●●●山の小部屋その1●●●

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残雪の山
上野発の夜行列車降りたときから〜〜♪ そう、ここは北の果て、青森です。東北には高い山はないんですが、やっぱり冬は厳しいです。でも、もうかなり雪がとけて、アオモリトドマツでしょうか、雪の下から先っぽが顔を出しています。真冬だとみごとな樹氷になるんですが。雪はもうかなり腐ってはいますけど、5月一杯はスキーができます。
春ですねぇ
おお、このあたりは夏になると一面のお花畑になる湿原ですが、こちらもかなり雪がとけていますニャー。アオモリトドマツはオオシラビソとも呼ぶことがあります。どちらもまったく同じ木。紛らわしいわい。平地だと40メートルもの高さになるっていうから、う〜んと、え〜と、高い木ですニャー。でも山の中のアオモリトドマツは、冬場の風と雪のためにまっすぐ伸びないで、ひねくれて、おいらのような性格になっています。雪が残っている右手の、丘を越えてゆっこうよ♪ 真澄の空は晴れやかに・・ あ、いや、その、右手の丘を越えて、スキーならほんのひと下りすると、千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉。ただしスキー場とは言っても、リフトなんて洒落たものはありませんから、丘を越える際は自力救済で。
ふきのとう
雪のとけた南斜面はふきのとうが顔を出しています。ど〜れ、ここらで昼飯。ふきのとうのテンプラに、酢の物・・・ というわけにもいかないので、雪解け水でさっとゆがいてからラーメンに。うん、ほろ苦い春の味ですニャー (=^^=)ノ
下界は?
八甲田の山頂付近から下界を見下ろすと、もう雪もまばら。アオモリトドマツの疎林の間に、緑の熊笹が見え始めているようです。この写真の真ん中あたりには林の中に国道が通っているんですが、冬季はもちろん閉鎖。国道沿いに温泉宿も点々とあって、中には越冬している宿もあるみたいですが、お湯にはいるのも命がけですニャー。そう、明治時代、弘前何連隊だかのヘータイさんが、雪中行軍とやらの挙げ句、大量遭難したのもこのあたり。今は春スキーのマハラジャですニャ。ん? 違うって? あ、春スキーの、メッカでございます。
苔むすブナ
さてさて、下界に降臨してみると、ブナの木に生えた苔はすっかり緑。瑞々しい蔦がからまっておるな。
雪がとけて〜♪
山に積もった雪がとけるとどうなるか。これは頭ではわかっていても、実のところ半信半疑でした。でも本当に川になるんですニャー。ん、当たり前かっ。でも、どこから川になるか、その川の始まりの部分というのは、なかなか目にすることがないものです。
川になって〜♪
川の始まりは、泡立っていました。別に洗剤を流したわけじゃないんだけど。芽吹いたばかりの木の葉が、川にかぶさる緑のトンネルになっていました。
流れて行きます〜♪
少し水量も増えてきたんでしょうか、とろ〜〜〜っとした糸を引くような水ですニャ。

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