第98話 デジカメ座談会に出席

NTTの常時接続フレッツ・アイはいつの間にかフレッツISDNという名前に変わっていた。ママの住んでいる町田市は8月7日からサービス開始だったので申し込んでおいたら、一度確認の電話がかかってきてそれっきりだ。混んでいるとは言っていたが、交換機の設定だけだろうに、なんでそんなに時間がかかるの?

NTTは電々公社体質のままなのか、常時接続は儲からないから積極的には拡販したくないのかと、疑いたくなってしまう。Iプランからの切り替えやプロバイダとの契約変更のタイミングもあるのだから、何とか早く連絡だけでもして欲しい。

混んでいるはずだった町田ケーブルテレビのインターネット接続サービスに申し込んだ友人は、すでに工事も完了し開通したそうだ。小田急ケーブルの常時接続は今のところ快適な環境にあるらしい、問題はこれからユーザが増加したときの環境がどうなるかですね。

友人とは、常時接続になったらインターネット電話で遊ぼうと話しています。まあ、市内なので普通の電話でも料金はたいしたことないんですが、新しいこともしてみたいので。

て、ママは各種のメール配信サービスを利用してます。その中のiMiネット DMサービスはアンケートが送られてきて、自分が該当する質問に返答するとポイントが貯まり、ポイントは図書券などに交換できるというサービスです。スポンサーは各種企業で、アンケートの結果は企業の商品開発などに参考にされるようです。

並んでいた各社のデジカメ 先日は、最近デジカメを買った人へのアンケートで「IXY DIGITALを買った人のグループインタビュー」の参加者が募集されました。これはママにぴったりだと、応募したところなんと採用されました。最近、この奮闘記もネタが夏枯れ状態だったので、ネタにもなるし、たまには世間の風にあたるのもいいかと思った次第です。

実際に集まって「グループインタビュー」(というか座談会)を受けるので、久しぶりに都内まででかけてきました。主催はマーケットリサーチ会社で、ママの意見も製品や広告の企画に繁栄されるかと思うと楽しみです。

都内某所のバブル期を思い出される豪華な会議室に各世代・各業種からのIXYを買った6人の男女(男4人、女2人)が集まりました。ママは主婦層の代表かな。他には会社員、通訳、学芸員、学生さんなどです。他に司会者、技術サポータ、それに速記者までいて本格的です。ママは興味津々。談話する丸テーブルには各メーカの最新デジカメが並べられて、自由にお試し下さいとのこと。

じめに、でっかいケーキとコーヒーがサービスされました(話しながら食べるのは難しいが結局みんな食べた)。初対面同士が「なぜ、IXYを買ったか」について話し合うのですが、司会者と技術サポータが上手く話題を誘導し、話は弾みます。同じ時期に同じ製品を買ったという共通項だけで、全くの見ず知らずの人と話すのは面白い体験でした。

IXY DIGITALはデジカメの中でもダントツに売れているらしい。ママの知人も買いに行ったが品切れが続いてると言っていた。リサーチ会社としてもなぜCANONのIXY DIGITALが売れるのか、実際の購入者の購入動機を調べたいようだ。デジカメとしての機能が良いのかデザインなのか、それとも中田を起用したCMの影響が大きいのかがインタビューの中心でした。

談話風景(手前に写っているのは食べ終えたケーキのお皿) 仕事でデジカメを使ってる人やカメラマニアの人もいて、なかなか鋭い意見が聞けました。シャッターを押す強さの加減ができずに手ブレが起きやすいという悩みもママだけじゃなかった。絨毯の床に落としただけで壊れて修理中の人もいて、一見しっかりした外見だけど意外と壊れやすいらしいので大事に使わねばと知りました。

今回集まった「IXY DIGITAL」を買った人はみんな大きさやデザイン、機能などには概ね満足していて、ママも良い買い物をしたと思ってます。夏休みの旅行には一眼レフのカメラも持っていったのですが結局1枚も撮らずに、IXY DIGITALばかり使っていました。総撮影枚数は400枚を超えましたがランニングコストは電気代だけで殆ど0円です。もし、フィルムでこれだけ撮影すると、フィルム代と現像・プリント代で2万円以上かかります。

この夏はIXY DIGITALを買って雑誌の取材を受けたり、座談会に出席したりと、写真を撮る以外の楽しみもありました。まだまだ残暑は続きそうですが、デジカメを使って楽しいパソコンライフを極めたいママです。

かし、今年の残暑はきつい。こんなに暑くても健気に働くパソコンは偉い。友達の家ではご主人が自作したパソコンが加熱して使えなくなるんだって。パソコンのためにエアコンを使ってるようです。

マニア系のパソコン雑誌には定期的にクロックアップの記事が載りますね。ママはあんまりパソコンハードには詳しくはないが(ばればれですが)、クロックアップってパソコンの速度を決められた以上に設定して、処理能力をあげる事ですよね。最近はすっかり影をひそめましたが、ミニ四駆の車を速くするためにいろいろ工夫していたのと同じですな。いかにも男が懲りそうな事だ。

でもパソコンは安定性が一番、下手に改造して動作が不安定になったら嫌だし、クロックアップしたパソコンはメーカが修理してくれない。そのように思うのはママが女の遺伝子をもつからでしょうか?最近のCPUの速度は1GHzを超えて、以前のスーパコンピュータ並です。その上になぜクロックアップだなんて騒ぐのかな?

「コンピュータはソフトがなければただの箱」とは言い古された言葉ですが、ハードウエアの不足をソフトウエアで補うのがコンピュータの醍醐味。個人レベルがちょっとした工夫で楽しめるソフトウェアの開発ってないのかな。

昔、ママはプログラマでソフトを書いていたのですが、頭に中で完結した世界を作るのようで楽しいお仕事でした。今はソフトも大規模な開発ばかりで、一人でこつこつ作るシステムなんて、なかなかないのかな? プログラムは、論理的なものだから小中学生に教えると頭の良い訓練になる。資源を大切にするためにもハードの性能争いよりもキラリと光るアイデアのソフトウェアの開発が日本を救うのだ(急に話が大きくなる)。


それにしても、NTTのフレッツISDNは早く工事を済ませて欲しい。次話までに常時接続は実現するのか?!

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M.Nakamura Aug. 27,'00