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London旅日記 準備

2002年9月、長年行ってみたい街だったロンドンにでかけてきました。子供が小さいうちは母親に頼むのも大変なのでなかなか長期の旅行には踏ん切りがつきませんでしたが、三男も小学生になったので思い切って夫婦で行ってきました。

このページは旅行中にポチポチ打っていた日記と、家族との連絡用のホームページ記録を整理したものです。世の中にはガイドブックが溢れているし、ロンドンは旅行雑誌にもよく特集が載るので、このページがお役に立つことは少ないと思いますが、仕事の息抜きや気分転換、またこれから出掛けたいと思っている人にほんの僅かでも参考になれば幸いです。

記憶に頼って書いているところもあるので、勘違いや間違いなどがあるかもしれません。その節はご容赦下さい。また、ブロードバンドを前提に各ページとも写真が多く、少し重くなっていますがご了承ください。

行の申込みをしたのは6月頃だったかな。旅行中、子供達の面倒を見てくれる母と日程調整をして、9月下旬に出発することにした。夏休みは旅行代金が高いし、混んでいるので外したかった。かといって緯度の高いイギリスでは秋になると夕暮れが早いし寒くなる。それにどうしても9月の最終日曜日にはロンドンにいたかった。というのも、夏の週末だけバッキンガム宮殿が一般公開されるからだ。さらに今年はエリザベス女王即位50周年で普段は見られないものも公開されている。

今回の旅行はロンドンとその近郊だけをターゲットにして、ホテルは1ヶ所のみのとした。ずっと以前から訊ねてみたい街だったのだ。ロンドンは比較的小さな都市だし地下鉄が整備されているので、場所的にはどこのホテルになっても大差ないだろういうことで、ホテルの指定なしで空港とホテル間の送迎だけがついた格安ツアーにした。航空券とホテルを自前で予約しようかとも思って調べたが、値段的にそれほど違わなかった(時期を選ばなければ安いモノもあるが)のでツアーにした。

8月中旬、ロンドンパスというチケットをインターネットで申し込んだ(サイトはココ)。 ロンドン周辺の観光名所への入場やガイドブックと、地下鉄・バスのトラベルカードがセットになったものだ。いくつかのタイプがあるが、トラベルカードはゾーン6という乗車できる範囲が一番広いものにし、有効期間7日間のものにした。これで、一人107ポンド(約2万円程度)と安い。

安いトラベルカードは朝のラッシュ時には乗れないものもあったり、現地で買う1週間のパスは写真が必要だったりする。しかし、今回ロンドンパスと同時に購入したものは、何時でもどこでも乗り降り自由だし写真も必要ないので便利。また、イギリスの博物館や美術館は無料のところが多いが、その他の観光名所は10ポンド前後(約2千円)と結構高いのでお得感も高い。レストランやお店も割引になるし、プレゼントを貰えたりする。

申し込んだときにサーバーのエラーが出て心配だったが、8月下旬に無事ロンドンから送られてきてホッとした。なにせ、ワールドカップのチケット販売でトラブったという前科があるからね。写真の左がガイドブックで、ロンドンパスで入場できる観光地が紹介されている。写真右上が紙でできたトラベルカードで、ゾーン6(一番広い)の範囲で鉄道、地下鉄、バスに乗り放題のパスだ。紙製なので7日間耐えられるか心配。その下がロンドンパスでICカードになっている。

ロンドンパスが届いたことで、いよいよ出発するんだという気持ちの高ぶりと、出発まで家族が病気やケガをしないか心配がつのる。

IT関係の準備として8月下旬に旅行に持っていくモバイルパソコンのLOOXを購入した。これで旅行中にネットでロンドン情報を調べたり、デジカメの写真を保管したり、自宅とのメールやホームページの更新ができる。しかし、ロンドンでは下の写真のように日本の携帯電話での接続はできないのだ。できたら便利なのに。

コンセントと電話の変換アダプタもヨドバシカメラで買ってきた。これでホテルから無事にネットに繋がるか? 繋がらなかったらインターネット・カフェだな。

さらに海外からのアクセスはいつも使っているasahi-netだけでは心配なので、So-netに加入した。So-netはローミングが無料(追加課金なし)なのがよい。とくにロンドンにはローミングではなくダイレクトなアクセスポイントがあるので接続も簡単。加入月は無料なので9月に入ってから加入した。帰国する10月には解約するつもりなので1ヶ月分の500円でロンドンから使える。

旅行中の様子を自宅に残った子供達、子守をお願いする母や姉に伝えるために非公開のホームページを作った。ロンドンから毎日アップロードするのだ。また、そのホームページから私のメールアドレスに簡単にメッセージを送れるようにした。これで子供達も簡単にメールを送れる。折角なので友人にも珍道中の様子をみてもらおうとURLを連絡した。

このホームページの話しは、パソコン考現学の第59話 海外モバイル奮闘記(その2) (2002.10.14)に書いてあります。

男、三男がくまのパディントンにはまった。夜に1話読むのが日課になっている。この本は遙か昔に読んだモノだ。お話の舞台はロンドンで、旅行前に読み直すのに丁度良い。パディントンのロンドン初日のようにパディントン駅のカフェでぜひ菓子パンを食べてみようと思う。

しかし今読み返すと、パディントンの出身地として「暗黒の地ペルー」という表現が多くでてきて気になった。ペルーの人からクレームがでそうだ(最近の版では表現を変えてあるのかな?)。

発2週間前の9月14日に旅行日程表が届き、フライトと滞在するホテルが分かった。安いツアーなのでホテル指定はできなかったのだ。ホテルはロンドンのサウスウエストにあり、中心から少し離れている。近くにコンベンションセンターがあり、ビジネスホテル的か、団体観光客向けなところのようだ。あまり期待しないことにする。観光スポットへのバス、地下鉄などの路線を見て、滞在中の日程を検討する。

成田までどうやっていこうか検討した結果、ツアーの集合時間(チェックイン時間)に合わせようとすると成田エクスプレスも在来線も時間的にそれほど違わない。そこで、スーツケースは事前に宅配便で成田に送り、在来線でいくことにした。値段はこちらのほうが断然安い。

その後、ネットでロンドン情報収集の日々を送っている。個人の旅行記のサイトの他、現地のサイトにアクセスしては色々と日程を考えている。また現地の天候や気温なども調べて(ホテルのあるSouth Kensingtonの天気予報)持っていく服も検討中(気温は10〜18度位)。旅行中の保険と、荷物の空港への宅配もネットから申し込んだ。いやー、ネットって便利だ。

これで、ホテルの部屋からブロードバンドアクセスできれば言うこと無いんだけど、部屋の情報をみるとInternet Modem Pointとしか書いてない。きっとダイヤルアップだよね。BT(British Telecom)は空港やホテルのロビーで無線LANのホットスポットサービスを行っているようだけど、事前に契約しないといけないし、月々の料金が結構高い。滞在するホテルはまだサービス対象には入っていないし。

週間前あたりから旅支度を始める。現地通貨のポンド(イギリスはユーロではなかった)は取り敢えず100ポンド(約2万円)だけ換金してきた。大抵の場所はカードが使えそうなのでそんなに現金はいらない。必要な現金は現地でクレジットカードでキャッシングするつもり。帰国して直ぐに返せば利息は僅かで済むし、レートも悪くない。現地で円から換金するより断然お得。ガイドブックにはトラベラーズチェックなどが安全と書いてあるが換金が面倒だ。

自宅から成田への荷物は宅配便だし、ヒースローとホテル間は送迎付きなので大きなスーツケースで出掛けることにした。ネットで天候を調べているが、寒い日もあるようなので念のため薄手のコートも持つことにする。

IT関係の持ち物もリストアップし、忘れ物のないようにする。取り敢えず持っていくモノは以下の通りだ。今回も写真はデジカメだけだ。

  • パソコン関係
    • LOOX本体
    • LOOX ACアダプタ
    • マウス
    • LANカード+ケーブル(LAN接続できることを期待して)
    • LANケーブル延長アダプタ+LANケーブル
    • モデムカード+モデムケーブル(モデムはLOOX内蔵だが、予備として28.8Kのもの)
    • 巻き取り式モジュラーケーブル
    • 英国式モジュラージャックの変換コネクタ
    • 回線チェッカ(モデムが繋げられるかチェックするもの)
    • 128MB USBメモリ(中にメールアドレス、電話帳などを入れておく)
    • 5GB HDDカード(デジカメ写真のバックアップ用)
    • ヘッドフォン(音楽を聴くため)
  • デジカメ関係
    • IXY DIGITAL本体
    • IXY DIGITAL予備バッテリ
    • IXY DIGITALバッテリ充電器
    • CF アダプタ(LOOXに挿すときに使うモノ)
    • CF 128MB×2, 64MB×1
    • Che-ez!Movi本体
    • Che-ez!Movi用USBケーブル
    • 単4電池多数(Che-ez!Movi用)
  • 共通
    • コンセント変換アダプタ(英国式から日本式への変換)
    • テーブルタップ(コンセントが遠かったときのため)
    • 三つ又コンセントアダプタ

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