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2014.10.29
2014.10.26

青色LEDバッチ

青色LEDバッチ

今年(2014年)のノーベル物理学賞青色発光ダイオードを発明した日本人3人が選ばれた。おめでとうございます。そこで勝手なお祝い記念として青色LEDを使ったバッチ(ブローチ?)を作ってみました。イベントなどで目立ちたい人にお勧め。

光を透過する素材のコサージュやレース編みなどで覆うとよいかと思う。中身は前回のUSBバスパワー・インジケータと殆ど同じです。

基板・部品セット頒布中です。終了しました(2014.12.14)。


回路図

回路図

8ピンでADコンバータが入っているPIC12F675を使います(拡大図)。LED 12個を4ピンで制御して発光させます。

タクトスイッチで光り方のパターンの切り替えを行う。パターン番号はPIC内のEEPROMに記憶し、次回電源ON時には前回と同じパターンで表示。

電源はLR44電池3個の4.5V。
(補足)100均だと2個で100円らしいが、Amazonだと送料込みで10個200円以下で買える。秋月は10個100円だが送料がかかる。

青色LEDバッジ

基板設計

初めて矩形ではない基板を作ってみました。直径はφ40mm。

電池ホルダと電源スイッチは裏面に搭載、その他の部品は表面に搭載。

プログラム

プログラム

【発光パターン】
9通りのパターン + 9通りを順番に発光させるパターンで計10通り。詳細は動画参照。バイナリカウンタとランダム発光以外は、ソース内にパターンを定義してある。

タクトスイッチを押すと、当該パターン番号のLEDが点灯する。LED番号は時計と同じ0時から右回りになっている。例えば、パターン番号3のときは、3時の位置のLEDが点灯する。パターン番号0はすべてのパターンを順次表示するモード(初期値)。

【明るさ】
消灯を含め4段階の明るさ(フル、1/2、1/4、消灯)をソフト的なPWMで実現している。12灯のLEDをダイナミック表示しているので、フルでもデューティは1/12です。

ソースプログラムです(最初にアップしたものから少し改版しました。PIC12F675不具合対応)。バグがあるかもしれません、無保証です。著作権は留保しますが、改変などご自由にどうぞ。光のパターンはテーブルになっていますので、お好みのパターンに変更が容易です。

青色LEDバッジ

基板

円形基板をきれいにルータ加工してくれています。見栄えを考えて、部品番号のシルク文字は省略しました。

青色LEDバッジ

基板加工

装着用の安全ピンを皿ビスで止めるための穴を座ぐる。

青色LEDバッジ

部品実装後、表面

中央のPICの下にある黄色いスイッチが表面実装の小さなタクトスイッチ。指で押すのはちょっと厳しい。少し堅くて細いもので押すのがお勧め。ボールペンの先などは双方が傷みそう。

青色LEDバッジ

部品実装後、裏面

一番上は、電源スイッチとなる表面実装タイプのスライドスイッチ。その下に安全ピン。ブローチピンというようで手芸用品店で購入。取り付け穴の位置を決めるために、基板設計前にピンを購入。

電池はLR44タイプ。電池ホルダにピッタリ収まる(少しきついくらいなので外れて落ちることはないと思う)。

(注意1)ブローチピンを取り付けると左上の電池の出し入れが困難。無理すればできるが(思わぬ設計ミス)。電池はブローチピンを取り付ける前にセットする。

(注意2)電池ホルダ同士が電気的に接続すると電池がショートします(金属製のテーブルに置いたり、コインと一緒にポケットに入れたりするとショートする)。電池ホルダの外側にセロハンテープなどを貼り、絶縁してください。

青色LEDバッジ

斜めから

表面はPIC,LEDの高さ、基板の厚さは1.6mm、裏側はLR44電池の厚み程度で、全体で9mmちょっと。

軽いのでバッチやブローチとして装着可能。

青色LEDバッチ

点灯の様子


動画


基板・部品頒布のお知らせ2014.10.29

青色LEDバッジ 部品一覧

ご興味のある方にお分けします。

実はPICに書き込みを行っていたら、プログラマでEEPROMの初期値をうまく書き込めないことが判明。初期値(0ですが)を書いても、5とか6とかになってベリファイでエラーになる。プログラム本体の書き込みは問題なし。いくつかのPICに書いてみたが同じ症状。今までこんなことはなかったので原因が分からない。

書き込みするプログラマ(PIC Kit2)の故障? PICのロットとプログラマの相性問題? 気持ちが悪いので新たにPIC Kit3と PICを購入して試してみます。上手くいったら頒布開始します。以下、予定です。

原因はPIC12F675の不具合のようです。PIC12F629/675 Family Silicon Errata and Data Sheet ClarificationにEEPROMの問題が載っていました。そこでEEPROMへの初期値(初期の表示パターン番号)書き込みをやめ、それでも動作するようにプログラム側で対応しました。

と、いうことで頒布開始します(2014.10.29)。終了しました(2014.12.14)。


セットに含む部品の拡大写真部品表です。 基板上に部品番号のシルク印刷がないのでこの図を参照ください。

PICマイコンはプログラム書き込み済みですので、PIC開発環境・プログラマがなくても組み立てられます。

組み立て手順書など紙資料は付きません。上記記事をご参考にお願いします。

◆基板・部品一式セット(残り2セット)
  \1,000 (送料別 \200:定形外郵便・クッション封筒でお送りします) 計\1,200
     送料\200で3セット迄お送り可能です。
     LR44電池×3個をおまけで付けます。

製作に関するご質問やご希望の方は以下までメールください。折り返し、在庫状況や振り込み先などご連絡します。なお、振り込み手数料はご負担ください(ネット銀行からですと、月に何回か迄は無料で振り込めることが多いです)。

迷惑メールフィルタを使っているので、件名を「青色LEDバッチ希望」などとしてください(HTMLメールは迷惑メールと認識される確率が高いです)。

会社勤めをしていますので、メールの返事は夜か朝になります。出張等で返信が遅れることも予想されますがご理解ください。余り長いこと返信がない場合には、迷惑メールと判断されたかも知れませんので、書き方を変えて出し直してみてください。

お送り頂く個人情報は適切に管理し、一連のやり取りが終了したら削除します。

以上


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