Last Up Date 2005.02.01          

日記を物語る 2005年01月INDEXホームに戻る 

            


01月28日(金曜日)

雨のち晴。有楽町マリオンの朝日ホールで遣唐使の墓誌のシンポジュームを聴く。都合08時間、最高の陣容での討論に充実した気持ちで帰宅しました。定員の倍の申し込みがあったというが、原さんのご配慮で特別に席を作っていただきました。感謝です。

01月28日(土曜日)

曇り一時雨。場所を専修大学神田校舎に移して遣唐使とその時代のシンポジューム。会場は600人収容の大教室が超満員。休み時間にいすが運び込まれるほどの大盛況。昨日の、フロアーから出された厳しい批判を吸収しつつ話が展開されていました。論客の説が錬成されていく様をダイレクトに知るのは、二日とも来ないと分かりません。気になる井真成の日本名は、鈴木靖民説が井上氏、東野治之説が葛井氏と「龍虎相打つ」ものでした。数ヶ月後にはメディアに論戦が展開されることになるでしょう。

01月30日(日曜日)

晴。『人物で読む源氏物語』全20巻 勉誠出版の、四月刊行五巻分の巻頭を飾る『源氏物語』切の本文内容を検討する。好事家垂涎の逸品が揃いました。

午後は『元輔集』の注釈勉強会。『大鏡』を読み返さないといけません。歴史の機微に精通しないと解釈はだめですね。

01月31日(月曜日)

晴。本日も原稿、採点、また原稿、さして校正なり。、


01月01日(土曜日)

晴。信州佐久は雪もあってか冷えに冷えて-15.8℃。玄関も凍ってしばらく新聞も取りにゆけず。家の中にして寒稽古の《元朔》でした。

01月02日(日曜日)

晴。正月は恒例、箱根駅伝。みなで作った応援旗のもと、第三区をみごと駆け抜けた田中君の勇姿に自身の精進をも誓った一日でした。

01月03日(月曜日)

晴。箱根駅伝のテレビ観戦の傍ら、校正。校正。全596ページ。全体の統一はなんど頭を整理してもむつかしいもの。

01月04日(火曜日)

晴。我が家には有線電話があります。近所の五歳の保育園児、行方不明のお知らせが午前午後に流れていましたが、無事、新宿で保護とのニュース速報。おばあちゃんに怒られた後、新幹線−大江戸線と一人旅だったようです。日本は安全なんですね。また、この寒さで捜索に当たった関係者のみなさんご苦労様でした。午後は近所の温泉。これも国民年金で造られた保養施設です。浅間山は絶景でした。

01月05日(水曜日)

晴。高速道路二時間で帰宅しました。しかし、パソコンが立ち上がらず。新年早々困ったことだ。

01月06日(木曜日)

晴。結局はパソコンをあきらめることに。新古品でなんとかしのぐことにしてインスト−ルを繰り返す。この忙しいときに。。。これで更新も滞りました。

01月07日(金曜日) Special Thanks 185,000 Hits

晴。相変わらず忙しい一日。原稿も待ったなしです。

01月08日(土曜日)

晴。今年度初回の古典に親しむ会『源氏物語』藤袴巻。あとすこしでこの巻も読了に。

01月09日(日曜日)

晴。京都・同志社大学で古代文学研究会の例会に参加。僕は機関誌の巻頭論文のレポーター。多忙故、まとまらないレジュメでご免なさい。でも務めはきちんと果たしたつもりです。中核メンバーの参加する、龍谷大学蔵『源氏物語細流抄』の報告に関して、僕のしたコメントは記憶の誤りがあったので訂正。詳しくは早稲田大学図書館所蔵貴重資料 源氏物語/伝三条西実枝筆伝三条西実枝筆『源氏物語』の表紙裏反故 (新美哲彦)/「早稲田大学図書館紀要」第50号(2003.3) の誤りでした。ごめんなさい。

01月10日(月曜日)

晴。三十三間堂によって、久方ぶりに御本尊と千体の観音様、十二神像を拝してから、一路、東へと向かいました。

01月11日(火曜日) Special Thanks 186,000 Hits

晴。授業再開の明治大学。あと一回を残すのみとなりました。

01月12日(水曜日)

晴。午前は明治大学、校舎の裏にあるクロネコヤマトから校正を送りました。23区内は午後には届けられるという。なんと便利な。午後は青山学院女子短期大学も最後の「古典演習」。編入等で学生生活を続ける人は三人。卒業とはなんとも切ないことばなり。

01月13日(木曜日)

晴。論文を読んで批評を書く、つまり査読。さらに20日締め切りの書評の本を読む。そして注釈。

01月14日(金曜日)

曇。ほぼ終日机に向かう。正月からほとんどパソコンとご対面で、テレビも満足に見ておりません。

01月15日(土曜日)

雨。ほぼ終日注釈に専念。パソコンもようやく快調に動き出しました。

01月16日(日曜日)

晴。今日も原稿です。パソコンまた不調に。

01月17日(月曜日)

晴。明治大学最終週。二年間お付き合いの諸君とも今日が最後。ありがとうございました。

01月18日(火曜日)

晴。明治大学。それにしても「文化防衛論」はむつかしい。夜は渋谷で「うつほ」の会の打ち上げ。格子の間の洒落たつくりのお店でした。

01月19日(水曜日) Special Thanks 187,000 Hits

晴。明治大学今年度のすべての講義・演習終了。みなさん、ありがとう。夜は慶応大学で「小右記」の会も今季最終回。なんだか、一年本当に早かったように感じます。はやく成績をつけて原稿へと気持ちを切り替えないと。

01月20日(木曜日)

晴。秋山虔先生から『古典をどう読むか−日本を学ぶための『名著』12章』(笠間書院.2005.01.13/\2200+税)を頂戴する。たいへん光栄であるとともに、わたくしごときの若輩にまでご示教の配慮をしてくださる先生の御厚意に恐縮。さっそく内藤湖南『日本文化史研究』の章から拝読させていただき、時を忘れて読み耽りました。

原豊二さんが、科学研究費補助金の若手奨励研究でCD-ROM化した『義経記』『鉄槌』をWeb上でも閲覧と保存を可能にしてくださいました。みなさんご利用を。

01月21日(金曜日)

晴。終日原稿を書き、また打ち合わせもいくつか。待ったなしです。

01月22日(土曜日)

晴。物語研究会の会場、清泉女子大学へ。ミニシンポは「視覚と物語」、満腹感あり。でももっとフロアーの話も聞きたかったという面もあります。二次会、例のごとし。

01月23日(日曜日)

晴。今日も原稿です。パソコンの酷使が不安材料。

01月24日(月曜日)

晴。注釈は一区切り。念願のソファに寝ころんでテレビ。幸せです。また明日の朝から本文校訂と注釈です。

01月25日(火曜日)

晴れのち曇り。公約通り本文校訂と注釈でした。

01月26日(水曜日) Special Thanks 188,000 Hits

雨のち晴。明治大学で後期試験。試験終了後に挨拶に来てくださったみなさん、ありがとう。今年は特にその数が多かったような気がします。確かな、《手応え》あり。

01月27日(木曜日)

晴。来年以降の企画ものの素案を作って関係者に送る。失明しなければよいが、と本気で心配になってきました。


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