『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2017年第14号
17年 3月 5日 日曜
晴。
バナナ、鳥フライ、雑煮。買い物。図書館。読書『人間の心と法』。飛浩隆著『自生の夢』読み始める。餃子。ビデオ。『目がテン』あっち向いてホイの科学▽あっち向いてホイが強くなると集中力アップ&注意力アップ&物忘れ防止につながる!?。『浦沢直樹の漫勉』清水玲子。『スーパープレゼンテーション』未来のアート鑑賞法。絵画や彫刻など芸術作品をデジタル化し、インターネット上で無料公開しようというプロジェクト。『モーガン・フリーマン 時空を超えて』海は思考するのか?。水の分子の動き、水は生きていると言えるのか。「代謝」に着目し、海を巨大な生命体と考える生物学者。もし海にも免疫システムがあれば。海に潜むさまざまな謎と絶大な影響力を探る。
17年 3月 6日 月曜
曇時々雨。
バナナ、鳥フライ、雑煮。買い物。『人間の心と法』読了。中心と成るのは、日本、中国、アメリカなど国に依る法意識の違いについての、主にアンケート調査の比較と解釈。それに、河合隼雄に依る「法の起源」についてのエッセイ、加藤雅信に依る「所有と契約の起源」についてのエッセイが在る。法意識の比較では、一般的に言われる「米国人の裁判好き、日本人の裁判嫌い」といった、ステレオタイプは全く間違っているか、そういう面があっても殊更強調されるほどではなく、それは先入観に過ぎない、という事が分析される。ただ、調査が質量共に充分ではないので、確定的な事は言えないのだが、印象論から実証研究へ移って行こうという意図は良く判る。河合のエッセイは「人間が法を必要とするのは、人間が不自然な存在だから」という物。加藤のエッセイで面白かったのは「所有概念は、労働などの資本投下者の保護を通じて社会全体の生産量を極大化する」という分析である。河合隼雄・谷川俊太郎著『誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵』読み始める。読書『自生の夢』。豚肉の生姜焼き。ビデオ。『地球ドラマチック』スカンジナビアの森で 3匹のこぐまの物語。子羆の成長とスカンジナビアの自然が映し出される。カメラが良い。子羆は全く生きたテディベアである。誰かがデザインしたような愛らしさ。『美の巨人たち』ポール・アバディ「サクレ・クール寺院」。『イッピン』心ときめく 華麗な輝き〜群馬 ガラス製品。ガラスの中に虹のような色模様が封じ込められた幻想的なペンダントや、鮮やかな色ガラスを敷き詰めたモザイク模様の器など。
17年 3月 7日 火曜
曇一時雨。
バナナ、鳥フライ、雑煮。買い物。読書『誰だってちょっと落ちこぼれ』『自生の夢』。ハンバーグ。ビデオ。『小さな旅』めぐり結んで 宿場の縁〜千葉県 松戸市。かつて宿場町として栄えた千葉県松戸市。ベッドタウンとして発展する中、増えいるのがアーティストなどの若い移住者。若者に古民家を貸し、応援する住民や、外から来る人々の様々な相談にのる不思議な観光案内所など。『日曜美術館』謎のヌード クラーナハの誘惑。再放送。『THE 世界遺産』ワルシャワ歴史地区 北のパリ!よみがえった王宮/地下に潜入!今も残る水路/街を復元!命がけスケッチ。
17年 3月 8日 水曜
晴。
バナナ、チーズ揚げ、雑煮。買い物。『誰だってちょっと落ちこぼれ』読了。スヌーピーの「ピーナッツ」の漫画を見ながら、河合隼雄と谷川俊太郎が対談をするという企画。全体として、ピーナッツの漫画は米国人の考える「健全さ」に対する疑問、或いは批判に成っている、という感じか。しかも作者のシュルツは、それを理論的というか言葉的、意識的に遣るのではなく、感覚的に遣っている。谷川「以前、スタッフの人から聞いた話ですが、シュルツさんの下で何十年も仕事をしているスタッフたちが見ても、どこがおもしろいのかわからないのを、シュルツさんはときどき描くことがあるそうです」(p.16)。河合「私にも実感がありますが、アメリカの社会人は、公の場ではみずからの悲しみを口にしません。きびしい競争の社会ですから、そういう話をしたら、弱みを見せたことになり、そこで負けなのです。和気あいあいとした日本人から見ると、ちょっとかわいそうな気もしますが、それがアメリカ社会の現実なのです」(p.42)。谷川「アメリカというのは絶対的な鍵社会ですね。ニューヨークの部屋なんか、三重にも四重にも鍵をかけているでしょう。ところが国境を一つ隔てたカナダに行くと、どこの家も鍵をかけていない。(略)こんなに近い国なのに、どうして向こうは鍵をかけずにすんで、アメリカは鍵をあんなにたくさんかけなければいけないのかと、ぼくにはそれがとても不思議でした」(p.50)。河合「アメリカでは、退屈というのもすごい悪なんですね。だから、『自分は退屈している』なんて言うだけで、こいつはもうだめだと思われる。つまり、何か興味のあることを探しだす力を持っていないといけないと思われているわけです」(p.53)。河合「『ここではないどこか』にある理想の姿は、現実に生きている自分を照らす鏡のようなものと考えるといいのですが、それがすぐに実現できるとか、そうなるべきだと考えると、苦痛になったり、どうせだめだからと悲観的になってしまいます。求めていながらも、それはどこか遠くにある手のとどかないものだということも知っていないといけないのです」(p.93)。河合「アメリカの一般的な考え方からすれば、チャーリー・ブラウンのような人間は、たんなるだめ人間と受けとられてもしかたがなく、読んでいていやになってきそうなものだけれど、それが逆に愛されているというのは、そこに言いたくても言えない真実がひそんでいるからではないでしょうか」(p.84)。谷川「世の中に彼(チャーリー)のような人がいたら、目立たなくて置いていかれちゃうかもしれないけれども、でもこのマンガの中では、存在の薄い感じが逆にすごい存在感になっているという、そこがおもしろいところですよね」(p.197)。谷川「チャーリー・ブラウンはけっこう本気でスポーツをやってて、スポーツこそ人生だと思っているようなところがあるわけですが、その悲壮感が笑えるんだな、高校野球だとみんな泣くんだけど」(p.198)。谷川「虫を見て彼(スヌーピー)が得た人生観は『心配を最小限に減らすことが秘訣だ』というわけね」(p.202)。河合隼雄 工藤直子 佐伯胖 森毅 工藤左千夫著『学ぶ力』読み始める。読書『自生の夢』。豚カツ、コロッケ。ビデオ。『民謡魂 ふるさとの唄』愛知県岡崎市。「岡崎五万石」「三河御殿万歳」など。『ダーウィンが来た!』おみこしワッショイ!ハリセンボン。大きなメスを何匹ものオスが担ぎ上げる「おみこし」と呼ばれる謎の産卵行動。『美の壺・選』和室の醍醐味〜欄間。せり出す竜や波を描く彫刻欄間、ミリ単位の木片部品を数百個組み合わせて、緻密な文様の宇宙を作り出す組子の欄間など。『サイエンスZERO』クジラ生態調査からガン治療まで! “炭素14”新時代。年代測定に用いられてきた「炭素14」が、いま大進化!医療の分野では、薬の体内での動きを追跡。ガン治療に期待されている。海洋生物学では、クジラの生態調査に応用。『100分de名著』宮沢賢治スペシャル 第1回 自然からもらってきた物語。
17年 3月 9日 木曜
晴。
林檎、チーズ揚げ、茹で卵、掛け饂飩。買い物。図書館。読書『学ぶ力』『自生の夢』。唐揚。ビデオ。『地球ドラマチック』珍獣ラーテル アフリカきっての暴れん坊。『ウルトラマン』大爆発5秒前/海底原人ラゴン。『ブラタモリ』#64 神戸の港。『浦沢直樹の漫勉』伊藤潤二。
17年 3月10日 金曜
晴。
林檎、唐揚、茹で卵、掛け饂飩。買い物。『学ぶ力』読了。「学ぶ」事についての講演、討議、エッセイ。学校教育だけでなく、趣味、教養、生涯学習などにも言及が多い。森「お母さんがちっとも賢くならなくて、子どもを賢くしようというのは原理的に無理ですよ」(p.35)。森「だいたいムリとムダとムラをなくそうというのは効率主義のスローガンで、僕のような快楽主義者のスローガンは、ムリとムダとムラを楽しみましょう、ということです」(p.38)。工藤直子「(私はいま、生まれたばかりだ。この、目の前にあるものに、お初にお目にかかるんだ)と空想することもあります」(p.50)。森「試験には、過去の実績を見るものと未来の可能性を見るものがあります」(p.68)。工藤直子「三日坊主も十回やれば三十日」(p.93)。河合「三日坊主は何もしない人より三日も偉い」(p.93)。河合隼雄 谷川浩治著『無為の力 マイナスがプラスに変わる考え方』読み始める。『自生の夢』読了。短編集。やはり天才少女詩人アリス・ウォンのシリーズが面白く、イメージの凄味に於いて「自生の夢」が突出しているが、俺は割りと「#銀の匙」が好きだ。ここで「詩」と呼ばれている新芸術は、情報技術への依存度が高過ぎて、脆弱な感じがする。つまり「電気が止まったら終わり」なので、怖さもほどほどと言うか。忌字禍や自律的に生き続けるアリスの「詩」がテクノロジーから自立して行けば面白かろう。海の指は何で人間の作った物ばかり再生するのだろう。宮内悠介著『月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿』読み始める。ハンバーグ、カレーライス。ビデオ。『タモリ倶楽部』「北陸新幹線E7系で車内販売入門」かつてタモリ電車クラブで製造に参加した北陸新幹線車輛と久々感動の対面。乗車して車内販売実地訓練!車内アナウンス、あいさつ、ワゴンの動かし方、歩き方、声掛け、最新カード端末決済まで車内販売に挑戦!。『探検バクモン』【辞書】。日本一売れている中型辞書「広辞苑」の改訂現場。「右」をどう説明する?「独擅場」を正しく読める?。『探検バクモン』国民的おもちゃの裏側。発売50年を経過してもなお不動の人気を誇る着せ替え人形や、累計販売数1億5500万台以上の鉄道おもちゃなど超有名おもちゃの開発現場。『超絶 凄ワザ!』夢かなえますSP よみがえれ!思い出の写真編。色あせたカラー写真をよみがえらせて、という依頼に、ハイテク技術者と画家が挑む。『所さん!大変ですよ』不思議すぎるクールジャパン。なぜか不思議なことに海外で人気になっている「メイド・イン・ジャパン」世界で愛されている意外なモノ。世界各地の「ご当地たい焼き」、「中古軽トラ」も改造のしやすさもあって大人気、「畳」は思いがけない使われ方をしている。
17年 3月11日 土曜
晴。やや風強し。
林檎、茹で卵、雑煮。買い物。読書『無為の力』『月と太陽の盤』。ソーセージ、鯵フライ。ビデオ。『世界一受けたい授業』新対策!シミ・シワの原因は毛細血管だった!?▼イヌネコ徹底比較!▼江戸時代の儲かる商売第1位は飛脚だった!口紅・洗濯洗剤・瓦版 江戸時代の方が高かったのは?。『スーパープレゼンテーション』ARはここまで来た!。『超絶 凄ワザ!』凄ワザが挑む防災革命!SP。小さくたためて持ち運べ、ヘルメット以上の強度を持つ「最強の帽子」。スニーカーのように軽く、毎日履け、安全靴並みの強度を持つ「最強の靴」など、凄ワザが挑んできた日常からできる震災対策グッズ。さらに、商品化を進める「その後」を追跡取材。
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