鐘楼門
Belfly gate

創建は弘安4(1281)年で、二度目の元寇があった年だ。開山は南宋から渡来した二人の僧兀庵普寧と大休正念、日本の真応禅師の3名で、兀庵普寧は16年前に南宋に帰国し開山の7年前に没していたが、真応禅師の希望で名を連ねている。鐘楼門には宋風の様式が感じられる。
南宋は2年前に元によって滅ぼされ、円覚寺の開山無学祖元も来日していた。南宋文化そのものが亡命してきた観がある。この年日本は元寇に耐えた。  次へ