南蛮ムジカ

辻康介(ヴォーカル)
佐藤亜紀子(テオルボ)
中山真一(バス・ヴィオール)
坂本龍右(リュート)

2007年4月11日 カーサ・クラシカ


デデ: なな、何と言うことか、赤坂でモンテヴェルディ (=^^=)!!!!

ブチッケ: で、ございますニャー。

CoCo: ふふふ、小さいけど、こぎれいなライブハウスだったね。クラシック専門の。

ガンバ: ソファもあるし、ライブハウスとは言っても、なかなか居心地がいいお店だった。ここで辻康介という人が中心になって新しく立ち上げた「南蛮ムジカ」というバンドの、記念すべき旗揚げ公演。

ブチッケ: なかなか楽しい一夜でした。最初は「オペラ誕生物語」とでも呼んだらいいんでしょうか。モンテヴェルディのオルフェオの抜粋。辻康介のMCがいつの間にか歌になっていく様子から、モノディーの生まれる過程を目の当たりにするというプログラム。パストールの歌。オルフェオの歌。そして同時代の器楽曲を取り混ぜて、30分でオルフェオをみごとにやっつけましたニャー (=^^=)
第2部、第3部がひょっとすると辻康介の本領なのかもしれないけど、オルフェオ抜粋も前置きという以上に聞き応えのあるステージでした。

デデ: 後半はカレスターニの「小悪魔ちゃん」、ジャヌカンの「豚を市場へ」、カッチーニの「アマリッリ命」等々、日本語訳詞で聞かせるパルラーレ・カンタンドの歌曲と、極上のコンティヌオ軍団の乱痴気騒ぎ。
辻康介の訳詞がまた音楽にすごく良く乗って・・・

ガンバ: うん、これからは「平成のエノケン」と呼ぶことにしよう。いやあ、腕っこきの名人達が思いっ切りはじけちゃって、楽しかったわねぇ (=^^=)

CoCo: リュート、テオルボ、ガンバのアンサンブルっていいねぇ。楽器の名前だけ聞くとちょっと地味目の感じがするけど、自由な即興を交えて、時に大胆に、時に切なく語り合う様子は、往時のサロンを彷彿とさせるものがありました。

デデ: うんうん、サロンというよりは居酒屋の雰囲気かニャー。

ブチッケ: まあ、そんなこんなで、大変楽しい赤坂の一夜でございました。



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