Last Up Date 2004.11.01          

日記を物語る 2004年10月INDEXホームに戻る 

            


10月29日(金曜日)

曇。双書の編集作業。一時、インストールしたドライバーの関係でパソコンがハング。メーカーの相談係りの方のレクチャー+誘導で迅速に復旧できました。ありがとう、プリウス。

10月30日(土曜日)

雨。午前中は双書の編集作業。午後は、雨の中、古代言語蔵開の会のため、明治のリバテータワーへ。雨に煙る東京も美しい。資料も行き届き、充実した内容の会でした。

10月31日(日曜日)

曇り時々雨。校正段階のパンフレットをチェック。その他あれこれ関係者に連絡など。萬謝。


10月01日(金曜日)

晴。双書の編集作業。期日通り原稿を入稿していただいたみなさんありがとうございました。二期以降もよろしくお願いいたします。若干の未入校のみなさんは進捗状況を編集部にお知らせくださいますよう。今回は義理人情より定期刊行を重視する編集方針を会議で確認しております。詳しくは依頼状にも書きましたような次第ですのでご確認を。

10月02日(土曜日)

晴。所沢の松井公民館で古典に親しむ会『源氏物語』「行幸」巻。玉鬘の裳着と末摘花の贈答歌のあたり。今年はあと二回を残すのみとなりました。

10月03日(日曜日)

雨の寒い一日。ほぼ終日『源氏物語』の六条御息所物語とお付き合い。夜にはこの巻の「研究史」担当者さんからも連絡を頂戴し、本文や注釈まで跳梁跋扈しだしそう。

10月04日(月曜日)

終日雨で寒し。明治大学。「国語」は漱石の「一夜」を読了、「論文演習」は「大学生のための日本語/デイスカッション仕方」。学園祭休み前にどちらも一区切り。

10月05日(火曜日)

終日激しい雨。昼間は同じく双書の編集作業。当分続きます。夕方から明治大学。たどり着くまでにびしょぬれに。こちらも「国語」は漱石の「一夜」。滞りなし。

10月06日(水曜日)

秋晴れ。明治大学の「国語」はこちらも漱石の「一夜」。移動して青山学院女子短期大学の「古典演習」は後期輪読開始。都合三度目ということで発表のテクニックもレジュメの内容も向上し、今後の展開が楽しみです。夕方から慶応で「小右記」の会。夏の合宿以来の再会で、楽しい夏に話題も弾んだ、充実した一日でした。

10月07日(木曜日)

晴。双書の編集作業。規模が規模ですから、永続的に続きます。

10月08日(金曜日)

曇のち雨。双書の編集作業。入校状況をチェックして諸所に連絡。定期刊行の目処が立ったことは確かです。

10月09日(土曜日)Special Thanks 175,000 Hits

最強と言われる台風直撃。原稿に目を通したり、原稿を書いたりするものの、部屋が寒くて気力も続かず。早めに就寝です。

10月10日(日曜日)

雨。六条御息所物語の原稿を確認。やはり、もののけ場面の筆力は圧巻ですね。

10月11日(月曜日)

終日雨。六条御息所物語の本文校訂の最終確認。工具書が揃っているので至ってスムーズ。

10月12日(火曜日)

終日激しい雨。編集作業当分終わりません。夕方から明治大学。講義は輪読形式でまったり進む。この雨はいつまで降り続くのか。

10月13日(水曜日)

晴れのち雨。明治大学の「国語」は漱石の「一夜」輪読。「香炉」の図像を見つけイメージも増殖。これはいい。移動して青山学院女子短期大学の「古典演習」。幻巻は冬の場面に入りました。課題発表は「にほひ」と「夕顔の女」。うしろは僕の論文課題と重なり、研究史の整理に役立ちました。早めに終えて、卒業アルバムの記念撮影。さりげなく気合いが入っていた人もいましたね。

10月14日(木曜日)

曇天。室伏信助先生編『伊勢物語の表現史』(笠間書院.2004.10)を、先生及び編集委員会のみなさんから頂戴しました。國學院出身の平安文学研究者総登場の趣で充実の一冊、萬謝です。

前日、いつもの倍近いアクセスをいただいたので、何通りかの分析を確認してみました。キーワード検索からのアクセスは以下の順。ご参考までに。

■ 竹取物語(26.7%)

■ 源氏物語(13.3%)

■ 亀井勝一郎、歳月は慈悲を生ず(6.7%)

■ 野分(6.7%)

■ 宇津保物語(6.7%)

■ 解釈(6.7%)

■ 幽邃(6.7%)

■ ??(6.7%)

■ etc.(13.3%)

10月15日(金曜日)

晴。双書の編集作業。向こう二年近く続きます。現代語訳担当の先生からは電話を頂戴して打ち合わせ。「忘れないうちに言っておくけど、次の企画も考えておこうよ」と。もちろんご一緒しますが、それでも「先生もうちょっとタンマ(待って;僕の地元の方言かしら)です」。

10月16日(土曜日)

曇のち晴。余明先生のスタジオ。先生、ちょっとお疲れ気味の様子。なんと8月に初めての赤ちゃんが産まれ、授乳で睡眠不足とのこと。先生は僕より2歳ほど年長ですから、本当にサプライズの授かりもの。大きなアルバムに小さな赤ちゃんとお母さん、孫を抱くおじいちゃん、おばあちゃんもニッコリ。名前は「余・楽楽(ゆう・らら)」ちゃん。おめでとうございます。

快挙。明治大学競走部が14年ぶりに箱根駅伝へ。論文演習で、静かな闘志(オーラ)を漂わせてくれるTくんも見事、総合五十番台でゴール。先週、「あんなにたくさんの選手のタイムはどのように計っているの?」と尋ねたら「ユニフームにマイクロチップが埋めてあって、ゴールしたら順位はすぐ分かっているんです」とのこと。ちなみに、予選会は全員一斉に同じコースを走り、各校上位十人の総合タイムで9位までの大学が正月の箱根の切符を手に入れることが出来るのです。

10月17日(日曜日)

秋晴。パソコン病で目が乾くのなんの。夕方は和光市白子のジムで水泳。9月はへんな風邪に悩まされていたため、ひさしぶり。帰宅してパソコンに向かったが、睡魔との戦いとなった時点で本日ここまで。

10月18日(月曜日)Special Thanks 176,000 Hits

秋晴。明治大学。「国語」は漱石「一夜」、「論文演習」は「大学生のための日本語/ノートの取り方」。先日の駅伝で大活躍のゼッケンNo.164くんは紙面でもこんなに大活躍。  正月の箱根に期待しましょう。24日、日曜日に日テレで特番があるそうです。

10月19日(火曜日)

終日激しい雨。昼は編集作業。夕方から明治大学。「高麗縁」や「古伊万里」の図像で想像力も広がります。夜は國學院で、『うつほ物語』「国譲」中巻。またがんばりましょう。

10月20日(水曜日)

またまた台風襲来。この間よりもっと凄いそうだ。なんだこりゃ。クリーニングはしばらくやめとこう。明治大学の「国語」は漱石の「一夜」輪読。図像で注釈的に進めました。びしょぬれのまま移動して青山学院女子短期大学の「古典演習」。幻巻は五節の舞姫のあたり。課題発表は「装束」と「葵の上/六条御息所」。充実した内容でした。

10月21日(木曜日)

曇。双書の編集作業。相不変で申し訳ない。でもここのコンセプトは原則として學藝限定なので、これしかないんです。

プロ野球のオーナー三人の辞任に及んだ一場投手問題。本人にも傲りはあったけれど、内部リークを執拗に続ける、もののけみいたな存在というのはどこの組織にも必ずいるもの。人間の業の罪深さよ。(もののけさんも関係者という意味で學藝のうち)

10月22日(金曜日)

曇。双書の編集作業。加えて新典社編集部からも初校が届きました。延べ558頁。もちろん三人で分担します。

10月23日(土曜日)

宣伝二つ。我らが164番くん大活躍の◆「夢のスタートラインへ第81回箱根駅伝予選会」平成16年10月24日(日)13:30〜14:55(関東ローカル)は明日の放送。また、鎌倉琴社の伏見先生が、11月07日(日)11時〜13時 フェリス女学院大学 緑園チャペル(相鉄線「緑園都市」駅下車)で、「レクチャーコンサート“もうひとつの≪大地の歌≫”」と題して、マーラーの『大地の歌』の演奏と共に、約30分、の琴の演奏+レクチャーで参加されます。詳細は伏見先生のページで確認を。

夕方の断続的な地震は本当に怖かった。震源地は進路講話で何度もお世話になっているところ。七月の水害やら地震やら、今年はどうなっているのでしょう。そういえば加茂出身の友人がいましたね。ご連絡お待ちしております。

東原伸明さんから『源氏物語の語り・言説・テクスト』(おうふう.2004.10/\3800+税)を頂戴しました。オリンピックイヤー毎、本を出されるという予告つき。わたくしも精進あるのみです。萬謝。

10月24日(日曜日)

晴れ。紫式部の伝記の研究史や、当時の史実を確認する作業。全体で160枚ですが、二倍の分量にしてボリームアップ出来るように書いておけ、とありがたいお言葉を頂戴しています。数年後、小さな一冊にして世に問いたいものです。

10月25日(月曜日)

快晴。明治大学。「国語」は漱石の「一夜」を読了、「論文演習」は「大学生のための日本語/デスカッションの仕方」。どちらも学園祭休み前に一区切り。

10月26日(火曜日) Special Thanks 177,000 Hits

雨。双書の編集作業。これのパンフレットのゲラが届きました。A4×8頁の四色刷or二色刷の豪華版です。お楽しみに。夕方からは明治大学。教員室でご一緒する二人の中国語の先生は母校の後輩に当たる方々。なぜか母校の話題には決まって「起ちて護らむ」と校歌の一節を引歌に表現するが慣例で、これも80年続く伝統らしい。月・水と二日も御一緒する英語の先生は、新宿の男子高の時も同僚だった方で、新婚の奥様も母校の職員さんとのことですが、なんと週に24コマ(もちろん大学で!!)も講義をしていと言う。「後生畏るべし」ですね。「国語」は漱石の「一夜」こちらも読了。夜は渋谷の國學院。「国譲」中巻には、先の「後生ひの畏しかりけば」と『論語』「子罕篇」や「鼬の間の鼠《鬼の居ぬ間に…》」などが引かれているところです。

10月27日(水曜日)

秋晴。明治大学の「国語」は漱石の「一夜」読了。移動して青山学院女子短期大学の「古典演習」は発表の中休みで、僕の「女三宮」論。感想を書いてもらいました。夕方から慶応で「小右記」の会。凄い資料で読み込みがたいへんなほど。ありがとうございました。

10月28日(木曜日)

晴。地震で崩落に巻き込まれた母子が遊びに行った新潟市内の高校は僕をご指名で今年二度も呼んでくださったところでした。お母さんは女子高時代のここの家庭科の先生だったそうで、なんともやりきれない事故となりました。


INDEXホームに戻る