回は大会ホストの関根賢司さんが当地で過ごす最後の夏と言うことで、発表も豪華版。ひとつひとつ、ずしりと重いメッセージを共有しました。二日目のシンポはキャスティングが絶妙であり、かつ、コメントで謎が解きほぐされるという仕組みになっていました。何より、「ひめゆり部隊」の物語の語り部が僕の身近な人であったということを知り、ひたすら驚く。二次会、三次会、例の如し。最終日は、台風接近の中、午前中は運営に関する会議。問題なのは客観性が担保されていないこと。いずれにせよ、新年度からの新事務局が円滑に運営できるシステムを再構築する必要がありますね。午後のバスツアーは台風接近のため、大幅に予定を変更しつつも、静岡のみなさんの配慮でポイントを抑えた見学会になりました。静岡は初めての僕ですが、今度はゆっくり見て歩きたい街となりました。帰宅すると郵便多数。明日からまた始まります。

08月26日(金曜日)

台風一過、快晴となる。走行距離が6000qを越えたので、車のメンテナンス。何事も自己点検が肝腎。ただ、いじりすぎてクラッシュすることもあるのがこの世の常。十一年ぶりの学会口頭発表の資料もこれにおなじ。なんども眺め返してそろそろ脱稿にしようと思います。

08月27日(土曜日)

晴。座談会の施註のさなか、先に行った座談会の校正と注釈の校正、計三本が届く。来週は比較的時間があるから、これに集中しようと思います。

08月28日(日曜日) Special Thanks 206,000 Hits

晴。終日机に向かう。施註にもWeb上の情報が大活躍。


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