7   21世紀の年賀状はどうしようか (2000.12.3)

今年も年賀状の季節になりました。 最近は子供達の交友関係も広がったし、21世紀の幕開けということで少し多めに出そうと考えていました。年賀ハガキの発売直後にインクジェットプリンタ用の年賀ハガキが不足しているというニュースをみて、あわてて買いに行きました。でも、まだ余裕で残ってたよ。最近は不足しているとのニュースを聞かないし、もしかして"やらせニュース"?

ここ数年は、年末になると干支に合わせたデザイン画を載せたCD-ROMつきの本がたくさん出るし、年賀状ソフトやプリンタのCMも増えます。やはり、年賀状は家庭内でパソコンを使う最大のイベントです。町田のヨドバシカメラに行ったら、デジカメとプリンタの特設展示場ができていました。またデモンストレータのお姉さんがあちこちにいて、もう年の瀬なのね、と実感させられます。

ところで、ヨドバシカメラでは10月末から書籍売り場でも3%のポイントが付くサービスが始まりました。書籍はどこでも定価販売なのので、CD-ROMつきの本を含めパソコン関連の書籍の購入はヨドバシがお勧めです。

閑話休題。我が家はパソコンについてはまめな家庭として知られているので、兄弟や親に年賀状の作成を頼まれ、毎年、何種類ものデザインの年賀状を作っています。いつもは前に買ったクリップアート集や年賀状作成ソフトの「筆王」のイラスト集を組み合わせて作っていますが、段々ネタ切れになってきました。

新しいクリップアート集を買おうとも考えたけど大量のクリップアートが入ったCD-ROMイラスト集はアメリカでの版が元になっていて、イベントや生活習慣が異なりあまり役に立たない。まぁ、それでもクリスマスカード用のイラストなどは洒落たのがあるけどね。やはり日本人はクリスマスカードよりも年賀状なのだ。そろそろイラストの点数が多いだけではなく、気に入った雰囲気のイラストレータの作品が載った実際に使えるCD-ROMクリップアート集が欲しい。

クリップアートに頼らずに自分でデザインすればいいんだけどそこまでの画才がないのが辛い。今年の年賀状は、2000年の0の中から3人の子供達が顔を出すデザインでした。2人兄弟のご家庭の方、2001年の0の中から子供達が顔を出すデザインなどいかが? 2009年まで使えるアイデアです。我が家はどうしよう? と思案中ですがなかなかいいアイデアが浮かんでこないのだ。

今までの年賀状

凝って作る(わりにはパッとしないのですが)年賀状ですが、やはりプリンタの性能ができ映えに差をつけます。この時期にプリンタの広告が増えるのは無理もないですね。写真品質で印刷できる最近のプリンタには目を見張るものがあります。でも、インクや専用用紙などランニングコストも気になるところです。

FUJIFILMではパソコンで作った年賀状を年賀ハガキに写真と同じように印刷してくれるサービスを始めたようです。FDi規格対応年賀状ソフトとして筆王や筆まめ、筆ぐるめ、宛名職人などがあり、これらのソフトで作ったデータをFDi規格でフロッピィやZIP,MOに保存してFDiサービスをしているお店に持っていけばOK。FDi規格でなくてもjpegやbmpなどでも大丈夫のようです。ここがFDiサービスのホームページです。

年賀状のために高いプリンタを買うより、このようなサービスを利用したほうが経済的で、機器のメンテも不要なので便利かもしれません。

デザインが決まったら宛名書きです。まずは筆王のアドレス帳にこの一年で引っ越した友人の住所変更や新しい友人の住所を加えて行きます。最近の年賀状ソフトは電話番号を打ち込むだけで、郵便番号、住所、氏名まで簡単に入力できるものもあるらしい。私の筆王でも郵便番号で対応する住所が表示されるので入力の手間は省ける。

アドレス帳を整理していると、もう何年も逢ってないけど1年に1回お互いの近況を知らせ合う大事な友達を思い出しますね。時には喪中欠礼のハガキで訃報も入り、人生の無常も感じます。

筆王のアドレス帳にはメールアドレスを入れる欄もありますが、ほとんど入力してありません。入力しても役に立たないしね。メールアドレスはメーラの "Becky!" のアドレス帳で管理しています。メールと郵便は存在理由がちょっと違うのですね。

これだけインターネットが盛んになっても、紙の年賀状は廃れませんね。インターネットでの年賀メールや年賀サイトなども話には聞くけど、まだまだ一般的ではないようだし。普段メールをする相手と、年賀状を出す相手はちょっと違う。メールはやはり即時性が大切で、一年に一度だけ近況を交わすのにメールは何だかそぐわない?

こうやって全てパソコンで作る年賀状ですが、必ず一筆は手書きのメッセージを書き込みます。そのたった一言が伝えたくて、パソコンでせっせと年賀状を作っているのかもしれません。21世紀になっても、お正月はこたつでミカンと郵便局から届く年賀状だ、というのが今回の結論です。

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