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アンドロメダ座大星雲 M31 NGC224 |
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'2002.12. 1 | |
[解説] | |
名前が大星雲となっていますが実は星の大集団である渦巻き銀河です。我が銀河系のお隣さんで、形も良く似ていると言われています。見た目の大きさも満月の5個分と大きく明るさも約4等と明るいので、もっとも見やすい天体の一つでしょう。もちろん写真写りも最高で、一般的な一眼レフカメラとレンズの組み合わせでも5分も露出すれば写ってくれます。良く見ると、周辺の星が淡くなった領域に赤い星雲が見えます。きっと、我が銀河系も外から見るとオリオン大星雲などがこのように見えるのでしょう。 | |
[観測ガイド] | |
見える季節は秋から冬にかけてで、空が澄んだ星見には最高の時期です。4等星ということで都市でも空の暗い場所なら肉眼でボーっとした雲のように見えます。7倍程度の倍率の双眼鏡であれば独特の楕円型が確認できます。望遠鏡ではかえって倍率が大きすぎて中央の明るい部分しか見えませんので面白くありません。 場所はアンドロメダ座にありますが、星座の形が判りにくいのでカシオペア座からたどります。例のVVの形の右側のVの先端から、視線を地上に向かって下ろしていくと、手のこぶし2つ分くらいのところにボーっとした雲のようなかたまりが見えるはずです。北極星の位置が判っているならば、カシオペア座を挟んでちょうど反対側になります。また、ペガサス座の四辺形からたどっていくという手もあります。 下図は周辺の星図です。(クリックで拡大します) |
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[撮影データ] | |
日時:2000年11月27日 22時**分**秒 露出:約60分 場所:長野県 八ヶ岳 東山麓 天候:晴 気温:約−1℃ レンズ:高橋製作所 BRC−250直焦点 架台:同製 NJP + PD−7XY カメラ:光映舎 マルチシステムアストロカメラ6×9 ピント:目視 フィルム:Kodak E−200(120) 感度(ISO):200 ガイド鏡:高橋製作所 FC−76 ガイド方法:SBIG ST−4 スター・トラッカーによる自動ガイド |
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[画像処理] | |
マシン:Apple PowerMacintosh 7600/200 スキャン:EPSON GT-8700F 透過原稿ユニット ソフトウェア:Adobe Photoshop 処理:周辺減光補正, レベル補正, トーンカーブ補正 等 |
[星のギャラリー]
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