春を迎える祭り (ティンダ)


 私がティンダを訪れたのが、ちょうど冬にお別れを告げて春を迎えるお祭りの日だった。広場の中央舞台には、おそらくアマチュアだと思われる歌舞団の男女が立って明るい歌を披露し、その前後には市長や聖職者の挨拶もある。そして、若者による力比べなどのアトラクションもあって日本のお祭りと一緒。ロシア語で難しそうな名前のお祭りだったが、あとで別の町のロシア人に聞いたら結局マースレニッツァなのだという。 祭りにはたくさんの屋台が出てシャシリクやらピロシキなどの食べ歩きができるのも日本のお祭りと同じ。大都市ではないから、こうしたお祭りにはもう町中の人全部が集まるという感じで、地元の人は一歩進むごとにすれ違う人と挨拶を交わさなければならないほどだ。  (2001年3月撮影)

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通り (ティンダ)


 新市街の通りの一つ。ロシアのヨーロッパ部の都市なら、町ができて何百年という横断幕があったりするものだが、ここでは市制25周年を祝う看板が出ていて、ほんとうに若い町だということがわかる。BAM鉄道のためにできた町なのだ。  (2001年3月撮影)






アパート (ティンダ)


 上の通りのあたりで見かけたアパート。これのデザインを見てもやはり若い都市だという感じがする。  (2001年3月撮影)






ノーヴァヤ・チャラ


 前の晩ティンダを出たモスクワ行きの列車で、翌朝最初に長時間停車した駅。ティンダから600kmほど西。気温は低かったが、天気が良く、すがすがしい日の出であった。旅行会社のくれたリーフレットによると、この町の近くには炭坑があるという。  (2001年3月撮影)

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