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125   参った、食べた (2007.4.5)

子供達が春休みなので、久しぶりに家族旅行にでかけてきた。日本人なら一度は行ってみなくては、と思っていたお伊勢参りだ。今回の旅行は旦那も一緒なので久しぶりに家族4人で車で出かけてきた。長男は、部活のために留守番。親が不在中、自宅に部員を泊めて合宿所状態:楽しかったようである。

例によって、図書館からお伊勢参りの本やガイドブックを借りてきて事前調査。これが楽しい。中でも「絵図に見る伊勢参り」(旅の文化研究所編集)は、江戸時代に庶民の間で大ブームとなった当時の雰囲気が伝わってきてよかった。当時も今も道中、その土地の名物を食べることが大きな楽しみなのだ。

初日は伊勢までの移動日。道すがら名古屋で高速を降りて、トヨタ博物館名古屋城を見学。お昼は名古屋名物の味噌カツきしめんを食べて、お腹も満足。それ以前の途中のサービスエリアでも色々食べていたのだが。

家の車にはカーナビがないので、図書館で借りた地図が役立った。滅多に行かない場所なのに新しい地図を買うのは不経済、図書館のネット予約で一番新しい道路地図とガイドブックを持って助手席で人間がナビゲーション。最近はカーナビが当たり前の装備のようで街中の駐車場の情報や高速の入口の表示が不親切だ。またETCも標準みたいで、料金所を越えたところで減速しない車が多くてヒヤッとした。たまに車で遠出すると自動車文化の進歩にビックリ。トヨタ博物館の自動車の歴史の展示も興味深く感じた。

泊まりは鳥羽です。鳥羽が鳥羽一郎の出身地というのを初めて知った。刺身、松坂牛、手ごね寿司などの美味しい夕食をお腹いっぱい食べた。手ごね寿司はこのあたりの名物らしい。松坂牛ももちろん地元。夕食後、のんびりとお風呂につかり、翌日のお伊勢参りに備える。

当日は天気が悪いはずだったが奇跡的に晴れ間だ。外宮内宮参拝を素早く済ませる。伊勢神宮は最近のスピリチュアルブームで話題になったが、確かに神聖で気持ちの良いオーラが漂う場所であった。

伊勢神宮は内宮、外宮共に駐車場も入場料も無料だ。その代わりに内宮に隣接するおかげ横町で散財した。名物の赤福伊勢うどん志摩うどん(伊勢うどんに対抗)、みたらし団子コロッケ干物串焼きの牛肉薩摩揚げ等々食べる&食べる。20年に一度建て替えることで伝統を継承し、「お伊勢参り」のオプションで太古から人々の観光欲を引き出した伊勢神宮のマーケット力に感動した。

赤福本店で赤福を食べる

散々食べたあとは、とくに当てはなかったが志摩まで足を伸ばす。途中、山の中にある天の岩戸にも参拝。想像していたより遙かに小さな洞窟だった。こんな小さな洞窟に隠れるのは大変だよ。って、神様の大きさ知らないけど。山深い場所で幽そうな雰囲気であった。

途中の「道の駅」でゲットした割引券を使って、志摩の入り組んだ海岸や島を眺めるクルージングに乗船。なんと我が家4人の貸し切り状態でした。フレンドリな船長さんの操縦で、あこや貝の筏が浮かぶ英虞湾(あごわん)の周遊を楽しんできました。あのミキモトさんが最初に養殖を行ったのがここです。

夕方、伊勢に戻り、夫婦岩を参拝し今後熟年離婚にならないことを願う。4月から離婚しても年金の半分は妻が貰えることになるので、熟年離婚が増えそうだというニュースを宿のテレビで見たばかりだったのだ。夫婦岩もテレビなどで見て知っていたものより、こぢんまりとしていた。もっと大きな岩だと勝手に想像していたのだ。宿に戻って、子供達は昨夜できなかった卓球を楽しみ、親は草臥れて8時に爆睡。

最終日、旦那の体調が悪いので早々に帰路につく。伊勢湾フェリーに乗って、渥美半島伊良湖岬に渡る。これでかなり近道。でも、途中の浜松で名物のうなぎパイの工場を見学、さらにひつまぶしを食べる。本当によく食べ、エンゲル係数の高い旅行でした。

無事に帰宅し、旦那の熱を計ったら39度以上もあり大慌て。翌日医者に行ったらインフルエンザ発病でした(T_T)。インフルエンザの旦那を残して長男がキャプテンを務める高校野球の公式戦の応援に出かけたが負けた。食べ物目当てのお伊勢参りの御利益はなかった。まだタミフル飲んでる上に、次男も発病が発覚(T_T)。10代の子にタミフル飲ませました。副作用が出なかったのがせめてもの御利益か?

こんなに食べさせたのに、次男は鶏の手羽先が食べられなかったとまだ不満が残った。インフルエンザが治ったら作ってやりましょ。次は四国に讃岐うどんとお遍路の旅に行きたいなぁ・・・ 国内線とレンタカーの組み合わせかな? しばらくはアンテナを上げて情報収集を楽しみますね。

伊勢参りの様子は、デイリーポータルZ21世紀のお伊勢参り を参照いただければ、雰囲気がよく分かると思う。まさにこの記事のようにお参りし、食べた、食べた。

今回の旅行にもモバイルパソコンのLOOXを持って行きましたが、デジカメ写真を入れるためだけでした。ネットには一切繋がずオフラインの3日間。3日もメールを読まず、ネットも見ないのは珍しい。道中、名物のお店などを調べたくなりましたが、なくても何とかなった。

最後に、前話で気がかりだと書いた電話のIP電話への切り替えは、結局工事から3週間後に終わった。あまりに時間がかかるので、KDDIに電話で督促した。長くかかるなら、そのことを連絡すべきだとと思うが、窓口の係とは感覚が違うようだ。auは顧客満足度一番とか宣伝しているけど、他社がダメダメなだけじゃないのか? 以前もauの契約のことで話が伝わらなかったことがあり、私の中での満足度はイマイチ。

IP電話の使い勝手や音質は特に違和感ない。電話が繋がるまでに若干時間がかかる気がするけど、大きな問題はない。あとは、今までの電話の解約手続きなどがきちんと完了しているかを確認するだけだ。

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