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学習指導案

971013 亀田洋一

とき

ところ 東京成徳大学二〇四教室

対象者 国語科教育法履修者

本時の目的

大段落一の内容理解

筆者の提起する問題の理解

  筆者の認識や表現を読み込む

  自分の考えの確認や新しい考えの導き

本時の展開例  

テキスト「忠犬ハチ公」1時間目(計八時間)

本時の指導目標

        

〇分│挨拶・作者の説明・指名音読

│起立 礼 着席 今日から教科書123ページの「忠犬ハチ公」

│という単元にはいります。

│それでは、135ページの作者の所を読んで下さい。**さん

5分│大段落一の前半部の説明

│はい、ありがとう、それでは123ページの本文を**さん読ん

│で下さい。さて本文中のヨーロッパの主要都市に比べて東京の街

│の記念像は貧しいと書いてあるがどうだろう、街中で記念像

│を見たことない人いますか。

│そうですね。結構いろいろなところで記念像を見ること

│ができます。では、その像のモデルのポーズ、表情、髪型を覚

│えてる人はいますか。

│そうですね。日本ではよく見るような記念像でもわざわ

│ざ見る人はいないようです。ヨーロッパではどうだろう。**

│さんどうですか。

│ヨーロッパのことは解らないですが、日本では記念像の無関

│心さが解りましたね。

10分│大段落一の後半部

│それでは、最後の部分「どこかうらぶれた悲しみ・・。」とあ

│りますがこの「うらぶれた」という意味は分かりますか。

│**さん。

│落ちぶれたり、不幸にあったりして惨めなさまをいいま

│す。渋谷のハチ公を見てうらぶれていると思いますか**

│さん。

│ではどうして筆者はそう思うのですか。

│上野の山の西郷さんと渋谷の駅のハチ公といえばそのへんにあ

│る記念像と違う点はどこでしょうか。**さん。

│そうですね。前の二つはモデルが大衆的に知られている。ま

│た、モデルに対して誰もが好意的な意識を持っている。とい

│う点でしょう。しかし誰もがその存在に対して、冷たいか

│ら悲しく思うのでしょう。

│だけど、文の末尾が疑問系におわっています。このような

│ときは次の段落からこの答えが探せるのでみんなもこの

│ことを気にしながら読んで下さい。

20分│復習・指名音読

│それでは、これで終わりにします。起立、礼

指導内容確認

・指導予定の内容をどの程度理解させられたか。 優・良・可・不可

・板書は性格で見やすかったか。  優・良・可・不可

・時間配分は適正であったか。 優・良・可・不可

・発問と解答はかみあっていたか。 優・良・可・不可

・説明は聞き取りやすかったか。 優・良・可・不可

(学習指導案)亀田 洋一

とき  十二月二日

ところ 東京成徳大学 二〇四教室

対象者 国語科教育法受講三年生

本時の目標

・女工の気持ちを読みとる

・文書からの言葉で想像力を養う

本時の展開例

テキスト 高校生の国語二 「セメント樽の中の手紙」 (計2時間)

指導展開案

前回は、「セメント樽の中の手紙」の第一段落を読みましたね。松戸与三という人物像が書かれていましたね。彼は、社会の底辺に生活する重労働者で、子供と妻がいる妻帯者です。今日は第二段落を読んでいきます。それでは、**さん読んで下さい。

はい、ありがとう、ここから、セメント樽の中の手紙の内容がかかれているよね。語り手は女工で聞き手は与三だね。女工という人物は何を仕事にしているのかな。**さん

セメント袋を縫う仕事

それでは、その恋人とはどういう人か女工の書いた手紙から考えてみましょう。

破砕機へ石を入れる仕事、気性のしっかりした人、優しい、いい人、しっかりした男らしい人、二六歳、私をかわいがってくれた人 「私の恋人のはセメントになりました。」さらに、「そうっと」ってかかれていますが、なんでそうっと入れたのでしょうか。**さん。

セメントと恋人が同調しているために、セメントに対して愛着のような感情が沸いていたから「いいえ、ようございます〜」言葉使いが変わりますがどういうことなんでしょうか。**さん。

その前までは、女工と与三の距離が有る程度離れていたのが、ここから距離が縮まった。長屋へ帰る場面と、手紙を読みおえた場面の表現の対比から与三はどのように感じていたのか。

**さん 「踏みつぶす」、「七人目の子供を見た」

最後に与三は手紙を返すと思いますか。**さん

手紙にある住所と名前とみながら・・・・

それでは、今日の復習をします。

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