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１９９６年10月１１日開始
火だるまG
第５２回：１９９８年１１月２５日
WHO KNOWS WHAT TOMORROW MAY BRING/TRAFFIC/68 IN TRAFFIC
僕らはみんなと似ていない
君たちは僕らと毎日逢える
来て
座って
明かりを消して
眠りに落ちる
愛しき人よ
言葉などいらない
僕はそれがどこにあるのかを君に教えてあげたい
でも
言葉には意味がない
容易なことではないんだ
愛しき人よ
だから
ただ僕を慈しんで
明日がもたらすものを知る者はいるか？
ほんの一瞬で
君は君の意識から逸脱することができる
浮遊して
人々に受け入れられる意見とは思わないが
明日がもたらすものを知る者はいるか？
【短信・前】
いろいろよからぬよいことを考えている罰が当たったのだろうか？ 左肘が痛い。中で膿んでいるのか？ それとも関節の問題か？ 熱を持って腫れている。肘をつくのが痛い。とても休んでいられない。
おじやひとり分なら、水は３カップ、ミルクおじやにするから、牛乳と水が1.5カップずつ。（牛乳＝25円分）ショウガを刻んで一緒に暖めて牛乳の膜は食べてしまう。（ショウガ＝10円分）塩鮭１切れを６つに切り煮込む。牛乳と塩は相性がいい。（1塩鮭＝50円）チンゲン菜、ニンニクの芽をごそっと入れる。ごそって入れても煮れば縮むのが野菜。哀しい。（野菜計＝100円分）飯は半合。僕の好みは水っぽい雑炊とコテコテのお粥の中間くらい、表面にほんの少しだけ水が浮いているという塩梅。（米＝20円分）最後あと２分くらいというところで切り餅１切れを４つ切りにして入れる。（切り餅＝20円分）最後の最後あと30秒くらいというところで卵１個分のとじ卵を入れ蓋して火を止める（卵＝16円分）【合計341円・ただしガス代／水道料などは除く】
キュウリ大の筋子２本。（600円）ボウルにぬるま湯をはり筋子を入れて優しく女性のあそこに触れるような気持ちで卵１粒１粒を子袋から抜き出す。イクラを作る作業である。丁寧にやれば１本で15分はかかる。その間につぶしてしまう卵が２粒くらい。醤油と酒と味醂を適当に配分した丼にイクラを入れ２〜３日寝かせる。（醤油＋酒＋味醂＝50円分）この時点では卵の半分は乳濁色をしている。ホカホカの飯を炊く。１食0.8合分を丼に盛り、イクラを撒く。（米＝30円分）焼き海苔1パック分をちぎって散らす。（焼き海苔＝5円分）ネギを刻んで撒く。（ネギ＝15円分）【筋子２本で２回の食事＝１食350円・同】
銀だらの切り身２枚を６つに切る。（300円）。ニンジン2本はちょっと大きめのサイコロ大に、（ニンジン＝75円分）ダイコン1／4も同様（ダイコン＝50円分）。煮物用の小さめのガンモと厚揚げ３つずつをそれぞれ半分に切る。（150円／１パック）煮汁は酒半合（酒＝20円分）、水半合、味醂半合（味醂＝20円分）、醤油1／4合（醤油＝10円分）、砂糖少々。その煮汁で小口に刻んだショウガを煮、煮立ってきたら火を弱め、ニンジン、ダイコン、厚揚げ、ガンモ、銀だらの順番で入れ、落としぶたをかける。（ショウガ＝10円分）時間があれば30分ほどじっくり、なければ、火力を上げ一気に炊き。水分がなくなりそうなところで弱火にし、具にスプーンで汁をかけてやりながら煮上げる。汁がキャラメル状になり切るまで攻めきるか、ひたひた状で止めておくかはお好み。１食分の米は0.8合（米＝３０円分）【３食分＝１食235円・同】
【短信・後】
このような食生活を続けて、しかも、大酒をやめれれば、僕の体内データと、僕の経済も一挙に清純化するだろう。しかし色々よからぬよいことを考えているとなかなかそうはいかないのね、これが。
とにかく足下を見つめ直す時期がまた到来しました。不変なのは、そう、普遍なのは飯を食うことと、もうひとつだけですねぇ、みなさん、という一節でした。
僕のこの歌詞にスポットをあてる連載で、取り上げる曲の音楽面が最高に格好いいことは保証します。大音量で10回続けて聴いてみてください。きっと感じるものがあるでしょう。（この企画、文章、考え方などの著作権は一応存在するといっておきます）
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 音楽中毒=A |
 酩
酊料理人 ・工 |
