デデは怒ってるんだぞ〜

デュメイ、ピリス、ジャン・ワン他室内楽チクルスIII 5月18日 紀尾井ホール

 



デデ:今日は聴きに行くんじゃなかった。

CoCo:うん。疲れたよ。

D:評価に値しない演奏会は無視するのが本当だろうけど、一応経緯だけを話しておくことにしよう。

C:7時開演ということで、6時50分ぐらいには着いたよね。そこで「出演者の強い希望により、シューベルトの弦楽三重奏曲D.581がD.471に変更」、「歌曲『岩の上の羊飼い』のソプラノが高橋薫子から豊田喜代美に交代」という内容のペラのチラシを手渡されたね。

G:それにさあ、7時開演のはずが7時20分になりましたとさ。

B:でも、その時は曲目の変更も、開演時間の変更もさして気にしていなかった。

D:たぶんリハーサルが延びたんだろう、ぐらいに思っていたよね。

C:ところがふたを開けてびっくり。D.471っていう曲はD.581の習作で、1楽章しかない、10分足らずの曲。とても「出演者が強く希望して」変更するような曲じゃないよね。

G:手を抜きやがったな。

D:二曲目の『岩の上の羊飼い』は本当に評価に値しないから省略。

G:というわけで前半は20分ぐらいで終わっちゃった。

C:後半は『鱒』だったね。ソリストの間にオケマンが入ったって感じ。

B:たぶん、カジモド所属の恵まれない日本人演奏家を支援しようっていう意図だったんだろうけど。

G:それだったら、デュメイやピリスはギャラを取るべきじゃないわ。チケットだってもっとずっと安くできるはず。自腹切って聴きに行ってる客はいい面の皮よ。

D:でも日本人演奏家だって素晴らしい演奏をすることもあるし、別に救われなきゃならんてわけでもないだろうに。

B:それにしてもデュメイもピリスもワンも、すごい手抜き。というのか、気遣いと言うんだろうか。一昨日の迫力はどこへやら。まるで借りてきたネコみたいな演奏だった。

G:ニャー。

C:去年のストルツマンと仲道郁代の時もそうだったけど、呼び屋さんやレコード会社が安易なマッチングをすると、客は本当に迷惑だね。

D:さすがにそこらへん感じとっていた人が多かったのかなあ。今日は一昨日に比べるとお客さんがすごく少なかったね。

G:今日は行くんじゃなかった。



デュメイ&ピリス今後の公演予定


デュメイ&ピリス デュオリサイタル

5/20 武蔵野市民文化会館


デデの小部屋(ホームページ)に戻る

音楽の小部屋に戻る

ボクの小部屋が気に入った、または
デデやガンバに反論したい、こんな話題もあるよ、
このCD好きだニャー、こんな演奏会に行ってきました等々、
このページに意見をのせたいネコ(または人間)の君、
電子メールmatufuji@mail.at-m.or.jpまで お手紙ちょうだいね。
(原稿料はでないよ。)