Last Up Date 2004.04.01          

日記を物語る 2004年03月INDEXホームに戻る             


03月30日(火曜日)

曇天から雨。春休みの宿題らしき小論文の添削と原稿整理。ストーブはもう要らなくなったのでしょうか。

03月03日(水曜日)

曇天。日が出ているときは汗ばむような陽気。古代文学研究会の有志による、「無名草子」輪読会 編『無名草子』(和泉書院.2004.02/\1900)を頂戴しました。諸文献を完備した教科書版。ぜひ御高架を。


03月01日(月曜日)

雪から小雨へ。いきなり寒さがぶり返して驚く。夜は小論文の添削にひたすら励みました。

03月02日(火曜日) Special Thanks 154,000 Hits

快晴。本日も添削。合間に原稿の依頼調整。

僕の生まれ故郷の伝統行事常田獅子舞のページが出来たとのこと。その囃子唄を父が唄っているのを聴いた記憶もありますが、僕は全く唄えません。かつての村を二つに分けて作られてある唄の中に、「富士の裾野に西行坊のお昼寝するそない〜」とありました。お昼寝する西行さんを知らずにこの幾十年。ご先祖様の教養にちょっと感動しました。

03月03日(水曜日)

曇天。添削はようやくあと10枚まで来て就寝。原稿用紙の使い方を冒頭に話したのに、あるクラスは大量にエラー。インフルエンザが流行っていたから聴いていなかったのか知れないけれど。。大事な話はおしゃべりをやめて聴いて欲しいもの。講演中に野次った聴衆を「人が話をしているときは黙って聞け」と、怒鳴りつけた前財務大臣の気骨に学びたい。

03月04日(木曜日)

快晴、午後、雨のち曇り。明治大学で来年度のための会議と懇親会。法科大学院の論文の問題も配付され、これも来年度の講義に活かそうと思います。単位評価のためのGPAの導入などにも話が及びました。

小嶋さんより、『源氏物語の解釈の鑑賞と基礎知識/薄雲・朝顔』至文堂を頂戴しました。感謝です。

03月05日(金曜日)

快晴。荒川、江戸川といくつもの大河を越えて、千葉県内の大学研究室に伺い、出版予定の本の打ち合わせ。長期戦になるため、研究時間のスケジュール調整が大変です。

03月06日(土曜日)

快晴。午前中、神田の古本屋街に寄ってみましたが、馴染みの小さなお店に「債務処理」を請け負う法律事務所の張り紙がベタベタ。最近多い気がします。午後は所沢で古典に親しむ会『源氏物語』「常夏」の巻。近江の君の和歌の特異性を楽しんで読了。

03月07日(日曜日)

曇りのち晴れ。今月末締め切りの原稿ためにあれこれと文献を読み返しました。夕方の風が冷たい日でした。

03月08日(月曜日)

快晴。言語学関係の本を探して図書館をハシゴ。また新たに必読の本も見つかりました。

03月09日(火曜日)

快晴。天気も良いので越生の梅林までドライブ。もう少し早ければ、なお梅林は壮観だったようです。

03月10日(水曜日)

快晴。四月並の暖かな日。廊下に本棚を据えて家の中の平積みの本を整理しました。明日のために琴を念入りに。乾いた気候に琴の音も澄み渡るような感じです。

広島の弁護士・増田修先生から「明治初年のある公事師の貸金取立旅日記−上原和兵衛『陸奥紀行』(明治4年10月14日〜明治5年5月9日)の紹介−」(『修道法学』広島修道大学法学部紀要.2004)を頂戴しました。和兵衛さんは松本に生まれ、明治初期に活躍された方という。血縁かどうかは不明ながら、いずれ、原稿の取り立て!?をすることになるようだから、同じ家業の人かも知れませぬ。

03月11日(木曜日)

強風・突風の一日。横須賀市内の高校で出張講義「源氏物語と音楽」。「吹きもの」はビデオを用意していただき、予定通り進んで、リハも問題なかったのに指が凍って琴の音が響かず。だんだんと慣れて挽回!しました。青短で六年近く御一緒の先生も本務校からご出張なさっておいででした。

03月13日(金曜日)

曇天。図書館で調べものの後、水泳。うつほ物語の文献目録を若干増補しました。

03月13日(土曜日)

快晴。明治大学リバテイタワーで古代言語蔵開の会。靄の向こうに広がる東京を眺めながら古典を紐解くのは至福の時間だと感謝しなければならないのかもしれません。

03月14日(月曜日)

快晴。ふたたび新大久保に出没。このメンバーで集まったのは五年ぶりとのこと。

03月15日(月曜日)

快晴。デスクワークの一日。

03月16日(火曜日)

快晴。柳美里さんの「朝日新聞」連鎖小説「八月の果て」は作者の「構想がふくら」み、新聞小説としての完結がむつかしくなったと言う理由で、本日限りで打ちきり。残念。

03月17日(水曜日) Special Thanks 155,000 Hits

快晴。新潟産三条市内の高校で進路講話。昨年何度もお世話になった馴染みの高校です。新学期もよろしくとのこと。終えた後、渋川から草津へ向かい、四季倶楽部・アイソネット草津へ。快適な一日でした。

03月18日(木曜日)

雨。実家に帰省。軽井沢は−1度でした。

03月19日(金曜日)

快晴。自宅に戻る。そろそろシンポの準備をしなければいけません。

03月20日(土曜日)

雨。海老名まで出かけましたが、連休と事故による車両集中による渋滞で、往復7時間缶詰となる。帰宅すると、日向一雅先生より、『源氏物語の世界』(岩波新書/2004.3)を頂戴していました。秋山先生の『源氏物語』を愛読していて最近本棚から取り出してみたばかり。じっくり勉強させていただきます。萬謝です。

03月21日(日曜日)

晴れ。母校で『元輔集』の注釈二首。濃密で厳格な学問を体感できることを感謝しつつ参加しています。

03月22日(月曜日)

雨。またまた寒さがぶり返す。外出もせずひたすら原稿に励みました。今度は伊井春樹先生より、『国際化の中の日本文学研究 国際日本文学研究報告集1』(風間書房/2004.3)を頂戴しました。英文の原稿も辞書を片手に精読させていただきます。萬謝。

03月23日(火曜日)

曇天。原稿もほぼ書き上がり、夕方ジムへ。四月から駐車場のある和光店と統合されると言ううれしいニュース。余所に浮気しないで良かったです。

03月24日(水曜日)

雨。原稿の推敲。机の脇のラジオが、青山付近は交通渋滞だと伝えています。いかりや長介さんの葬儀にほんとうにたくさんの人が駆けつけたようですね。僕の両親と同世代です。合掌。

03月25日(木曜日)

雨。お台場に出没。雨に濡れる自由の女神を拝しました。

03月26日(金曜日)

雨から快晴へ。事故のニュースを聞きながら六本木ヒルズを抜けて、慶応へ。『小右記』長和元年八月条。充実のひとときを過ごしました。

03月27日(土曜日)

快晴。大泉学園通りの桜が咲き始めたせいか、ひどい交通渋滞だったため、バスを諦めて、電車で日大文理学部へと向かうとここでも桜が美しく咲いていました。物語研究会はミニシンポジュウム「翻訳と人称」で、僕の役割は「人称」の研究史概説と問題整理、話題提供をすること、と心掛けました。なかなか充実した内容であったかと思われます。総会のポイントは「会則」の扱い方。これは抜本的な再検討と議論が必要でしょう。事務局のみなさん二年間御苦労様でした。またありがとうございました。

03月28日(日曜日)

快晴。昨日我が家に遊びに来た某君と、弁財天が信心篤い村人・検校の夢に現れて琵琶の秘曲を伝授したと伝えられる妙音沢黒目川添いの桜並木を散歩。うららかな日和に花見を満喫しました。

03月29日(月曜日)

快晴。満開の桜を気にしつつ、デスクワーク。土曜日は東原伸明さんの『源氏物語』若紫巻の『大和物語』引用論を、今日は古瀬雅義さんから『枕草子』の章段構成論を頂戴しました。


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