Last Up Date 2004.10.01          

日記を物語る 2004年09月INDEXホームに戻る 

            


09月29日(水曜日)Special Thanks 174,000 Hits

曇りのち台風接近。明治大学。漱石の生涯を学ぶ。青山学院女子短期大学では「柏木」を読みました。たまには音読もよいでしょう。台風接近、帰りは土砂降りでした。

09月30日(木曜日)

台風一過の快晴。松本市近郊の高校で進路講話。お昼は安曇野でも著名なお蕎麦屋さんに寄り、余裕を持って学校入りして先輩の先生の講話で勉強させていただこうと思っていたところ、実は連絡ミスで、僕が講話そのものとその後の進学相談の担当であることが判明。大慌てで話を組み立て、先生の要望を承り、県内の短大中心にお話しする。男子1名女子52名という編成で、看護・保育中心の話となってしまったため、男子生徒君には申し訳ないことになりました。帰りがけ進路担当の先生方から、この町で最高の名菓を頂戴して解散。信州の先生の独特の語り口に、自身の高校生時代を思い出したりもしました。松本に住む2歳3ヶ月の甥っ子におもちゃのプレゼントをすると、「どうもありがと」と頭を下げてくれ、歯ブラシを持てば真似、お風呂に入れば追いかけてきてくれました。すっかり癒された、信州の秋の一日でした。


09月01日(水曜日)

晴。昨日発表させていただいた原稿をもう一度推敲してから、共著者さんの原稿とひとつにして、延べ、170枚を新典社編集部に送信。来週には原稿をすべて揃えて版組となります。それにしても我ながらよく頑張りました。

09月02日(木曜日)

晴れのち雨。長野県最南端の高校で進路・面接講話。さらに模擬面接。9割が名古屋・関西圏への進学希望。学部編成などを事前に予習しておいた甲斐がありました。急勾配の山中にある桃源郷のような学校でした。

09月03日(金曜日)

晴。松本から美ヶ原ビーナスラインを抜けて佐久経由で帰宅。八ヶ岳から眺める絶景にしばし時を忘れました。お時間のある方は通行無料となったこの高原の道路をどうぞ。

09月04日(土曜日)

雨。世田谷区内の大学付属高校で進路・面接講話。さらに模擬面接。講話にはたくさんの先生方も聴講にお見えになり、まるで教育実習生のよう。板書の字も楷書で読みやすく書きました。ふたりの代表者による模擬面接も効果的で、臨場感が出て良かったです。おひとりは明日、早くも本番とのこと。タクシー、電車と乗り継ぎ、西武新宿線の特急・小江戸(僕の車両は八人しか乗っていなかった?!)で所沢へ。松井公民館で古典に親しむ会『源氏物語』「常夏」巻。内大臣が玉鬘を実の娘と知るくだり。さらにもう一度西武新宿線で余先生のスタジオに辿り着き、琴の稽古。忙しい一日でしたが、忘れぬ内に、と琴を弾きつつ夜が更ける。

09月05日(日曜日)

雨。ほぼ終日自宅でのんびりしました。

09月06日(月曜日)

晴。風邪に苦しみながらデスクワーク。まさに格闘。

09月07日(火曜日)

晴れのち雨。新典社編集部に伺い、原稿すべての確認と版組・ゲラ等の打ち合わせ。図版のレイアウトまで済ませました。

09月08日(水曜日)

晴。風邪によりいよいよダウン。僕を待ってくれていた生徒さんにまで迷惑をかけてしまいました。この借りは熱い講義で回復したい。お待ちあれ。

09月09日(木曜日)Special Thanks 172,000 Hits

晴。昨日の状態では無理かと思われたましたが、突然のキャンセルで穴が空き、大慌てのスタッフにほだされておおみや市の高校へ。なんとか持ちこたえて仕事を終える。原稿が山のようにあるが横になっている時間やたら多し。

09月10日(金曜日)

曇り時々雨。ぼちぼちデスクワーク。期末試験で約束した本日の成績発表で自分の本来の仕事を思い出しました。非情にも不合格のご指名を受けた人もこの挫折をバネにして欲しいと思っています。

09月11日(土曜日)

晴。所沢方面を車で移動。すっかり秋の気配です。

09月12日(日曜日)

晴。先月亡くなった今井源衛先生の『紫式部』を『著作集』で再読。今年に入っだだけでも何度か目を通していますが、読み返すたび、その博覧強記に圧倒されます。

09月13日(月曜日)

晴。小森潔さんより、『日本古典偽書叢刊/第二巻/清少納言松島日記 他』現代思潮社を頂戴しました。最近、脚光を浴びている《偽書》が一堂に集められた叢書で、本文や注釈も読みやすい。みなさんぜひ御高架を。

09月14日(火曜日)

晴。夏休み最後の日は注釈作業に専念。これが実は面白くて。かたちになるのが楽しみになってきました。

09月15日(水曜日)

晴。青山学院女子短期大学後期授業開始。前期発表の質問をまとめて解答する形式にしました。なかで「光源氏はなぜ浮気をするのか?」と言う質問に、「児童教育学科の友達の話では、男の子は女の子に比べて飽きっぽいと聞いたので」と浮気論の蘊蓄が展開され、それを癒すが紫の上なのだという結論に至りました。作中人物論の核心はこういう所から出発するのは研究者なら誰しも知るところ。でも幼児の心性から説き起こされるのは感心しつつも抵抗感はありました。男はつらいよ、ですね。

09月16日(木曜日)

晴。窓の一部を閉め忘れ、ぶり返した風邪に苦しみながらデスクワーク。注釈。注釈。

09月17日(金曜日)

晴。浅間山の火山灰が車にもうっすらかかっていました。注釈継続中。今月はこの仕事で終わりそうです。

09月18日(土曜日)

晴。午前中は注釈の仕事と打ち合わせ。午後は学習院で物語研究会。二本とも力作でした。なんとまたまた僕が三番目の年長者。三次会で行った、学習院生御用達の飲み屋さんは三階の屋根裏部屋のようなところにみんなで膝つき合わせつつ、「研究会の理想型」について。その昔、僕が二十代で入ったばかりの頃のような雰囲気でした。僕がここ十年近く皆勤だと話をしたら、みなに吃驚される。次回は豪華ゲストのシンポですが、あいにく他の学会とも競合になり、入試シーズンでもあることから集客に不安があるとのこと。なにはともあれ、優先順位の一番に日程を空けてご参集あれ。目白駅のホームでは日付が代わっていました。

09月19日(日曜日)

晴。一巻分の注釈をおおよそ終える。仕事量と自分の時間を計算しないといけません。

09月20日(月曜日)

晴。明治大学も休日返上で後期授業開始。みなさん元気でなによりでした。

09月21日(火曜日)

晴。。ディスクトップのパソコンがおかしくなり、係り切りに。締め切り前にこれは痛い。夕方は明治大学へ、雰囲気も和やかです。

09月22日(水曜日)Special Thanks 173,000 Hits

晴。暑い一日。明治大学三日目。青山学院女子短期大学。レポーターの予定者が複数欠席。事前に連絡しましょう。「今日の僕は機嫌悪いよ」まじめに来ている人に言っても仕方ないんですよね。

09月23日(木曜日)

晴。デスクワーク。注釈。注釈。

09月24日(金曜日)

曇天から雨。注釈継続中。塚原明弘先生から、丁寧なお手紙と共に『源氏物語ことばの連関』(おうふう/2004.05)を頂戴しました。わたくしは周囲に、ひそかな塚原ファンであることを公言しています。とてもうれしいプレゼントでした。

09月25日(土曜日)

雨。午後は白百合で『浜松中納言物語』巻一の注釈。ひとつのことばの意味を追求する、これがよいのです。

09月26日(日曜日)

曇天。注釈、注釈また注釈。更新が滞りました。パソコンを新調したのと編集作業で時間が割けなかったためです。間違っても健康を害した訳ではありませんので、念のため。

09月27日(月曜日)

曇天から雨。明治大学。空き時間はパソコンの前で注釈あるのみ。

09月28日(火曜日)

晴。夕方は明治大学。編集、注釈がんばっています。


INDEXホームに戻る