皆さん、今国会、そして地方の議会広くは政府機構が何をしているか御存知ですか。私は寡聞にしてよく知りません。いえ、わからないのです。情報が少ないのです。
勿論、議会広報、新聞やテレビで情報は流れてきます。しかし、話題になったもの以外、全容はさっぱりわかりません。わかっても意味はないかもしれません。
ですが、議会は、議員有志のクラブではありません。われわれの税金を使い、われわれの代表として代わりにわれわれの社会の進むべ
き道を決定をしているのです。いわば我々の運命を彼らに委ねているのです。その彼らの行動を監視しないのは大変危険です。委ねているとはいえ
白紙委任しているわけではないはずです。それぞれの民意との妥協・合意ならまだしも、違うところでの妥協・合意で良いとお思いですか。白紙委任ならまだしも、
民意で正式に白紙委任と決定しているわけではありますまい。であればこそ国会・議会で何をしているか知る権利、いえ義務があると思います。本来なら、
行政内部における情報も、といいたいところですがこの件は止めます。
彼ら、国会議員や官僚は言うでしょう、一般有権者に事実を知らせたら、大混乱に陥り、解決できるものも解決できなくなる、と。これは愚民主義のなにものでもありません。
確かにこれは当たらず外れずでしょう。しかし、それは始めから愚民だからではなく、愚民にされているからではないでしょうか。生き物は
始めから高等な知能があったわけではありますまい。命を賭けた経験を積み、次第に発達していったもののはずです。現在の危険を以って未来を閉ざす権利は、彼らに存在しません。
我々自身が、それを希望するなら別ですが。そういった経験を積まないと、いつまで経っても愚民と呼ばれ不当な立場のままです。しかし、議員・官僚の行動を待っていては意味はありません。
いつまでも甘えているわけには行きません。経験を積ませてもらうのではなく、積極的に経験を積んでいこうという意志が必要です。
この意志が無ければいつまでも、運命は彼らに握られたままです。それを許容するなら別ですが。私は、いやです。だからこの構想を実行したいのです。