西大寺(さいだいじ) 天平宝字年間に孝謙上皇が誓願し、766(天平神護2)年頃創建された。神護景雲年間、薬師金堂・弥勒金堂が造立され、宝亀年間に東西塔が完成。奈良時代は平城京右京一条三坊から四坊にわたる三十一町もの広大な地を占めたが、平安以後衰退の一途をたどり、寺地も著しく縮小した。現在の寺域は奈良市西大寺芝町一丁目。写真は金堂と東塔跡基壇。