----神奈川県篇(1)ー1----

----KANAGAWA----


■神奈川県の郷土玩具ガイド■(掲載されていないものも含む)

 横浜:岡村天神のうそ守り。天神。横浜開港人形

 川崎:だるま。(だるま市)

 伊勢原市大山:大山の挽き物玩具。

 伊勢原:あぶ凧。
 
 秦野:だるま凧。

 茅ヶ崎:将棋凧。
 
 平塚:相州だるま。
 
 小田原:晴雨人形。小田原堤灯。経木舟。

 箱根:箱根挽き物細工。箱根寄せ木細工(秘密箱など)。豆茶道具。山駕籠。 晴雨人形。

 鎌倉:円覚寺の土鈴。本覚寺のにぎり福。鶴岡八幡宮の鳩笛。宝戒寺の
    杉本寺の木札守。鎌倉宮の板獅子。鎌倉張り子。鎌倉土鈴。
    龍口寺の破魔籠。江の島ふぐ堤灯。貝屏風。

 三浦半島:七福神尊像


■施設、他 ■
 
 横浜人形の家:横浜市中区山下町18
          TEL:045-671-9361
 
 馬の博物館(根岸競馬記念公苑):横浜市中区根岸台1-3
          TEL:045-662-7581

 香具山記念館:東京都町田市能ケ谷1022(横浜、川崎市と隣接)
          TEL:0427-34-5228

 箱根町観光物産館:足柄下郡箱根町湯本698
          TEL:0460-5-5700

  「相模の大凧あげ」5月3〜5日
  (問い合わせ先)相模原市観光協会:相模原市中央2
          TEL:0427-54-4141







岡村天神うそ守り
岡村天神は、岡村天満宮の初天神など例祭りの時に領布され、うそ守りは、1月25日の初天神に授与されるものです。
岡村天神は、衣の両袖をはねた形が西瓜を切ったときの切り口と似ているので、西瓜天神とも呼ばれています。天神は、昭和3年に画家の山中登氏のデザインにより始められ、戦争中は中断、戦後に村沢春吉さん(故人)が再び作りはじめました。(下記参照)
現在は宮司の杉原さんらが制作されていますが、数があまりできず、上記のような時以外は入手が困難です。

横浜開港人形
関東大震災で東京深川から横浜蒔田へ移住してきた村沢春吉さん(故人)は、「蒔田人形」としてこの地で土人形を作っていました。この人の作っていた「岡村天神」と「横浜開港人形」は、合わせて「横浜人形」と呼ばれています。

昭和2年、横浜開港記念にちなんで、港町らしい外国人の風俗を表現した人形をという話が持ち上がり、横浜在住の数人の文化人グループが考案、画家の牛田鶏村らがデザインして、村沢春吉さんが人形に作りました。
村沢さんの没後、弟子の湯沢利夫さんが、郷土玩具研究家の石山邦子さんらの協力で、横浜開港人形の全品12種14体を。平成元年に復元完成しました。しかし、湯沢利夫さんの死去により現在は廃絶して、今後の復元が待たれています。

円覚寺の土鈴
円覚寺仏日庵入り口で売っています。仏日庵は北条時宗の墓堂で、土鈴には北条氏の紋所「三鱗」の土鈴や観音さま、十二支など10種類の土鈴があります。これらは、すべて住職と壇徒の人達の手造り品です。



(1997.7.20掲載)


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