『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2017年第15号
17年 3月12日 日曜
晴。
林檎、魚フライ、掛け饂飩。買い物。読書『無為の力』『月と太陽の盤』。豚肉の生姜焼き。『目がテン』科学者が教える驚きの新常識!間食は体に悪くない!?▽肥満の原因になる大食いスパイラルを間食で防げる?食欲コントロールの鍵が間食にあり!▽太りにくい間食ベスト食材を探せ!シュークリームVSまんじゅう、肉まんVS野菜サンド…双子で徹底比較。『世界で一番美しい瞬間』麗しの島 桜に染まるとき〜台湾。美食、絶景、文化遺産…旅人を魅了する台湾では今、桜が大ブーム。2月、春の訪れとともに白、ピンク、赤紫など十数種類の桜が一斉に咲き、山を染め上げる。おりしも台湾は旧正月、ごちそうをもって家族で花見にくりだす人。新品種の桜を開発する桜研究者。桜をめでる台湾の人々。『こころの時代〜宗教・人生』自作の仏像マンダラに囲まれて。白壁土蔵の街並みが美しい鳥取県倉吉市。街には、40体もの木彫りの福の神が並び、名所「集仏庵」には、約千体の仏像が所狭しと置かれ、見る人を圧倒する。作者は、仏師の山本竜門。自作の「立体マンダラ」。話は余り俺の興味を引かず。仏像をもっと見たかった。
17年 3月13日 月曜
曇。
林檎、チーズ揚げ、雑煮。買い物。『無為の力』読了。対談。河合「野球のピッチャーがよく『今日は球が走った』って言うでしょ。あれは面白いですよね。球が主語になっているんですよ。(略)自分とは関係なしに、球が走るか走らないかが勝負という言い方をします」(p.18)。谷川「私自身は『現状をやや悲観的に見て、将来をやや楽観的に見る』というのが一番いいと思うんですね」(p.54)。河合「僕はいつも思うのですが、嫉妬という感情は、人間だからあって当たりまえでしょう。あるに決まっているものをなくそうと努力するから疲れるのでね」(p.59)。「それをみんなどういうわけか、『自分は嫉妬なんかしていませんよ』と大声で人に言って回るし、自分にもそう言い聞かせようとする。そんな無理なことをするから、疲れてしまうんですね」(p.60)。河合「だから、自分の夢を見つけられなかった若者が、東大を目指したりするんですね」(P.102)。谷川「今の学校教育というのは、生徒は与えられた問題に答えるということだけになりがちですよね。ですから、例えば生徒たちに試験の問題をつくってもらう課題を与えると面白いんじゃないかなと思うんですけどね」(p.176)。河合「彼(寺田寅彦)が言うには物理を研究するということは詰め将棋を解くのとは全然違うと。なぜかというと、物理学は詰むか詰まないか分からないことをやっている。詰むと分かったら、問題はほとんど解けたに等しい、と」(p.177)。二人共理念ではなく経験から物を言うので言葉の重みが違う。『月と太陽の盤』読了。碁盤師が探偵役の連作ミステリー。囲碁の世界に絡めて人間の心の闇を描く。宮内悠介にしては軽めの印象。俺が読めていないだけかも知れぬが。宮内悠介著『カブールの園』読み始める。『THEカラオケ★バトル特別編』春のグランプリ最終枠争奪戦。『地球ドラマチック』よみがえるアイスマン〜科学とアートが明かす謎。アルプス山中の氷河で発見され、世界中を驚かせたアイスマン、“エッツィ”。最新の3Dプリンターで、その精巧なレプリカを製作。『美の巨人たち』草間彌生「南瓜」。
17年 3月14日 火曜
未明に雨。曇。
林檎、チーズ揚げ、雑煮。買い物。読書『大人の友情』『カブールの園』。肉まん、ハンバーグ。ビデオ。『イッピン』奇抜で 心地いい!?〜静岡 漆製品。『小さな旅』聖火の夢 つなぐ〜長野県 白馬村。北アルプスの麓、長野県白馬村は5つのスキー場を抱えるゲレンデの村。98年の長野五輪以降、多くの外国人が訪れる。五輪から20年、外国人とともにある白馬村。『日曜美術館』今が いとおし〜鬼才 長谷川利行。
17年 3月15日 水曜
曇。
林檎、チーズ揚げ、掛け饂飩。買い物。『大人の友情』読了。「日本語の表現の『虫が好かぬ』、『虫の知らせ』、『腹の虫がおさまらぬ』などという、『虫』を『無意識』のことと思うと面白いのではないだろうか」(p.17)。「死んだ友人たちが、自分を見ている、あるいは、見てくれている、と考えることは、生きてゆく上で大切なことと思う」(p.81)。「ところで、人間は『自分とは逆の』人にいつも魅力を感じるだろうか。むしろ、大嫌いというときもある。ここが人間の面白さである。大嫌いと大好きが紙一重というところがある」(p.144)。「非常に割り切った言い方をすると、類似性の高さは関係の維持に役立ち、相反性の高さは、関係の発展のために役立つ、ということになるだろう」(p.144)。読書『カブールの園』。鯵フライ。ビデオ。『カラオケ★バトル』。
17年 3月16日 木曜
晴。
林檎、チーズ揚げ、茹で卵、掛け饂飩。買い物。図書館。河合隼雄著『父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る』読み始める。宮内悠介著『カブールの園』読了。中編と呼ぶが短編と呼ぶか迷う長さの二編を収録。どちらも日系米国人の自己同一性の問題を描いている。純文学だなと思いながら読む。宮内悠介が純文学を書く事には驚かなかったが、読み終えて初出を見たら「文學界」だったので少し驚く。書かせた人は目の付け所が良いなと思う。どちら側からの働き掛けであろうか。「それは結論でもなんでもない。それはどこにも達していない。達観ではなく、それどころか諦観でさえない。前進も後退もない。ただ果てのない停止があるだけだ」(p.196)。麻婆豆腐。ビデオ。『大人のピタゴラスイッチ〜ピーマンとハトと数学』。『THE 世界遺産』クイーンズランドの湿潤熱帯地域 オーストラリア 木に登るカンガルー/毒を食べるヒクイドリ/カモノハシがすむ世界最古の森。『ダーウィンが来た!』スリランカのサル 若オス“就活”物語。『美の壺・選』究極の金工芸 截金。
17年 3月17日 金曜
晴。
林檎、チーズ揚げ、茹で卵、掛け饂飩。買い物。読書『父親の力 母親の力』。谷甲州著『航空宇宙軍史・完全版四 エリヌス−戒厳令/仮装巡洋艦バジリスク』読み始める。肉じゃが。ビデオ。『タモリ倶楽部』「タンバさんリボンさんに学ぶストリップ完全応援マニュアル」女性客も急増中!大衆芸能文化として再評価されているストリップを盛り上げるタンバさんリボンさんとは?実は公演中にタンバリンをかき鳴らしたり、リボンを投げ入れたりする常連の応援客さん。キャリア25年の名人も。タンバさんリボンさんに入門、その極意を学び、ステージで踊り子さんに合わせ応援を実践。『サイエンスZERO』最新報告 チェルノブイリと福島〜廃炉編。チェルノブイリ原発事故から丸30年が経過する。いまも放射線量が高い原子炉を覆う巨大ドームが、去年完成。チェルノブイリ、そして福島第一原発の最新報告。『100分de名著』宮沢賢治スペシャル 第2回 永遠の中に刻まれた悲しみ。自らの詩のことを「心象スケッチ」と呼んだ賢治。心象とは、宇宙や無限につながるものであり、人間の心象を描くというのは、個人的なものを越えて普遍的なものをスケッチすることだという。『ウルトラマン』ミロガンダの秘密/植物怪獣グリーンモンス。『浦沢直樹の漫勉』山本直樹。
17年 3月18日 土曜
晴。
林檎、チーズ揚げ、茹で卵、雑煮。買い物。『父親の力 母親の力』読了。臨床心理士の疑問に河合隼雄が応えるという形式のエッセイ。「どうも親は、子どもの言うことを聞いて一緒に考えるのではなく、自分の考え方で子どもをうまく動かそうとしているような気がしてなりません」(p.36)。「ところで、いま親子でメールをやっている人がいますが、手軽にやりすぎるとかえって弊害になります。手紙だったら、自分の考えを一度、客観化できますが、メールの場合、自分の言葉としてしゃべる前に生のものがダイレクトに出てしまうから、とても危険です」(p.109)。「ところが、日本では未だ隣とか近所とかの判断で動いているところがあって、しかもマスコミがそれをあおったりするから、全体がワーッと一つところに殺到します。そこでは、個人の判断はあまりはたらいていません。そういう中で一人だけ違うことをするというのがとてもむずかしい状況です」(p.115)。「相談にこられる人は、自分は大変な災難に遭遇していると思っていますが、私たちは、それをその人の今後にどう生かすか、という観点から考えて対処するわけです」(p.236)。読書『航空宇宙軍史・完全版四』。ハンバーグ。ビデオ。『おんな城主 直虎』(10)走れ竜宮小僧。『大河ファンタジー 精霊の守り人U 悲しき破壊神』(8)王子の足跡。『所さん!大変ですよ』身のまわりで起こる危機スペシャル。「裏山消滅」「街路樹倒壊」高度成長期から半世紀がたち、開発の陰で人知れず都市に忍び寄っていた危機の数々。
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