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WRITE IT LOUD!! ROLL OF ROCKS

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                        1996年10月11日開始

                                  火だるまG

最終回:1999年2月25日

LIKE A ROLLING STONE/BOB DYLAN/65 IN HIGHWAY 61 REVISTED
THE END/BEATLES/69 IN ABBEY ROAD

ついちょっと前まで
君はこれが君の世界だというものに
惜しげもなく金をつぎ込んでいた
そんなこと続かないという人もいたが
君には彼が何をいっているのかがわからなかった
うだうだ生きているだけの輩を
あざけ笑っていた
ところが最近大声でしゃべらなくなったし
自信も喪失しているみたいだ
どうやって次の食事にありつくかにあくせくしている

君はいい大学を卒業した孤独な人
でも学校は精悍さを搾り取るだけの場所であったことを
君は知っている
そこでは路上で生きる哲学を教えてくれなかった
そして君は今、どうにかしてそれを身につけなければと考えている
君はけっして不確かな生き方はしないといっていたが
でも今、君は、そんなことどうでもいいと思っている
瞳の奥底に虚空を持つ人に出会ったら
君は、私と付き合わないかと、声をかける

たくさんのサーカスみたいにステキな人やものたちが
君を魅了しようとしていたのに
君はそれらに気がつきさえしなかった
君の態度は、彼らの真実に対して、本当に失礼だった
君は見栄や体裁だけでこりかたまっていた
そんなことには意味がないことに気がつくまで
ずいぶん無駄をしたものだ

心の静止した人、すべての可愛い人たち
彼らはみんな酒を飲みながら
自分がここにいることを
世間にわからしめてやるんだと虎視眈々としている
お互いの宝物を示しあい、交換しあい
でも君は、そんなもの、どんどん欲しいっていう人に
くれてしまえばいいんだよ
昔君には、ぼろをまとった孤高の人がいたはず
彼の言葉が楽しみだったはず
彼のところに急げ
彼が君を呼んでいる
君はそれを拒絶できないはず
君が何も所有しなければ
君はもう何も失うことはない
君は何物でもなくなった
君にはもう隠すべきものもない

どんな気分
どんな気分
一人になって
帰るべきところもなく
全く何物でもない
ころがる石ころのような気分は


 LET'S LIVE A NOW TILL THE DAY

SO LONG TO YOU WHO I HAVE LOVED SO MUCH

お〜いえい、お〜らいと
結局、最終的にはさ、
君がもらった愛情と君が与えた愛情ってさ
イコ〜ルになるんだよ

僕のこの歌詞にスポットをあてる連載で、取り上げる曲の音楽面が最高に格好いいことは保証します。大音量で10回続けて聴いてみてください。きっと感じるものがあるでしょう。(この企画、文章、考え方などの著作権は一応存在するといっておきます)

 

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