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2016.5.7

LチカLSI作ってみた

LチカLSI

ニコ動やMaker Faireで見た先人の皆様の色々なLチカから刺激を受けて、LチカLSIを作ってみた。

一応、暗くなると(強い光がないと)点滅するモードを備えている。

当初、空中配線でトライしたが難しかったので基板まで作った。欲しい人がいるか不明ですが、基板頒布します(2016.5.7)。

動画


LチカLSI

回路

部品はPIC10F222、LED、電流制限抵抗のみ(拡大図)。

明るさ判定は、LEDに光があたったときの起電力の電圧値を測定して行う。GP0は測定時はアナログ入力、発光時はデジタル出力にしている。結構強い光でないと十分に発電されない。

U$1端子は、ハンダショート用のランド。これをショート(GP1をGNDに接続)すると、明るさに関係なく、常時点滅するモードになる。

プログラム

ソースプログラムHEXファイルです。バグがあるかもしれません、無保証です。著作権は留保しますが、改変などご自由にどうぞ。

LチカLSI

基板1

表にLEDと電流制限抵抗、裏にPIC10F222を実装する。外形が5mm×5mmの正方形。

右の角ランド(緑色)が電源供給用で上がプラス、下がマイナス。CAD上では+/-のマーキングをしたが、小さいので実物では殆ど読めなかった。

マイナスランドの下の小さなピンクの角ランド2つ(一つはマイナスランドと重なっている)がハンダショート用のランド。これをハンダで繋げれば常時点灯。

LチカLSI

基板2

表にすべての部品(といっても3つだが)を実装するタイプで、細長い。

LチカLSI

基板(パネライズ)

小さい基板を80個、細長い基板を12個、50mm×50mmサイズにパネライズしたところ。

LチカLSI

基板(裏)

できあがってきた基板(50mm×50mm×0.6mm厚)。

LチカLSI

基板(表)

小さい基板を基準にした表側、細長い基板は裏側。

LチカLSI

基板から切り出す

0.6mm厚なので、カッターで両面からキズを付けて折り曲げると切り離せる。

LチカLSI

SOT23変換アダプタ

写真のようなSOT23パッケージの変換基板と、ユニバーサル基板を使ってDIPタイプに変換するアダプタを作った。

LチカLSI

SOT23変換アダプタ

PIC10F222を載せたところ。写真左はPICの足を押さえつけるためのアダプタ。

LチカLSI

PIC書き込みアダプタ

DIPタイプを書き込むアダプタに載せて輪ゴムで押さえる。

LチカLSI

PIC実装

書き込んだPICを基板の裏面に実装したところ。

このあと、もう少し角を丸く削り、直径5mm程度まで小さくした。

LチカLSI

DIP穴開け

8ピンDIP ICにφ5のダイヤモンドドリルで穴開け。ICは5個セットで購入したオペアンプ。もう使わないと思い犠牲になってもらった。

ダイヤモンドドリルは以前、ガラス瓶に穴を開けるために購入したもの。エンドミルでもよいかと思う。

ピン(リードフレーム)の直前まで削る。一度削りすぎて失敗した。

LチカLSI

DIP穴開け

リードフレームまで削った後、PICが収まるようにφ4mmのドリルで右側を深く削る。

左側に光っているのがリードフレーム。ここに配線する。

LチカLSI

DIPと基板

写真左が丸く削った基板の表側(LEDが中央)。

LチカLSI

配線

リードフレームにポリウレタン銅線を半田付け。

1番ピンがGND、8番ピンが電源。

LチカLSI

基板格納

基板を収めて配線する。この状態で電源を繋いで動作確認。

LチカLSI

UVレジン封止

100均で購入したUVクラフトレジンで封止する。こんなものまで100均で買えるとは素晴らしい。

LチカLSI

紫外線ランプ

その昔、自分でプリント基板を露光していたときの自作紫外線ランプボックスを引っ張り出してきた。

太陽光で固まると書いてあったが、日差しが弱いためかなかなか硬化しないようだったのでこれを使った。

LチカLSI

硬化中

20分くらい紫外線をあててみた。

LチカLSI

完成

できあがり。

LチカLSI

点灯

電源は5V。

LチカLSI

点灯

パーツ箱に入っていた14ピンTTLにも埋め込んでみた。

DIPに埋め込む以外にもアイデア次第で楽しめそう。

LチカLSI

細長い基板

基板上、左からLED、抵抗、PIC、電源端子が並んでいる。

LチカLSI

点灯


LチカLSI

点灯

ニコ動でみたヒューズ管にLEDを入れる工作を参考にさせて頂いた。


基板頒布のお知らせ

希望者はあまりいらっしゃらないと思いますが、生基板にチップ抵抗をつけて頒布します。

組み立て手順書など紙資料は付きません。上記記事をご参考にお願いします。

◆生基板+チップ抵抗
  (1). パネルライズ基板(50mm×50mm) 1枚  \600(送料込み:定形郵便)
    (すべての個片基板が繋がった状態です。チップ抵抗470Ω 100個付)

  (2). 正方形基板一列(10個) 1枚  \200(送料込み:定形郵便)
    (個片基板10個が繋がった状態です。チップ抵抗470Ω 10個付)

  (3). 長方形基板一列(6個) 1枚  \200(送料込み:定形郵便)
    (個片基板6個が繋がった状態です。チップ抵抗470Ω 10個付)
    上記のように長方形基板は、1基板から2列しか切り出せないのでご希望に添えないこともあります

  ※(2),(3)セットで \300円(送料込み:定形郵便)

ご質問やご希望の方は以下までメールください。折り返し、在庫状況や振り込み先などご連絡します。なお、振り込み手数料はご負担ください。アマゾンギフト券(Eメール版)もOKです(手数料がかかりません)。いきなりギフト券を送らないで、在庫確認後にお願いします。

迷惑メールフィルタを使っているので、件名を「Lチカ基板希望」などとしてください(HTMLメールは迷惑メールと認識される確率が高いです)。

会社勤めをしていますので、メールの返事は夜か朝になります。出張等で返信が遅れることも予想されますがご理解ください。余り長いこと返信がない場合には、迷惑メールと判断されたかも知れませんので、書き方を変えて出し直してみてください。

お送り頂く個人情報は適切に管理し、一連のやり取りが終了したら削除します。

以上


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